まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「数学者の夏」藤本ひとみ

2020-11-25 17:13:03 | 読書のすすめ
今日の群馬は晴れのち曇り。
寒い一日となりましたが
これが普通の寒さなのかな?

さて 藤本ひとみの「数学者の夏」を読みました。



何故この本を読もうと思ったのかは
我ながら謎です。
結果的には面白かったですが
戦争がからむので 粗筋を知っていたら
避けていた本だと思いました。

藤原正彦さんの数学者エッセイ(「若き数学者のアメリカ」「遥かなるケンブリッジ」など)で
勝手に 数学者に親しみを感じているからなのかしらん?(;^_^A

それとも 久々に藤本ひとみが読みたい気分だったのか?💦



ずっと長い間 数学の成績を家族からも教師友人からも称賛され
特別扱いを受けてきた高校生 上杉和典。
しかし 数学上で立ち往生し 
伊那谷の学生村(国内留学のようなもの)で 
一人になれる環境を求めた。

伊那谷村は かつて満州に村ごとの開拓団を送っていた。
しかし 田畑や家屋敷まで手放して渡った
満州での暮らしは決して楽ではなかった。

そんな伊那谷村でのホームステイが始まり
和典はある事件に巻き込まれる。



シリーズものばかり読んでいるためか
前半は まったく物語に集中できず。
ミステリーじゃないのお?と思いながら
もう読めないかもと思った後半。
読むのをやめるのが億劫になるほど
先が気になりました。

できれば前半から読み直したい気分ですが
予約がついているため返却しないとなあ。
残念です。

最近複雑なミステリーは 
鶏頭効果?で 伏線が回収できないんですよね。TT

こんな私が言うのもなんですが お勧めです。
また藤本ひとみが読みたくなり 
「アンジェリク」を予約しました。

近所の公園。

コメント (6)
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