まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「諸葛孔明 時の地平線」諏訪緑

2022-06-09 07:50:49 | 読書のすすめ
今日の群馬は雲地のち晴れのち雨?💦
気温は上がるようです。

さて 諏訪緑「諸葛孔明 時の地平線」を読み返しています。(なん十回目かな?)
お行儀的には問題ですが お風呂で読んでいるので
ゆっくりとした進みですが ついに最終巻14巻になりました。



諏訪緑さんはなんとも味のある話を書く方で
他にも「玄奘西域記」などもあります。


「時の地平線」は子供の頃弟妹とともに戦火の中流浪し
逃げのびた先で農夫として生活していた孔明が
劉備に何度も説得され 軍司として迎えられる。

本物の孔明がどんな人か知りませんが
この孔明は 少々頭でっかちではあるものの
流浪する民の苦労を知り 人を殺す度に
吐きながら一人一人を弔おうとしてしまうような人間です。

劉備は 少女漫画ならぬおっさんとして描かれていますが
でもこのおっさん劉備。
孔明から「自分が悪に落ちたらどうするのか?」と問われ
「そのときは一緒に沈むだけだ」と答える度胸を持ち
実際 何度も多くの人を失いすぎて 
戦略にて暴虐の限りを尽くそうとしてしまう孔明を
正気に戻しています。
かなりカッコいいです。

何度も他人から押し付けられる流浪の農民を何十万人も
生活できるようにしようとこつこつと保護したり警護したりする
徳にあふれる人です。

そして このほかにも周瑜をはじめとした魅力的な武将も登場します。
私が一番好きなのは 趙子龍と馬超でしょうか。
あとは孔明の妻 黄英(月英)です。

とても魅力的なキャラクターがたくさん登場するので
一位を決めるのは難しい。
そんな漫画です。

おすすめです。

いつかの青空。



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