23日の衆参補欠選挙で、5選挙区の内4選挙区で自民党候補が当選し、議席を増やした。
早速、岸田首相は「国民から重要政策をしっかりやり抜けと叱咤激励を受けたと受け止めている」と発言。彼の見かけを狙ったパフォーマス手法が功を奏したということなのだろうが。
この選挙の投票率、千葉5区・38.2%、和歌山1区・44.1%、山口2区・42.4%、山口4区・34.7%、参院大分・42.5%で、いずれも50%を割りとても国民の意思を十分反映しているとは言えない結果です。
同時期行われた統一地方選挙の投票率も無投票当選も多く低調でした。
議会制民主主義が大きく揺らいでいると危惧します。制度の基盤となす選挙に過半数の人たちが参加していない。現実的に国民の声が議会に届いていないということです。これでは民主的な政治が行われているとはいえません。
制約が多く国民と政治を遠ざけ議員達の政治活動が良く見えなくしている選挙制度と「三バン(地盤・看板・鞄=お金)」で進められる有力者中心の選挙のあり方、そして戦後、自民党が「憲法改正」をかかげ保守政権をリードしてきた中で、現憲法の基盤となっている「民主主義」理念の周知と教育の徹底を怠ってきた結果ではないかと思っています。
このまま唯政権維持をめざし、やってるポーズの中身のない「パフォーマス政治」が続けば、今国民が直面している様々な困難の根本解決はされないまま「日本の落日」に進んで行くのではないでしょうか。
「無いない」づくしの岸田政権;
*その場しのぎ策ばかりで根本解決をめざさ無い。
*国民の窮状を正面から対応しようとし無い。
*国の存立を脅かす「食料やエルギーの低自給率」の具体的な解決策を講じようとし無い。
*国会で野党の追及に口先だけの答弁で誠意ある対応をし無い。
*財政難を国民に強調しながら利権政治に邁進し、自分の無駄遣いはやめない。(人気取りのための金ばらまき政策=これも利権がらみ、需要な目的と思われない度重なる外遊など)
*米国の兵器爆買い要求や在日基地経費負担拡大を断わら無い。
*原発の再稼働推進、悲惨な福島の原発事故を反省し無い。
*日本で収奪した献金を韓国本山に毎年数百億の送金を続ける「カルト集団・統一教会」と自民党の関係を明確にし無い、まともな被害者救済に動かない。
*国民にとって何の益もない「マイナンバーカード(=これも利権がらみ)」を推進し、国民の不便・不利益を返り見無い。
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