誇りある内閣総理大臣である岸田氏。一国の長としてどうにもふさわしいと思えない素行。
自分の息子を首相秘書官に登用し、その息子がこともあろうか公邸である首相官邸で親族や友人を集めて忘年会を開いて大はしゃぎ、それがSNSで話題となり拡散。しかもそこに総理自身が顔を出していたという。
話題になった当初は、その息子をかばっていたが結局辞めさせました。処罰しての更迭ではなく「辞職」扱いにして。また、総理自身が顔をだしていたことついて、国会で釈明「公邸の中には私的なスペースと迎賓機能を持つ公的なスペースがある。私的なスペースで親族と同席した」と。SNSで撮影された息子がはしゃいでいた場所は明らかに公的スペースと思われます。その折、彼はそれを問題にしていなっかったということです。
問題は首相自身の倫理観である。息子を首相秘書官登用したのは、自分の跡継ぎとして経験を積ませるためだったと言われる。つまり息子を世襲議員にすることを考えいたのだ。これらは、明らかに首相の地位利用の職権乱用で、重大な憲法違反です。どういう訳か本人は無頓着、「御上」に忖度する日本のマスコミも余り問題にしていないようです。
日本の選挙、よく「三バン;地盤、看板(肩書)、鞄(お金)」が必要と言われますが、近年「議会制民主主義」の弊害になっているいわれています。何の[バン]も持たない人の立候補を困難し、事実上「法の下」での平等が守られないこと、一般国民の自由な政治への参加の機会を奪っていることになるからです。彼には全く「国民のための政治」という意識がないわけです。
彼は就任以来、その席を守ることに執念を持ち,党内の支持を取り付けるため定見の無い施策を繰り広げ、国が膨大な借金を抱えているというのに、予算拡大、軍備拡大、外遊と外国支援、手当バラマキと、いかにもやってる感を振りまく中身のないパフォーマンスばかり、「オレは首相」としゃいでいるようです。「子は親の背中を見て育つ」といいますが、息子はしっかり親を見習ったということでしょう。
誰がこんな人物を首相にしたのでしょう。
最近のテレビは制作費が安い「食レポ」番組花盛りですが、日本の食料自給率は3割程度、円安が食関係の物価を押し上げています。物価も上昇していますが、国民の所得は30年横ばい状態、今年は昇給が進んだと言いますが、昨年に比べ実質賃金は3%下落していると言います。
エネルギー自給率は12%程度、政府は電力不足を「原発」で補うと言いますが、そもそも原発の燃料はほとんどが輸入に頼っています。
少子化が進んでいます。このままいけば、近い将来人口が3割になるのではといいます。
しかし、今の政府は軍拡予算に固執し、こういった日本の未来にかかわる根本課題を政治の正面に据えていません。日本の未来に暗雲が立ち込めています。
岸田政権の5月の支持率は46%だそうです(NHK調査)。
支持率上昇に気をよくしている岸田首相は「国会解散」を目論んでいるといいます。
もし選挙となれば、国民の投票行動が「日本の未来」を決めることになるのですが・・・・