ColFiore*~ Colorful, Flowery, Aromatic Life お花と香りのある暮らし

Flower & Aromalife coodinator、Jazz singer きぬこが綴るハッピー生活☆

讃美歌と共に生きたあなたへ。

2013-07-22 17:15:32 | その他
親戚の伯母さんが亡くなって、
慌ただしい日々でした。


失ってから気づく、あまりにも多くのこと・・・。



私にとって伯母さんは、普通誰にでもあるような関係の伯母さんで、
年末年始に大阪に帰って来て、一緒に数日を過ごす、といった感じでした。
他愛もない会話をし、一緒に紅白を見て、お正月の準備をしたり・・・とか。

要は、彼女が生涯を通してやって来たこと、生きざまについては
ほとんど触れることが無かったのです。

クリスチャンになったことは知っていましたが、
実際に彼女がどういった活動をしていたのか、どんな考えを持っていたのか、
なぜ、クリスチャンになったのか、など、
ほとんど話をする機会がなかったのです。



突然の死、数年ぶりの再会がこんな形になるとは、
まったく想像していませんでした。


クリスチャンであった伯母の葬儀は、教会葬となり、
私たちは急いで東京へ向かったわけです。


伯母さんがずっと、通っていたという教会へ足を運び、
共に活動をされていたという牧師さんや、親しくしていた人と
初めて顔を合わせ、伯母さんの生きてきた道を聞くことができたのです。


伯母さんは、二十歳そこらで、神学校に通い、クリスチャンとなり、
キリストの教えを人々に伝えるために、讃美歌という音楽の重要性を
感じ、音楽を学ぶため大学に通い、そしてそれから今日までの60年余りの
年月を、教会のために捧げ、キリストと共に生きて来た人でした。


教会葬に集まった人達は皆、伯母さんのことを”先生” ”先生”と呼び、
本当に心から慕っていたようでした。

礼拝や、教会のイベント、キリストの教えを広げるために、毎日、毎日、
祈りと感謝を歌にして、生きてきたのです。


私たちのことを、いつも、祈っていてくれていました。


今の私も、間違いなく、伯母さんの祈りの力があって、幸せなのです。



告別式は、この世に残された私たちの悲しみがありながらも、
皆で歌を唄い、どこか温かく、行われました。

伯母さんは、生涯独身を通し、一人で生きていたので、
私たちはそれをとても心配していて、 こうして一人で逝かせたことに
大きな悲しみと罪悪感を受けていましたが、教会の皆様が家族のように温かく、
伯母さんには、こんなに素敵な家族に囲まれていたんだ、と分かった気がしました。


二十歳という若さで、生きる目的や自分の生きる道を選択、決断し、
生涯を通して、亡くなるその日まで、礼拝のリハーサルをし、
キリストの教えと共に生きた伯母さん。
讃美歌が、生きる支えになっていたのでしょう。



私たち家族は皆、伯母さんへの敬意を胸いっぱいに感じ、
大阪へ帰ってきました。


伯母さんの歌は、教え子であった聖歌隊達が歌い続け、
人々の光となるのでしょう。


あんとちゃん、ありがとう。


祈りを、ありがとう。

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