曇りで風もあまりなく、キャブの分解はまだしも清掃はキャブクリーナー等のケミカル類を結構使うので、外で作業である。
ネジザウルス、流石や。ドライバーの合わせるところが逆ピラミッドみたいな凹みになっているようなネジでも、頭出とるならば浸透潤滑材吹いてしばらく放置の後に、頭引っ掴んで回して抜けるのである。首のところで折れて埋まっているようなのはダメだけど、なんか出てて摘まめれば何とかなる感じ。
ネジは普通のだから、全部新しくしてしまおう。
分解は終わったが、中がなかなかもう海底に沈んで50年以上たって珊瑚とか付着しちゃった沈没船みたいな状態なのである。
そこでヤマハのキャブレタークリーナーの出番である。
ブシューと吹くと泡泡になるので、そのまま30分ほど放置である。
その後、パーツクリーナーで残ったキャブクリーナーを洗い落とし、エアブロー。
まだこびり付いている褐色状物質もナイロンブラシで落とし、外回りもオイル拭きして(最初に比べれば)綺麗にする。
分解と清掃で3時間くらいの作業か?
通常、エンジンの各気筒の状態が均一であれば、キャブの個体差が少なければキャブのジェットの番手含む設定もほぼ同じになるはず。
しかし、2台のキャブの各ジェットの番数が違うのである。
まあ、エアースクリューが片方無いくらい出鱈目状態だったんだから参考にしてよいのか微妙だが、逆にこの設定で均一に動いてたなら、二つの気筒の状態がズレているか、キャブの個体差が大きいかということが考えられるのである。
ということで、キャブの燃調キットを発注しつつ、次の作業はエンジンの確認。まずは各気筒の圧縮を指先で確認して、ヘッドを外して中を目視確認だろうか。
(追加修正?:そもそもV型とか前後気筒で条件・状態が違っちゃってて番手も違うのは、存在するのであった。やはりサービスマニュアルは読むべきだという話しである。)
それでなんかヤバそうだったら、シリンダーを外して確認と進むことになるはず。
排気デバイスの確認もしておきたいから、シリンダーまで外すことは決定かもしれない。
シリンダーを外せば、感触でだけになるけれど、クランクシャフトの方のガタが出ていないかくらいもわかるし。