前方気筒のキャブのメイン系の設定は、やたらリーン(燃料希薄)になっているけれど、後方気筒は標準設定。パイロット系は両方標準設定である。
???
後方気筒のキャブにはアイドルアジャスタースクリューが欠落しているのであるが、プラグの状態を見ると前方気筒は、若干リッチ(濃い)気配があるのである。
アイドルアジャスターが欠落しているということは、スロットルワイヤーが緩んでいる際のスロットル開度が全閉ということとなるはずで、すなわち回転数は最低になり、場合によっては「止まろろうとする」ということ。
それなのにアイドリングして止まらないとしたら、アジャスターの付いている前方気筒がアイドリングを維持しているからと考えられるのである。
ということで前方気筒のアイドリングアジャスターの設定は、恐らくスロットル開の方向になっており、それも場合によってはかなり開けた状態だったのかもしれない。
前方気筒については、スロットル開度の割に回転数は常に低目になるので、メインジェットが効きだすのが早すぎて、リーンに寄せている?
アジャスタースクリューは、結局自作するのである。その方が手っ取り早く、安上がり。
ついでだからボロボロのドレインスクリューも作ってしまうか・・・固着していてボロボロすぎて、エンジンにキャブが付いている状態で抜けなかったという、機能上の存在意義がなくなっちゃっていたくらいの劣化具合だし。
後方気筒にアジャスタースクリューが付けられて、ある程度まともになれば、前後キャブを標準の設定から設定開始で良いかもしれない。エンジン本体次第ではあるけれど。