(Sometimes I'm Happy.)

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紹介&メモ/「文庫・さよならバードランド」

2008年11月30日 | 2006_2010_memo
 語って、語って、語りつくし、自分の記憶がジャズの歴史に変わる。
 愛する人たちへ、愛する人たちのことを伝える。
 ビル・クロウが存在したことで、我々は事実を知ることができた。
 村上春樹の翻訳はハードボイルドではないが、読みやすいことには変わりがない。


「さよならバードランド」あるジャズ・ミュージシャンの回想
作:ビル・クロウ
訳:村上春樹
刊:新潮文庫
この作品は、平成8年1月に新潮社より刊行された。
定価:本体857円(税別)

【文庫カバー解説より】
ビル・クロウ (Bill Crow)
1927年アメリカ西海岸生れ。ジャズ・ベーシスト。'50年代からニューヨークに移り、スタンゲッツやジェリー・マリガンのレギュラー・ベーシストとして活躍した。ジャズ評論も手がける。他の著書に、「ジャズ・アネクドーツ」(一部修正)がある。
【文庫背表紙より】
モダンジャズの黄金時代、ベース片手にニューヨークを渡り歩いた著者の自伝的交遊録。パーカー、エリントン、マイルス、モンク等の「巨人」たちからサイモンとガーファンクルに到るまで、驚くべき記憶力とウィットにとんだ回想の中で、歯に衣着せぬ批評の眼がきらりと光る。訳者村上春樹が精魂傾けた巻末の「私的レコード・ガイド」は貴重な労作である。
(書籍表紙 ※書籍定価:3,045円)