(Sometimes I'm Happy.)

好きなことを記録しているノートです。
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Memo/「パコと魔法の絵本」

2008年09月27日 | 2006_2010_memo
goo映画


 うれしい。見ることが出来て、ほっとする。

 この映画で心打たれない人はいないだろう。役所広司の存在感は圧倒的で、シェイクスピア劇のパロディのようにわかりやすい演技をしている。大貫=役所広司とパコ=アヤカ・ウィルソンとの二人のシーンは、観客の気持ちをやさしく静かに包んでくれる。中島監督の描きたかった世界が、そのまま何の落ち度もなく、我々の心の中にスッと音もなく入ってくる。快感だ。

 お話は、最初ピンと来ない。何かカルト的なコメディ映画を、知らぬ間に見に連れて来られたような場違いな感覚に襲われる。しかし、しばらくするとおかしな演出の世界が、ストーリーに厚みを加え始める。息を殺して用心深く映画を見続けていると、やはり自分が間違いなくこの映画を見に来たのだ、という実感が湧く瞬間が訪れる。そーなると止まらない。アヤカ・ウィルソンの可愛らしさや阿部サダヲの臭い演技、小池栄子の力ずくの芝居に見とれ、魔法の絵本の世界に引き込まれてしまう。そして、クライマックス。泣けて、泣けて、もう一つおまけに泣けてくる。

監督・脚本
中島哲也

原作
後藤ひろひと

出演
役所広司
アヤカ・ウィルソン
妻夫木聡
土屋アンナ
阿部サダヲ
加瀬亮
小池栄子
劇団ひとり
山内圭哉

製作年 : 2008年
製作国 : 日本
配給 : 東宝
上映時間 : 105分

公式サイト

【goo映画より引用・作品解説・紹介 - パコと魔法の絵本】
一代で会社を作り、我侭放題に生きてきた大貫は、持病で入院していた。病院には、患者も医者も看護婦もクセのある者ばかりが集まっていた。その中で唯一、ピュアな心を持っていたのが、交通事故で入院した少女パコ。我侭な大貫だったが、パコの優しい心に打たれ、毎日、絵本を読み聞かせるように。しかし、事故の後遺症でパコの記憶が一日しか持たないと知った大貫は、パコのために絵本をお芝居にしようと病院の人々に呼びかける。

『下妻物語』、『嫌われ松子の一生』など、カラフルで毒のある作品を放ってきた中島哲也監督作品。原作は、後藤ひろひとの舞台「MID SUMMER CAROL ガマ王子VSザリガニ魔人」。我侭で孤独な老人と清らかな心を持った少女の交流をシニカルに描いたブラックなファンタジー映画。“病的”な人々が繰り広げるカオスなクライマックスが見どころ。意外なオチもナイス。主演は、役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、阿部サダヲほか。日本映画界を代表する豪華キャストだが、ほぼ全員がこれまでと全く違った役に挑んでいるのに拍手を送りたい。特に、これまでのキャリアを全て捨てるかのような汚れ役を演じた妻夫木聡は絶賛もの。

神主さんの一言。

2008年09月23日 | 2006_2010_memo
昨日、ある地方の美術館で神主さんとお話しする機会があった。


いつでも運良くうまいこと行くなんてことはなくて、

1年、2年と好調に来たときには、次には困難なことがあるのは当然だという。

人間はあさはかだから、いいことがずっと続けば良いと願い、神頼みをする。

たまぁに、神頼みをしてお願い事ばかりするようではいけない。

神様に喜んでもらおうと、毎日真面目にきちんと務めていれば、

それが自分にもご利益をもたらすことになるのだという。

神の道は真っ直ぐだが、人の道は曲がりくねっているのが当たり前。

(人の道が曲がっているからこそ、参道などの神の道は真っ直ぐに作られているのだという。)

人生、山あり谷ありというけれど、ずっと低迷し続けることもなければ、

ずっと好調が続くこともない。


そんな話を聞いていて、納得してしまった。

Memo/別府あゆみ

2008年09月15日 | 2006_2010_memo
魔法戦隊マジレンジャー・小津芳香(マジピンク)役から、スケアクローマンにてホーンヘッド役で活躍中!

 思い出したので、別府あゆみのことをメモしておく。極めて私的なことで申し訳ないが、「通りすがり諸兄」に関してはお許しいただきたい。

 また、あらためて調べてみると所属プロダクションはイエローキャブである。イエローキャブといえば、スズキさんが勤めている。昔OHNOさんのところにいて、いっしょに制作したりスタジオで編集した。先頃、ISEさんが会社を移るときには、カメラマンと編集を引き受けていてくれたらしく、小生のマイナスワンCDの操作をしてもらったりした。スズキさん、芳香ちゃんといっしょに仕事したてたんだね。別府あゆみさん、いいタレントさんになるよう心から応援しています。

「魔法戦隊マジレンジャーから・プロフィール」


「魔法戦隊マジレンジャー・インタビュー“芳香ちゃんがうらやましいです”」


別府あゆみ AYUMI BEPPU
生年月日: 1983年6月14日
出身地: 大阪
趣 味: 映画・舞台鑑賞・読書
特 技: 料理・テニス
血液型: B型
サイズ: 164 80/58/84 S23.5
ブログ: あゆみのいえ
最新情報は
別府あゆみオフィシャルサイト

スケアクローマンにてホーンヘッド役で活躍中!


◇20081124
ファ見る!08年11月号
出演:別府あゆみ 他各回スペシャルゲスト
内容:ファミリー劇場のラインナップをもっと楽しく見る!ためのトリビアや、出演者インタビューなどを盛り込んだ一味も二味も違う趣向でお届けする情報バラエティー。MCは幅広い層に人気がある「別府あゆみ」さん。彼女が、ファミリー劇場から特命を受けた「面白番組リサーチャー」としてスペシャルゲストの「影の声」とともに絶妙かつ微妙な?掛け合いを展開しつつ番組は進行します!お見逃しなく!(08年)

『ファ見る!』1周年記念 あゆみの事件簿~ 放送決定!「レジーナの森」湯けむり殺人ミステリー ~
出演:別府あゆみ、川□麻世、加藤 鷹、滝川英治、秦みずほ ほか
内容:MC別府あゆみと有名声優が、ファミリー劇場のオススメ番組を紹介する、情報バラエティ『ファ見る!』。番組の1周年を記念して、ファミリー劇場では『ファ見る!』の番組世界を生かした“バラエティ・ドラマ”を放送します!湖の底に沈んだ村の悲しい過去が生んだ惨劇・・・犯行現場から紛失した放送決定ボタン・・・事件のカギは15年前のダム反対運動・・・残された少女はやがて巫女に・・・そしてラストに訪れる衝撃の結末とは!?(08年)

cyborgshe....again !

2008年09月14日 | 2006_2010_memo
「僕の彼女はサイボーグ」DVD・10月17日、ついに発売!
 
 そうか、ついに発売か。

 あれから、汗流したり、冷や汗流したり、風引いて寒気を感じたり、怒られたり、泣きたくなったり、笑ったり、爪かんだり、クシャミしたり、歯を磨いたり。。。。とにかく、酒飲んだり、酒飲んだり、酒飲んだりしているうちに、ついに発売だ。

 クァク・ジェヨン監督のハズレのない映画をまたみることができるんだな。感動だな。

■スペシャル・エディション【2枚組】
 定価 6,090(税込)
 本編ディスク(約120分)+特典ディスク(メイキング、インタビュー映像満載!!/約100分)
 16:9LBビスタサイズ/音声①5.1chサラウンド②dts5.1chサラウンド/字幕①音声解説②英語

■通常版(1枚組)
 定価 3,990(税込)
 本編ディスク(約120分)
 16:9LBビスタサイズ/音声①5.1chサラウンド②dts5.1chサラウンド/字幕①音声解説②英語

発売元:ギャガ・コミュニケーションズ
販売元:アミューズソフトエンタテインメント

Albert Ayler

2008年09月11日 | 2006_2010_memo
☆20数年ぶりの「Spiritual Unity(1964)」。

 綺麗なビアズレーでも、沼袋の三畳間のアパートでも、新宿のびざーるでも、聴いた。

 激しく咆哮するテナーサックス。暴力的で孤独であり、陽気。フリージャズは、かつて我々の気持ちをすべて代弁してくれていた。ストイックに過激に失恋しながら、大笑いする。それが60~70年代のフリージャズだった。

 久しぶりにアルバートアイラーが聴きたくなったとき、CDをきちんと購入する気になった。家に帰って、昔のように部屋に一人正座してヘッドホンで聴いた。 完璧だ。

 随分以前、H大学にテッド・ダニエル(tp)率いるロフトジャズの面々がアメリカからやって来たとき、その集団即興ジャズに加わりたくて、楽器を持って駆けつけた。必死になってテッド・ダニエルの前でコルネットを好き勝手に鳴らし続けているうちに曲は終わっていた。若くて熱かったし、無知だった。しかし、それが武器だった。アルバート・アイラーは、そのシンプルな気持ちを思い出させてくれる。



Albert Ayler(saxophone)
Gary Peacock(bass)
Sunny Murray(percussion)

Recorded in New York City
on July 10,1964

1. Ghosts: First Variation
2. Wizard
3. Spirits
4. Ghosts: Second Variation

Memo/日曜邦画劇場「クローズド・ノート」

2008年09月10日 | 2006_2010_memo
「クローズド・ノート」を見たのでメモしておくよ。

 いい映画じゃないの。日本映画専門チャンネルで見ることが出来て、ラッキーだった。沢尻エリカの挨拶コメントで有名になってしまって、見る気が起こらなかったけれど、改めて見てみるとこの映画は満足できる。特に沢尻エリカのイモくさい演技と堂々とシャープにセリフを言いまわす場面が交錯したときに、ゾクゾクする。
 沢尻エリカ出演では「風味絶佳」も「手紙」も良かったが、行定勲監督のアイドルに優しい演出がうれしい。万年筆店での時間が止まったような演技、マンドリンを演奏しながら失敗するシーン、どれもこれも素敵だ。
 ストーリーでは、“ノート”が観客を引き回しタイムスリップ的な演出が入るところがまたいい。こんなときの竹内結子は本当に綺麗で、ファンでなくてもいつまでも見ていたくなる女優の一人だね。

出演 沢尻エリカ/伊勢谷友介/竹内結子/永作博美
監督 行定勲
原作 雫井脩介
脚本 吉田智子/伊藤ちひろ/行定勲
公開年 2007年
上映時間 141分

【日曜邦画劇場より引用(あらすじ)】
 引越し先の部屋で見つけた一冊のノートによって運命が大きく変わるヒロインの姿を、過去と現在を交錯させて描くミステリー仕掛けの恋愛ドラマ。監督は「春の雪」の行定勲、主演は「パッチギ!」の沢尻エリカ。教師を志す大学生の香恵(沢尻)は、入居したアパートで前の住人が忘れたらしいノートを見つける。それは伊吹という名の女性教師(竹内)の日記で様々な思いが綴られていた。読むうちに香恵は伊吹の切ない恋愛に引き込まれていく。

【放送日】
日曜邦画劇場「クローズド・ノート」
2008年09月07日(日) 22:00
2008年09月14日(日) 12:00
2008年09月19日(金) 22:00
2008年09月27日(土) 19:00

Memo/映画「狼少女」

2008年09月06日 | 2006_2010_memo

深川栄洋監督作品
2005年/35ミリ/カラー/106分
主人公・大田明役・・・・・・・・・・・鈴木達也
転校生・手塚留美子役・・・・・・・・・大野真緒
クラスのいじめられっ子・小室秀子役・・増田怜奈

 こんな映画、まだ作られていたんだな。昭和が舞台だし映像の印象も飾り気がないので、ずっと昔の映画かと思ったら意外と新しい。大野真緒のはっきりとしたセリフ回しも好感が持てた。
 お話の最後の方で、鈴木達也がトラックの荷台に乗った大野真緒へランドセルを投げるシーンは感動的だ。しかし、そのランドセルの中から励ましのコメントが書かれた白い上履きが出てくる。いつ書いたんだろうと思ってしまうが、こういう娯楽映画らしさが気に入った。(笑)



皆、見たほうがいいよ~。結構癒されるから!