ずっと以前のこと。
トランペットで参加していたバンドがライブでやる曲を決めていたときに、ピアノの斎藤さん(♀)の発案で、ラッパをフロントにした曲は「I fall in love too easily」に決まった。そのころ、マイルスの「Seven steps to heaven」は聴いたことがなかったので、斎藤さんが書いてくれた譜面の通りに練習してステージに臨んだ。ところがリハーサルを終えると、それを聴いていてくれた土岐英史(as)さんが、コードが違っているところがあると指摘してきた。自分で吹いていて言うのもなんだが、どこが違うのかわからないが、なんとなくツマラないコードだなとは感じていたのだが、マイナー・コードの曲だしそんなもんだろと思っていた。コードを変更するかどうするか、それなりにミンナでちょっと相談してみたりしたが、結局、サックスの矢口さん(♂)が、「いまさらコードを修正しても本番で間違っちゃうのもなんだから、このままいこー」ということで、そのまま演奏することにした。ライブでは、ペットのテーマを吹き終えてアドリブに入ろうと思ったら、斎藤さんが土岐さんの指摘からつながるソンナコンナのお話で緊張していたせいか、ラッパのアドリブ2コーラスを平気ですっ飛ばして、ピアノソロをはじめてしまうハプニング!でも、負けじとソロを奪いきって、ベースと倍テンに展開してそこそこイイ感じでやり終えた。その晩、ライブの後で、ちょっと斎藤さんが可愛く見えたのは、打ち上げのビールを飲みすぎたからだけではなかったように思う。
今日、あらためてハービーハンコックの「カルテット」を聴いてみて(これは1981年の録音なんだけど)、ウィントン・マルサリスの「I fall in love too easily」は、オレより年下なくせして、やはりイケテル演奏をしている。(そんなこと書くまでもなく、当然のことなのだが。。。)ちょうど、あの頃なんだよな、こんな曲やってたのは。。。。天才とシロウトの違いをイヤってほど感じるこの演奏は、東京での録音(全体のフィーリングみたいなものが多分ニッポン!)ということもあり、日本人好みだし19才の少年が吹いてる演奏とは思えない音楽性でスゴイと思う。一度聴いてください。
トランペットで参加していたバンドがライブでやる曲を決めていたときに、ピアノの斎藤さん(♀)の発案で、ラッパをフロントにした曲は「I fall in love too easily」に決まった。そのころ、マイルスの「Seven steps to heaven」は聴いたことがなかったので、斎藤さんが書いてくれた譜面の通りに練習してステージに臨んだ。ところがリハーサルを終えると、それを聴いていてくれた土岐英史(as)さんが、コードが違っているところがあると指摘してきた。自分で吹いていて言うのもなんだが、どこが違うのかわからないが、なんとなくツマラないコードだなとは感じていたのだが、マイナー・コードの曲だしそんなもんだろと思っていた。コードを変更するかどうするか、それなりにミンナでちょっと相談してみたりしたが、結局、サックスの矢口さん(♂)が、「いまさらコードを修正しても本番で間違っちゃうのもなんだから、このままいこー」ということで、そのまま演奏することにした。ライブでは、ペットのテーマを吹き終えてアドリブに入ろうと思ったら、斎藤さんが土岐さんの指摘からつながるソンナコンナのお話で緊張していたせいか、ラッパのアドリブ2コーラスを平気ですっ飛ばして、ピアノソロをはじめてしまうハプニング!でも、負けじとソロを奪いきって、ベースと倍テンに展開してそこそこイイ感じでやり終えた。その晩、ライブの後で、ちょっと斎藤さんが可愛く見えたのは、打ち上げのビールを飲みすぎたからだけではなかったように思う。
今日、あらためてハービーハンコックの「カルテット」を聴いてみて(これは1981年の録音なんだけど)、ウィントン・マルサリスの「I fall in love too easily」は、オレより年下なくせして、やはりイケテル演奏をしている。(そんなこと書くまでもなく、当然のことなのだが。。。)ちょうど、あの頃なんだよな、こんな曲やってたのは。。。。天才とシロウトの違いをイヤってほど感じるこの演奏は、東京での録音(全体のフィーリングみたいなものが多分ニッポン!)ということもあり、日本人好みだし19才の少年が吹いてる演奏とは思えない音楽性でスゴイと思う。一度聴いてください。