(Sometimes I'm Happy.)

好きなことを記録しているノートです。
ようこそいらっしゃいました。おくつろぎください。

「I fall in love too easily」とピアノの斎藤さん

2007年08月28日 | 2006_2010_memo
 ずっと以前のこと。

 トランペットで参加していたバンドがライブでやる曲を決めていたときに、ピアノの斎藤さん(♀)の発案で、ラッパをフロントにした曲は「I fall in love too easily」に決まった。そのころ、マイルスの「Seven steps to heaven」は聴いたことがなかったので、斎藤さんが書いてくれた譜面の通りに練習してステージに臨んだ。ところがリハーサルを終えると、それを聴いていてくれた土岐英史(as)さんが、コードが違っているところがあると指摘してきた。自分で吹いていて言うのもなんだが、どこが違うのかわからないが、なんとなくツマラないコードだなとは感じていたのだが、マイナー・コードの曲だしそんなもんだろと思っていた。コードを変更するかどうするか、それなりにミンナでちょっと相談してみたりしたが、結局、サックスの矢口さん(♂)が、「いまさらコードを修正しても本番で間違っちゃうのもなんだから、このままいこー」ということで、そのまま演奏することにした。ライブでは、ペットのテーマを吹き終えてアドリブに入ろうと思ったら、斎藤さんが土岐さんの指摘からつながるソンナコンナのお話で緊張していたせいか、ラッパのアドリブ2コーラスを平気ですっ飛ばして、ピアノソロをはじめてしまうハプニング!でも、負けじとソロを奪いきって、ベースと倍テンに展開してそこそこイイ感じでやり終えた。その晩、ライブの後で、ちょっと斎藤さんが可愛く見えたのは、打ち上げのビールを飲みすぎたからだけではなかったように思う。

 今日、あらためてハービーハンコックの「カルテット」を聴いてみて(これは1981年の録音なんだけど)、ウィントン・マルサリスの「I fall in love too easily」は、オレより年下なくせして、やはりイケテル演奏をしている。(そんなこと書くまでもなく、当然のことなのだが。。。)ちょうど、あの頃なんだよな、こんな曲やってたのは。。。。天才とシロウトの違いをイヤってほど感じるこの演奏は、東京での録音(全体のフィーリングみたいなものが多分ニッポン!)ということもあり、日本人好みだし19才の少年が吹いてる演奏とは思えない音楽性でスゴイと思う。一度聴いてください。

ブルー・サージと高円寺ジャズ喫茶「ニカス」(1975)

2007年08月26日 | 2006_2010_memo
 サージ・チャロフといえば、ハードバップのバリサク(バリトン・サックス)奏者だ。バリサクといえば、ジェリー・マリガンを思いつく諸兄も多いと思うが、サージ・チャロフはバリサクのチャーリーパーカーとも言われ、軽いアドリブ・フレーズがジェリー・マリガンよりも臭くて懐かしさを感じさせてくれる点で通好みと言っても良いかもしれない。
 最初に聴いたサージ・チャロフは、やはり代表作の「ブルー・サージ」である。そのレコードジャケットは、ボディトルソーに青い生地のサージがつけられて、その隣に美人の女性がバリトンサックスを軽くつまんで立っているという1956年ならではの印象的なイメージが使われていて、これまたジャズ好きにはたまらんジャケットであった。

「Blue Serge」
Serge Chaloff

A Handful Of Stars
The Goof And I
Thanks For The Memory
All The Things You Are
Ive Got The World On A String
Susies Blues Serge Chaloff
Stairway To The Stars

サージ・チャロフ(b.sax)
ソニー・クラーク (p)
ルロイ・ヴィネガー (b)
フィリー・ジョー・ジョーンズ (ds)

 ブルー・サージを初めて聴いたのは、1975年、高円寺のニカスというジャズ喫茶に行った時だ。
 そもそもニカスに行ったのはなぜか?当時知り合ったI子がこの店を紹介してくれたからだったかどうだったか忘れてしまったが。。。ふらふらと普段行かない高円寺にI子とT君と行ってみたわけだ。まあニカスの印象ときたら、ジャズ喫茶とは思えないような真面目な外観で(といっても入り口のドアしか見えないのだが)、なぜなら床屋のガラスのドアみたいなのが商店街の通りにそのまま明け透けで面していて、シケこむことの正しさや隠微さのカケラも感じられない店だった。
 しかし、ニカスという名前は純正だ。ニカスはバップ奏者たちのパトロンだったニカ夫人の名前からつけられたことが容易に想像できたし、そういう点ではイケてる店だろうという期待感があった。パーカーが死んだのもニカ夫人の部屋だったと思うし、セロニアス・モンクはニカ夫人に随分お世話になっていたと思う。そんなわけで、店に入って、流れている曲のジャケットを見て、それがブルーサージだとわかったときは、この店はちょっといい感じだなと関心したりした。ジャズとジャズマンのパトロンとして象徴的な場となる高円寺「ニカス」。なんて理想的な店の名前!駆け出しのジャズマンに対しても、きっと暖かい言葉をかけてくれるに違いないのだ!(高まる期待。。。)ただ、何度も繰り返すがジャズ喫茶らしからぬ佇まいと、そもそもマスターがヒゲもなければ健康そうで長髪でもない味もそっけもないところが、やはり不自然で何かあやしいものを感じずにはいられなかったのだ。だいたいそんな感じだから、ついついジャズ喫茶だというのに「レスカ」(レモン・スカッシュ)なんかを注文してしまい、ますますやりきれない雰囲気になっていた。
 それでも、真面目にマスターとジャズの話をしているうちに段々とバップで盛り上がり一応お互いのことを認め合ったりして、マスターのことを信用しはじめたときに、ついにニカスをニカスとして認めてはならないとどめの一発がマスターの口から発せられた。。。。つまりね、マスターはニカスをたたむと言い始めたのさ。だから、ここのレコードを買わないかと持ちかけられた。ダイアルやサヴォイのパーカーのレコードもセットで格安で売ってくれるという。それを聞くと、格安な値段に目がくらんだが、パーカーはそのころわれわれのアイドルだったわけだから、やはりパーカーを手放すというマスターがそのときは逆に鼻持ちならない信用できない奴に思えてきてしまったわけだ。結局、パーカーのレコードは買わなかったけれど、いっしょに店に行ったT君は後日「ブルー・サージ」を格安で手に入れた。

クールだぜ。だんな。

2007年08月15日 | 2006_2010_memo
敗戦記念日だ。戦争に負けたんだ。1945年8月15日に。
靖国には御霊が祀られているが、戦争と御霊を混同してはいけない。
靖国の政治利用もいけない。
先の戦争で死んでいった、または殺されていった人たちは、今ふつーに生活している我々とどこも違わない。

なのに高そうなモーニングなんか着てさ、だんなお金持ちだね。スクエアだぜ。

クールにいくには、政治なんか利用しないほうがいい。
ノー・モア・ヒロシマ・ナガサキ。

お盆の時期の家族旅行

2007年08月14日 | 2006_2010_memo
 「夏休み家族まるごとパック」でホテルに宿泊。
 料金55000円(大人・3人)で、「遊びコース」を十分楽しめた。(リゾートパスポートで、遊びはすべて無料)
<1>.お昼にホテルに到着し、すぐにお昼券を使って「ホリホック」でとんかつランチを食べました。味・量とも充実。ビール(中瓶)一本が付き、早朝からドライブしてきた身に満足感が広がりました。
<2>.続いて、クロークに荷物を預け「テルメテルメ」で2時間遊びました。外のプールも気持ちがいいし、ウォータースライダーも小さいながら楽しめました。
<3>.そうこうしていると、チェックインの午後3時になり部屋に移動すると、預けた荷物がすでに運び込まれ、冷房がよく効いてました。
<4>.一休みした後、大浴場に行きましたが明るく気持ちよい風呂でした。露天風呂も高原の青空を臨みながら快適でした。
<5>.午後5時半からバイキングでした。バイキングは洋・中・和の3コースから選べました。中華コースを選んでレストラン「白根」に行きました。(早くついた順に好きな席に座れますから、時間通りに行くことをお薦めします)料理は量は申し分なく、味もまあまあです。ここでは、ビールや焼酎が飲み放題で、風呂上りの乾いた喉を潤してくれました。
<6>.夜になって、腹ごなしに卓球場で家族で遊びました。フロントに部屋から電話で予約し待つこともなく楽しい時間を過ごせました。
<7>.エントランスではジャンケン大会をやってました。カブトムシをもらった男の子もいて、なかなか良い趣向です。
<8>.翌朝の朝食バイキングは午前7時15分から。「パティオ」でバイキングすることにしました。ここも時間通りに行きましょう。好きな席に座れます。(遅れていくと待たされる場合がありますから注意しましょう)魚や黒豆がおいしかったです。
<9>.食事後、午前8時半から「パターゴルフ」受付開始で即スタート。9ホールですが、結構楽しめました。
<10>.そのあと、レンタサイクルを借りて「森の迷路」へ。童心にかえれますから、大人の方もお子さんと楽しめますよ。
<11>.「森の迷路」の受付で釣竿を借りて、100mほどブラブラ森林浴しながら釣堀の池へ。獲物が小さいせいか、エサ(練りえさ)には食いつきますが結局つれませんでした。(日差しが強いので、帽子が必要です。また、できるだけスニーカーで移動しましょう。)
<12>.部屋に戻ってチェックアウトの準備が終わったのが、午前11時半でした。
 以上、十分楽しめました。
 ただし、予約が直前だったため、部屋がツインのところ3人で泊まるプラン内容だったので狭いのは仕方がないと割り切っていましたが、やはりちょっと狭いと感じました。もっと別の宿泊プランが予約できていれば良かったかもしれません。
 おまけ。チェックアウト後、白根山へドライブに行くことにしましたが、時間があったので、ロビーの喫茶でケーキセットをいただきました。ケーキはおいしかったです。その横で売っているジェラードも食べてましたが、これもなかなかおいしかった。
 また、そのうち行くことにします。(パターゴルフ18ホールを楽しみに。。。) 

ブルー・ブックとオレンジ・ブック

2007年08月10日 | 2006_2010_memo
 standard handbookは、ブルーブック。 standard realbookは、オレンジブック。ジャムセッションに行くと、ほとんどの人がもっている。使い込んでいる人の本ほど、ボロボロで破れたところをセロハンテープでとめていたり、他人のと間違われないように、でかい字で「ちひろ」(笑)などと書かれていたりする。歴戦の勇士ほどブックがぼろいわけだが、それを見て自分の本をわざと汚したりしても演奏がヘタッピィだと人から信用されなくなったりするから気をつけよう。
 この二つの本は、皆で同じ曲をやるための共通ブックなのだが、キーがCなので、B♭のラッパやE♭のアルトサックスでは、基本的にその場で移調することが求められるので、ベースとしての共通性はあるにしても楽器によっては、よいじゃないものである。
 ブルーブック、オレンジブックの両方に掲載されているのが、「ソフトリー・・・」だ。なぜなのかわからない。オレンジブックの方が曲としては、60年代以降のスタンダードがより多く入っている気がする。その中で、「チュニジア・・・」は、オレンジブックにしか入っていない。オレンジよりブルーの方がみんなが持っている確率が高いので、「チュニジア・・・」が演れるかどうかは、ちょっと確率が低くなっている。それから、オレンジブックの方が、GやF以外のキーの曲が多いので、移調が面倒なのも確かだな。

 パーカーのお話の中で、薬でラリッているときに皆がやってる曲にあわせようとして、「キーはなんだい?」とバンドマンに訊ねると「シットのエスだよマザー」とはき捨てるように言われる場面があった。えーわざわざくだらん解説をすると、シットというのは、四文字系の言葉、たとえば「糞っ!(Shit)」みたいなことだ。それからエスはその頭文字の“S”とE♭のESをかけているわけだ。マザーというのは、おふくろさんのこと。やれやれ、恥ずかしい説明だぜ。プッ。。。
  

FOUR & MORE

2007年08月03日 | 2006_2010_memo
FORE & MORE

 昨日は、滝沢さん(as)といっしょに入谷のFOUR & MOREのセッションへ行った。ベースの新田さんがバンドのホストだったので、当日知った情報にも関わらず、二人で出かけることにした。
 「Softly ,As A Morning Sunrise」を滝沢さんとやって、それからトロンボーンのスズキさんという方とお約束の「酒バラ」を演奏した。
 滝沢さんのアルトは好きだ。いつでも挑戦している気がするし、その分だけ安心したり興奮できたりする。お決まりのフレーズを印象的にやるような落ち着いた演奏も聴く人によってはいいんだろうけど、満足できないなぁ。滝沢さんはそれとは違う。こっちも滝沢さんとやるときは、何してもいいんだという気になって、自分が中間派ライクな演奏なのにシャウトできるし、思いっきり音をはずしたり、何かを試したりできる。でも、もっと丁寧に吹かないとだめだな。自分だけ満足していたのでは、聴くほうはつらいだろう。。。。

 ところで、昨日はホーンが、テューバ、トロンボーン、テナーサックス、アルトサックス、トランペット(2)とレベルの高い皆さんがそろっていたので、アルトサックスのマスターの発案でカウントベイシーのビッグバンドをやろうということになり、皆初見で譜面を実ながら「Moten Swing」をやった。聴いてる方も爽快だろうが、やってるほうもおもしろかった。あんなことは、なかなか体験できないよなぁ。皆のハイレベルについていくのが大変だったが、ジャムセッションとは、カラオケ発表会の場ではないから、いろんな人とセッションして鍛えられたりしてるんだなぁと思えるときに満足感が得られる。だから、よかったと思う。