Virgin Flight

　中山美穂さんは、最近再びＣＭでその姿を見ることができるようになりました。子育てに追われつつもお元気そうで何よりです。2009年5月8日には、集英社から『なぜなら　やさしいまちが　あったから』という本も発売される予定ですし、近々、久しぶりに映画にも主演するという話です。

　中山美穂といえば、「毎度おさわがせします」の“のどか”役で有名になりましたが、やはりミポリンとして完全にブレイクしたのは、「ママはアイドル」や「おヒマなら来てよネ!」などが放映された１９８７年だったと思います。

　その頃ラジオでは、「ちょっとだけええかっこＣ」（ニッポン放送）が日曜深夜に放送されており、みんなを幸せにしてくれていました。のちにこの番組は「 P.S. I LOVE YOU」と名前を変えましたが、個人的には「ちょっとだけええかっこＣ」のころの内容が楽しかったと思います。

　実は、８８年には彼女のコンサートに出かけたこともありました。この年初めて行った４月に代々木体育館横で開かれたミニ・コンサートは野外ライブで、天気もよくサイコーでした。とくに頭にでっかいリボンをつけてバブルな感覚をあおっていた彼女はとても可愛らしく、これならブレイクするよなと思いました。そして、８月の渋谷公会堂「Ｃａｔｃｈ’８８」。公会堂の外に隊列を組んだ親衛隊のコールの練習が轟き渡る凄まじいコンサートでした。人気は絶頂でした。一人でぼーっと公会堂の前をうろついていると、親衛隊にオルグされかねない状況でした。（笑）

　あれから、２０年以上が過ぎましたが、そんなに時間がたってしまった実感がありません。この感覚はいつまで続くのでしょうか？
　最近、ＹＯＵ　ＴＵＢＥで中山美穂の初ライブの一部がアップされているのを発見しました。お楽しみください。ライブ名はこの映像に直接出てきませんが、バージン・フライトです。懐かしすぎますね。この映像。。。。
BE-BOP-HIGHSCHOOL (Special Extended Twin Mix) / 中山美穂

Miles Davis & Gil Evans 1959

暖かくなってきたので、マイルスを聴こう！

で、蛙も目覚めた春の日に聴くのに適しているのは、
数あるマイルスでも、やっぱりギル・エバンス・オーケストラといっしょに演っているものが最高だ。

この長閑な響きは、珍しくフリューゲル・フォーンを吹いているマイルスの柔らかな音に起因していると思う。

マイルスとギルで思い出されるのは、「ポーギー&ベス」だ。私事になるが、ここに収録されている“サマータイム”や“愛するポーギー”は、まだ小生が若かったころ中野のアパートで過ごした頃を思い出させてくれる。貧乏だった。楽しみと言えば、ＦＭ放送でジャズを聴くことくらいだった。金も仕事もなくて、扇風機もエアコンもない暑い部屋でポツンとしていると時間をもてあますので、ラジオからエア・チェックしたマイルスの「ポーギー&ベス」を何度も何度も繰り返し聴いていた。
だから、小生はマイルスのフリューゲルを聴くと、今でも自然と汗をかくし、コロッケを載せたごはん大盛りボンカレーが食べたくなる。なんせ、ごちそーだったからね。それが！

ま、とにかく聴いてみてください。

Miles Davis & Gil Evans 1959