(Sometimes I'm Happy.)

好きなことを記録しているノートです。
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ロクリアン・モードの練習。。。。

2008年08月31日 | 2006_2010_memo
Night and Day(Cole Porter)を練習している。これは、ロクリアン・モードの曲だ。

ロクリアン・モードは、メジャースケールの7thから始まる音の列。単純に、シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シで(シとド、ミとファが半音そのまま)、ちょっと胸キュンな音づかいな気がする。
モード奏法はマイルス・デイビスが生み出したスタイルだが、モードそのものの起源は古く古典楽曲の旋法として使用されていた。Night and DayやNight In Tunisia(Dizzy Gillespie)などのジャズのスタンダード曲もロクリアンとして解釈できるのである。

ところで、モードの音列を覚えるには、イドフリミエロと暗記しておくと便利だ。
メジャースケールの1stから始まるモードは、アイオニアンで続いて一音上がるごとに、ドリアン、フリジアン・・・と続く。

Ionian (アイオニアン)
Dorian(ドリアン)
Phrygian(フリジアン)
Lydian (リディアン)
Mixolydian(ミクソリディアン)
Aeolian(エオリアン)
Locrian(ロクリアン)

マイルスのKind of Blueのように、特異な音楽としてモードをとらえることもできるが、良くわからないが概してモードとしての解釈の方が意味を感じてしまう。
いずれにしても、この奏法を習得することはラッパにとって重要だ。

※それにしてもイドフリミエロとは、「井戸の近くで密かにチンチロリをやっているところを岡っ引きに見つかって、知らない振りをしてみたが手遅れであった」というような独特の響きがあるね。(笑)

思い出のジャズを贈った。

2008年08月28日 | 2006_2010_memo
 先日、Tくんはあるジャムで衝撃を受けたようで、ちょっと元気がない。いつでも結構イケテルカラ心配しないでもいいのにねー。でも仲間だし、なので、気楽に聴ける我々の思い出の曲を贈ることにした。


[Way Out West] Sonny Rollins
Sonny Rollins (ts)
Ray Brown (b)
Shelly Manne (ds)
Recorded:March 7, 1957 L.A.
01. I'm an Old Cowhand (From the Rio Grande)
02. Solitude
03. Come, Gone
04. Wagon Wheels
05. There Is No Greater Love
06. Way Out West
 これは、沼袋の三畳間でセルマーのケースを卓袱台代わりにしてインスタント・スパゲッティを食べながらいっしょに聴いたレコードだ。あのインスタント・スパゲッティは、今は売ってない。乾麺をお湯でほとばしてから、ケチャップであえて食べた変な食べ物だったが、日曜日のディナーには完璧な代物だった。魚肉ウインナーをいっしょに炒めて入れて食べると、チョー豪華!いいっしょ。(笑)


[Clifford Brown with Strings]Clifford Brown
Clifford Brown (tp)
Recorded:1955/1/18
01. Yesterdays
02. Laura
03. What's New?
04. Blue Moon
05. Can't Help Lovin' Dat Man
06. Embraceable You
07. Willow Weep for Me
08. Memories of You
09. Smoke Gets in Your Eyes
10. Stardust
 クリフォード・ブラウンは早くなくなってしまったが、この演奏は今でも素晴らしいお手本で、熱い演奏が多いなかでじっくりとタンギングやフレーズについて勉強することができる。眠れない夜に英単語を覚えながら聴くには、持って来いなのだが。。。。。いまの若い人にはそんな瞬間はないのかも知れない。当たり前だな。レコパルでさー、森田建治が描いてた漫画で、クリフォードブラウンを部屋に閉じこもって聴いていて外に出てこないやつを主人公にしたものがあったよねぇ。あのとき、閉じこもって聴くならコルトレーンだろって思ったけど、このCDなら別の世界で天使みたいな気持ちでいられるから、ありえるよねー。閉じこもりのためのCD。ホントはアルバートアイラーなんかがいいんだけどね。閉じこもるには。。。。


[straight ahead] OLIVER NELSON with ERIC DOLPHY
OLIVER NELSON (alto sax,tenor sax and clarinet)
ERIC DOLPHY (alto sax,bass clarinet and flute)
RICHARD WYANDS (piano)
GEORGE DUVIVIER (bass)
ROY HAYNES (drums)
Recorded:March 1, 1961
01.IMAGES
02.SIX AND FOUR
03.MAMA LOU
04.RALPH'S NEW BLUES
05.STRAIGHT AHEAD
06.111-44
 この演奏は、「ブルースの真実」を聴いた人でも知らない人が多いかも知れない。もう一枚の「Screamin' the Blues」はドライブ感があり好きだが、このレコードはオリバーネルソンが手探り状態のような気がする。だが、成増にいたころからこれはよく聴いていたんだ。銭湯に行ったときに、持って行った洗面器にどういうわけかストレートミュートが入っていて、脱衣場で気がついてよけておいたら、帰りに忘れてしまったことがあったな。フロ屋は、あれをラッパのミュートだと気がついただろうか。それから、たまーにだけどキリンの瓶ビールを風呂上り買ってキミのアパートに寄ったよね。キミのとこには、タイミングよく寸胴でこしらえたモツの煮込みがあったりして。。。、そのバックで聴くのは、やっぱりパーカーかドルフィーだったな。あっ、でもモツ煮のときは、キャノンボールアダレイだったかもな。


[Supersax Plays Bird]Supersax
Supersax
Recorded:1973
01. Koko
02. Just Friends
03. Parker's Mood
04. Moose the Mooche
05. Starr Eyes
06. Bebop
07. Repetition
 スーパーサックス。笑っちゃうね~。こんな奴らがいたんだよな。ちょっと軽いけれど、好きだなー。女の子に振られたり、赤点とっちゃったりしたときでも、これを聴いたらホホイのホイで元気になれる~♪ 駅前のラーメン屋に駆け込んで、ミソラーメンにギョーザまでつけてしまうのだ。いつでも幸せになれたよ。高田馬場でも流れてた。でも、こんなのリクエストするとちょっと白い目で見られたね。ジャズ喫茶では。あー、でも好きだから暗くなったら秘かにまた聴こうっと!