映画ときどき…

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時をかける少女

2015年03月07日 13時00分18秒 | 映画
筒井康隆の原作の雰囲気も残しつつ現代へのアレンジが良かった。正直、最初のタイムリープのシーンは少々疲れました。
が、後の内容にそれが活きてくる。

時が止まった雑踏の中で千昭が真琴に話すシーンが好きです。

何気ない日常の大切さ。

未来には無くなっているのかもしれないということが分かる。

時間は膨大ではないのだと思わせてくれる。

そうでない人にはもちろんだけど特に登場人物たちと同年代の人には、響く内容ではないでしょうか。






ソロモンの偽証 前篇 事件

2015年03月03日 23時20分26秒 | 映画
原作を読んでいる時は膨大な時間と情報が流れていると感じたが、三次元の世界になるとこんなふうになるのかぁという印象宮部作品は起きる事象よりもそれに関わる人たちの感情の機微を読ませる。

原作に負けず劣らずの内容でした。

自分たちの問題を自分たちの事として消化する為の行動。

子供たちの世界などとは言ってられない。

無関心は怖い。

知らず知らずの内に他人を傷つけているかもしれない。

そして、救える余地があったかもしれない。と後悔が残る。