映画ときどき…

映画の事を中心に更新していきたいと思います

あん

2017年12月29日 14時12分18秒 | 映画
ドリアン助川さんの原作を読んだきりでなかなか観る機会がなかった映画です
日常を淡々と映すほどに、ハンセン病の事について考えてしまう。
松本清張原作の砂の器もハンセン病の悲劇が描かれていた。映画は加藤剛さんが主演?だったかな

確か、高校生の時の読書感想文でいのちの初夜を読んだ時は、癩病と表現されていて漢字も読めずワカナのように調べた記憶がある。

無知が集団化すると、止められなくなってしまう。そうなってしまった事実はいつまでも消す事が出来ない。そして、誰を責める事もできない。

ただ、受け入れる事しかできない悲しみの中、夢見がちで日々を大切に生きる徳江さんの姿に救われた気がした。

さみだれの思い出

2017年12月03日 17時52分52秒 | 日記
 冬の寒さを感じながら、お風呂に入るのは気持ち良い。露天風呂のこと。いい歳なのにきゃっきゃ言いながら入った。写真まで撮った。いったい誰が撮ろうと言いだしたのだろう。Iさんかな。一眼レフ持ってたしね。神様がプレゼントしてくれた時間だったのかもしれない。ボタ雪がお湯の中に消えていく様子を見ながら、仕事のことも家族のことも考えずに頭の中を空っぽにしていた。部屋に帰るとお布団の中に豆炭のアンカが入っていて、ほっこりした。懐かしかった。子供の頃は、こんな幸せをいつまでも続くとも続かないとも考えることなく浸っていた。風邪をひいた時に、家族が揃う居間にお布団を敷いて微かなテレビの音を耳にしながら眠っていた自分を思い出した。まだ何もない子供の頃だった。2連泊できる事に6人とも浮かれていたのかもしれない。いや、もしかしたら私だけかな?
秋の宮温泉郷 鷹の湯温泉での話。