話題の一冊、買いました~!
お笑い芸人の『又吉直樹さん』が芥川賞を受賞し、今や時の人になりましたネ。改めましておめでとうございます
又吉さんの『火花』、羽田圭介さんの『スクラップ・アンド・ビルド』 受賞作二作全文が掲載された9月特別号の発行部数は、100万部を超えたそうです。
又吉さんの本を買わず、何故『文藝春秋』を買ってきたのか・・・『文藝春秋』には大きくて深い思い出があるからです。
亡くなった父は活字が大好きな人で、新聞は隅から隅まで読んでいたし、時間さえあると読書に勤しんでいたの。
特に『文藝春秋』はお気に入りの一冊で、毎月発売日近くになると母や妹に買うのを忘れないようにと、口うるさく言っていましたよ。
捨てずに取って置いたから、好きなだけ持って帰れ
晩年は入退院を繰り返していた父ですが、病室には常にこの本があり、たまにしかお見舞いに行けない私は、数ヶ月分の『文藝春秋』を抱え実家を後にしていたのです。
とても難しい内容の本なので、父のように隅から隅まで読破は出来ません。それでも父が読んだ後の本には、読みかけのページが折れていたり・・・
クロスワードのような頭の体操のページには、震える手で書いた文字が並んでいたり・・・父と同じ本を読むささやかな喜びも感じていたのです。
父が亡くなってからもたまに本屋さんで『文藝春秋』を見つけると、懐かしさのあまり手にする事もあります。
この芸人さん、すごいぞ!○子はもう読んだのか?
芥川賞作家となった又吉さんの『火花』を読んだ父の感想が聞こえてきそうです。ようやく半分読み終えたよ・・・全部読んだらお父さんに回すからネ!
最近は老眼が進み活字とも遠ざかり気味ですが、昨日は猫部屋・・・エアコンの利いた茶の間のソファに寝ころび、ページを繰っていました。
お母さん、さっきからナニしてるのかニャ~?
何か分からないけど、今日はおとなしくしていようっと。
いつものあずきちゃんなら新聞を広げるや否や、すっ飛んで来て邪魔をするのに、昨日は私のお腹の上で大人しくしていました。
じいちゃんに回す本だからね・・・齧っちゃダメなんだよ。言い聞かせが理解出来たのでしょうか?眠かっただけだよね~
りんごはお父さんのお腹で我慢する!
猫をお腹に乗っけての読書なんて、生まれて初めての経験です。いつ本に突撃するかとハラハラしていました。
私の心配をよそに、何故か昨日はとてもお利口さんのあずきちゃんでした。『火花』読破まであともう少しです。
読み終えた『文藝春秋』は、光のようにどこにでも飛んで行けるりんごに託そうと思っています。りんごちゃん、じいちゃんのおうちは覚えているよね?
うん!覚えてる。ちゃんと届けるもん! りんごより
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お笑い芸人の『又吉直樹さん』が芥川賞を受賞し、今や時の人になりましたネ。改めましておめでとうございます
又吉さんの『火花』、羽田圭介さんの『スクラップ・アンド・ビルド』 受賞作二作全文が掲載された9月特別号の発行部数は、100万部を超えたそうです。
又吉さんの本を買わず、何故『文藝春秋』を買ってきたのか・・・『文藝春秋』には大きくて深い思い出があるからです。
亡くなった父は活字が大好きな人で、新聞は隅から隅まで読んでいたし、時間さえあると読書に勤しんでいたの。
特に『文藝春秋』はお気に入りの一冊で、毎月発売日近くになると母や妹に買うのを忘れないようにと、口うるさく言っていましたよ。
捨てずに取って置いたから、好きなだけ持って帰れ
晩年は入退院を繰り返していた父ですが、病室には常にこの本があり、たまにしかお見舞いに行けない私は、数ヶ月分の『文藝春秋』を抱え実家を後にしていたのです。
とても難しい内容の本なので、父のように隅から隅まで読破は出来ません。それでも父が読んだ後の本には、読みかけのページが折れていたり・・・
クロスワードのような頭の体操のページには、震える手で書いた文字が並んでいたり・・・父と同じ本を読むささやかな喜びも感じていたのです。
父が亡くなってからもたまに本屋さんで『文藝春秋』を見つけると、懐かしさのあまり手にする事もあります。
この芸人さん、すごいぞ!○子はもう読んだのか?
芥川賞作家となった又吉さんの『火花』を読んだ父の感想が聞こえてきそうです。ようやく半分読み終えたよ・・・全部読んだらお父さんに回すからネ!
最近は老眼が進み活字とも遠ざかり気味ですが、昨日は
お母さん、さっきからナニしてるのかニャ~?
何か分からないけど、今日はおとなしくしていようっと。
いつものあずきちゃんなら新聞を広げるや否や、すっ飛んで来て邪魔をするのに、昨日は私のお腹の上で大人しくしていました。
じいちゃんに回す本だからね・・・齧っちゃダメなんだよ。言い聞かせが理解出来たのでしょうか?眠かっただけだよね~
りんごはお父さんのお腹で我慢する!
猫をお腹に乗っけての読書なんて、生まれて初めての経験です。いつ本に突撃するかとハラハラしていました。
私の心配をよそに、何故か昨日はとてもお利口さんのあずきちゃんでした。『火花』読破まであともう少しです。
読み終えた『文藝春秋』は、光のようにどこにでも飛んで行けるりんごに託そうと思っています。りんごちゃん、じいちゃんのおうちは覚えているよね?
うん!覚えてる。ちゃんと届けるもん! りんごより
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