笑うヤギとデジャヴ

風薫る五月らしい爽やかな昨日の日曜日、久しぶりにパパさんと休日が一緒になりました。

「せっかくだしどこか行こうよ。」「どこかってどこだよ？」「だから～どこかよ！」

ちょうどお昼時でお腹が空いていたのも悪いのか？行く場所が決まらない事に、イライラしてきました。

　例えば、バイク乗ってて嫁にも見せてあげたいな～って場所よ。

　ハア～？そんなとこ、無いわ

フッ・・・共通の趣味、ボードの季節が終わった中年夫婦ってこんなもんよ。毎回こんな些細な事で気まずくなるのです。

近場で動物が居る所へ連れてけ！とのリクエストに、パパさんが渋々向かった先は久々のこちらでした。

小菅沼、ヤギの杜　（こちら）

　　
いつの間にこんな可愛い看板が出来たの？

　　
いつの間にか牧場も増えていました。

海から山までたった２５キロしかない町なので、車で少し走ればもうそこは野性動物の領域になります。

我々の都合で住処を失いつつある動物たちは、人を怖がる事も忘れ生きる為に里に下りてくるんですよね。　

農作物を害獣（サル、イノシシ、クマ等）から守るためヤギを放牧した結果、環境保全や観光客の増加にもなりました。

　ようこそ、いらっしゃいまメェ～～～

　　
草刈りだけなく接客もして下さるそうです（笑）

キミ達も、一仕事終わったのかな？

　　
　ハイ、午前中のノルマは達成しメェ～した。

３匹の社員さん（？）がお昼休みの真っ最中でした。りんごもよく笑う子だったけど、ヤギも笑うんですね。

特に『受付嬢』兼『接客担当』の黒っぽい子は、私も見習う所がたくさんある優秀な社員のようです。

長閑な山間の集落・・・車を走らせると古い神社もあって、なかなか風情のある地域でしょ。

　　

あれ？　ねえ～パパさん、前にもこの辺に来た事あった？見覚えのある風景に、これってデジャヴか？

　りんごもヤギさんに会いましたよ。

　　　　　　　　
集落のあぜ道での一枚です。

　そうだ、思い出したわ。ヤギの杜に赤ちゃんが生まれたと知り、りんごと一緒に見に来たんだ。

デジャヴなんかじゃ無い。今から７年前の５月某日・・・あの日見た赤ちゃんヤギも大きくなったでしょうね。

恐る恐るヤギを見ていたりんごちゃんはこの写真を撮った２ヶ月後、お空へ旅立ちました。　

　犬はワン。猫はニャン。ヤギの語尾はメェ～。　りんごより　

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