日ましに春めくこの頃です。
みなさま、いかがお過ごしですか。
私は、桜の開花情報が気になる毎日を送っています。
さて、本日は嬉しいご縁に恵まれご報告がてら書いています。
新緑の輝く五月、
大徳寺•聚光院にて朴守賢氏作曲の「白の御神楽」を舞わせて頂く運びとなりました。
朴守賢氏は、「白の御神楽」についてこう書いています。
胎児や魂の記憶を表す世界を、私は 「白」 と呼びます。作曲年の2012年は息子の誕生年でもあり、うまれることの美と神秘性がそのまま作品の主題にな り ました。子宮内の音に似たベースがゆったり時を刻み、母なる声が母音から 「うまれる」 の歌を、少しずつ差し込む現世の光が高潮を迎え 「生まれく る愛」 と いう意味のハングルを歌います。 「白」 の世界から発展して、悠久やアジア、平安を想起する 「御神楽」 を題名に付しました。元は現代舞踊との共同発表で、 自装束の韓国舞踊 「サルプリ 」 ともイメージを繋げています。
「白の御神楽」は、以前ピアノとソプラノ(声楽)やコントラバスとソプラノ(声楽)にて演奏されているようですが
今回は、大北恭子さんによる琴とソプラノ(声楽)によって演奏されます。
琴による演奏がどのような形で奏でられるか、乞うご期待です。
そして、当日は、
千利休作庭の”百積庭”をテーマに大北恭子さんが作曲した琴独奏曲も初演されます。
こちらもお楽しみに。
私にとって、身に余る舞台です。
心を込めて勤めます。
みなさま
どうぞ、お運び下さいませ。
小林三悠
2017.3.31
朴守賢[作曲家]
大阪音楽大学作曲専攻出身。作曲を田中邦彦氏に師事。アジア作曲家連盟 「アジア音楽祭2003」 、国際現代 音楽協会(ISClll)World Music Days(2009/ス ウェーデン、2014/ポーランD等に入選。第3回 ACL―Korea青年作曲賞優 秀賞、第15回大郎国際現代音楽祭最優秀賞、日本クラリ ネット 協会作品コンクール第3位、関西現代音楽交流協会作曲賞、 第7回全日本吹奏楽連盟作曲コンクール第1位、等を受賞。2008年「朴守賢朗読音楽作品展」(神戸女学院小ホール)、 2015 年 「Double Respationj(京 都芸術センター)と個展開催。
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大北恭子邦楽コンサート
大徳寺 聚光院
写真 京都源泉観光情報より http://kyotoshunju.com/?p=292
お問い合わせ:大北恭子事務所
concert.koto01(at)gmail.com
(at)を@にしてご使用下さい。