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文化的アイデンティティーを求めて、アメリカ史をまなぶ日々

2015-03-29 | PROJECT

文化的アイデンティティーを求めて、アメリカ史をまなぶ日々

2015/3/30ー31

シュタイナー学校のアメリカ史を学ぶ

@Impact Hub Kyoto


 

なかば、興奮気味である。

いきなりですが、

 

あなたは、今までに

歴史を学んで、涙した経験があるだろうか。

歴史を学んで、人や自分に今より優しくなれると感じたことがあるだろうか。

歴史を学んで、強固な鎧をこれ以上、着続けなくて良いと、、、やっと脱いで良いのだと思え、全身に安堵感をまとったことがあるだろうか。

私は、昨日歴史をこんな風に体験出来る授業に出会えた。

 

今だから言えるが、アメリカに留学した自分を誇りに思えなかった。

アメリカで培った思考回路は、日本に帰国してから日ましに、わたしの中で障碍として成長していくばかりだったからだ。

 

でも、アメリカ史を丁寧に学び直した今、アメリカの文化や価値観が自分の中に脈々と流れることを誇りに思える。

アメリカにシンパシーさえ感じ、私の中に息づくアメリカ性をもう脱ぎ去らなくとも共に活かしあい、生きて行きたいと感じられる様になった。

 

わたしの中のアメリカよ。

どうぞ、気負わず私とこれからも生きてやって下さい。

もう、肩身の狭い思いもさせません。

自己信頼、個性、他者、神、自由、平等、幸せの追求。Bring it on!!!

これからも、

目の前にある「母なる大地である荒野」を耕し続けます。

 

嵐の歌 ズーニ族

母よ わたしの地を

たくさんの花で 4度おおってください

天を 高く盛り上がる雲で おおってください

地を 霧でおおい 雨でおおってください

地を雨でおおい 雷光で おおってください

雷鳴を地上のいたるところに とどろかせてください

地の6つ方向のすべてに

 

 

 共に企画してくれた、ゆりあ、タミー、Impact Hub Kyotoのみなさん。

有り難う。

 

 

 

 


【無事終了】春のシェアマウンテン体験/Embody Miyama

2015-03-25 | PROJECT

2015年3月20~22日

シェアマウンテン体験

~山を体現する

 

 

今回は、雨の心配が少しあったが

2日間、太陽がサンサンと照らしてくれ

シェアマウンテン体験は、無事終了した。

1日目は、シェアマウンテンの拠点である山を紹介した。作業の紹介や今までの活動の痕跡を観察してもらった。

     午後から、実際の作業へと移った。土嚢詰めや燃料となる竹を集めて、紐で縛り、まとめた。

2日目は、個々に気になる作業の続きを取り組んでもらった。午後は、草木舎さんが建設したシェアハウスを見学させてもらい家路についた。

 

ここに、今日はチェクアウト時のコメント達をシェアします。

【シェアマウンテン体験ーコメント】

•とにかく、思いついたら何でもつくれる環境で凄いことが当たり前に行われているのに驚いた。夏は、案内してもらったシェアマウンテンの山の中腹でねたい。また、機会見つけてきたい。次回は、息子も家族も連れてきたいです。(京都在住、公務員)


•これからが楽しみです。家族、ゲストハウスのスタッフも連れてきたいな~。
普段できないことが出来たので、また来たい。
                                          (京都在住、ゲストハウス勤務)

•今回、3回目の参加です。
これからの展開が楽しみ。毎回、これからのヴィジョンが生まれる。
山の生活ができて、実際に住む実験ができて楽しい。(大阪在住、作曲家)

•先ず、来たのが夜だったから。朝、起きて霧の美しさに驚いた。
今までの取り組みをベースに色々できてきた様子がみえた。これから形になっていくのが楽しみ。出きることを出来る人達と集まったときにやれるのが凄い。また、次回参加するのが楽しみ。

•寝床については、前回のフィードバックを活かして厚床を引いてもらってよかったが、蔵で寝るのは、やはりちょっと湿っぽいのでこれから、工夫が必要だと思った。
今回は、天気にとても良く恵まれたが、天候の悪いとき時にどんな作業をするかを考えて行っても良いかと思う。(埼玉在住、退職)

•普段は都会にいるので山々、空気、がありがたかった。
大工の宮崎さんのたくましくて優しいところに触れられ、また人柄に魅かれた。
大工の宮崎さんのやるときはやる姿と、お茶目なチャラクターのギャップが面白い。この季節に、雪解け水の滝に飛びこぶ姿も面白い。参加者の人柄の良さが印象的だった。

毎食の味噌汁が美味しかった。(京都在住、福祉施設勤務)

•作業の合間の自由時間に音楽をしたり、山で踊りだす人がいて、インパクトがあった。アート系なことを自分も一緒に出来たら良いな。(南丹市在住、大工)


(その後の展開)
 みなが感想を言い終わるころ。小さなみんなの夢が芽吹き始めた。以下は、その時に出たアイディア達。

 
ストイックコースを作ってみたい。
会期中参加者同士で見つからない様に動く、「かくれんぼ」みたいなことと山にこもって「断食」みたいなことをしたい。

•サバイバルコースも作ってみたい。
シェルターつくり&2泊3日コース。

•大工仕事をしてみたい。
露天風呂、桶作り養成講座が大工の宮ちゃんの友人との共同で可能かも?

•料理教室を開催して、今のキッチンをバージョンアップさせたい。
 
•年間行事作りをしたい。
夏の恒例祭りをつくる。今ある山の谷と川床を利用して、流しそうめんをするとか。

【舞台制作】
働く音/大工ステージ。
大工音とライブペインティングで舞台をつくりたい。

様々なバックグランドの方が参加すると、様々な山の暮らしが見えて来て興味深い。とにかく、よく遊び、よく食べ、よく働いた2泊3日であった。
 
 
最後に、小林の感想を。

振り返ってみると今回のシェアマウンテンは、燃料について学んだ気がする。
山をシェアする一員として、まず誰でも出来ることは、燃料の確保である。暖をとる際、お茶やお米を炊く際に随時必要だ。
ガスを使わずに集めた燃料を自分で興した火で料理をつくる。
 
実際、都会の生活でも燃料が大切なことは誰もが知っている。
私は、都心で自分の子供に燃料の大切さを教えるよりも、ここに連れてきて背中で私たちが扱う燃料への態度を示したいと。燃料は、大事なんだよ。と原発事故の例を上げて怖れからエネルギーの大切さを育むのではなく。子供達には、こう語りかけたい。「お米炊くから、木~集めて来て~。」「火で炊いたお米のおこげって美味しいね。」と。
集めた先で出会った小さなドングリや小石を採集して来て、「これ綺麗でしょう~?」ってニコニコする子供の顔が目に浮かぶ。どの辺りで拾ったの?今度連れて行って~☆なんて会話が成立するのが楽しみだ。
 
次回は、4月24、25、26日にMEET-UPする。
メインの作業は、燃料を保存する燃料棚を作ることと引き続き燃料を集めること。
隣の勝さんの草鞋つくりのお手伝いもしたいところ。
 
では、また美山で!
 
シェアマウンテン実行委員
 
 

フェルデンクライスとコンテンポラリーダンス

2015-03-23 | Performance Info
日本の文化的アイデンティティーを探る 
personal gRAIN ~静かな糧~関連企画#2



表現者、教育者、またはこれから目指す方々へ
 
アメリカ史を見直す事で、日本の文化的アイデンティティーを明らかにしたいと感じています。
友人であり、表現仲間に話しをするとこんな講座を一緒に企画しようと協力してくれました。
 
私は、アメリカの芸大に1999年に入学し5年間をカリフォルニア州で過ごしました。その後ハワイ州で2004年~2008年まで過ごしています。言うなれば、自身の価値観や社会的常識を形成する時期の大半を異国で過ごしています。そして今、その経験を有り難いと感じる反面、脱着可能にしたいと切実に感じる時が様々な場面であります。特に、仕事場や表現活動をするときに感じる時が大きく、また家族/友人関係といった私的な場にもこの感覚を感じるときがあります。
 
どうしてなんだろう。
 
教育者的な立場でいえば、
それは、日本の義務教育の中における宗教教育に対する態度であったり
現在の表現運動における教育舞踊のスタンスに批判的にならざるを得ない自分がいるからかもしれない。日本は、戦後アメリカの何に影響を受け、その文化的価値や思想を自国の文化、文明にとりいれたのだろうか。この分野に踏み込もうとすると理解しているようで、明らかではない「もやもや」が多く残ります。
 
個人的な立場からいえば、
海外で生活するといやがおうにも自国の文化や文化背景を発表する機会がでてきました。日本人でありながら、自分が他者や次世代に日本の文化の何ものをも伝承する術や技を持っていない事に海外生活を通して気づかされ、焦りや恥じらいを感じました。その後、自分の中の日本性(Japaneseness)を培い、耕し、補おうと京都に引っ越し、伝統芸能や神事、仏事に触れてきました。それでも、実際に目に見えて、また実感として日本の何が自分に身に付いたかが一向にはっきりとしないし、時間ばかりが過ぎているような気さえします。
 
どうして、自国の文化が自身に備わっていないと感じるのでしょうか。また、どうしたらそれを身に付けることのできる環境に身をおくことが可能だっただろう。そして、これからどうしたら良いのだろう。
 
この答えを探しに、去年から大学院に入学した。表現文化を専攻しているので、造形、音楽、言語、舞踊の視点から日本の表現の原点を探る機会を得た。結果として、意図して努力しなくとも、自分の中に日本の血に源流する思考回路や美的感性が脈々と流れている事がはっきりと実感でき、大きな安堵感に包まれる経験をした。それでも尚、わたしの中の”もやもや”はまだ消えない。私の文化的アイデンティティーを探す試みへの興味は、更に深まる。なぜなら、自分の中にあるダンスの基礎は、欧米や他国の民俗芸能を基盤に成り立っていることをしったからだ。(CalArtsでの舞踊教育は、モダンダンス(フォートン、カニングハム、ムーブメントアナリシス、グラハムテクニック)、アフリカ、インドネシア、インドといった民俗芸能が主流であった。)
 
アメリカ史をおさらいしたい最大の理由は、ここにある。端的に、コンテンポラリーダンスの行く末に興味がある。他国のコンテンポラリーダンスに比べて日本のそれは、自国の舞踊様式を基礎に発展していない傾向があるように思える。自分の中に脈々とながれる異国性/(私の場合は)アメリカ性に自覚的になりたい。そうする事で、今後表現者として、また身体教育者として活動する際、対グローバルに日本の表現シーンの立ち位置や機能が明らかになる気がしているからだ。
 
つまるところ、コンテンポラリーを生きる表現者や教育者のみなさんと一緒にこの場を共にし、これからの日本のコンテンポラリーダンス/表現/芸術について対話するきっかけを持ちたいと思っています。同じ様な心持ちでいる表現者のみなさん、または教育者のみなさんとともに、このテーマについて場を持ちたく存じます。ご一緒いただければ幸いです。
 
 
凸凹凸凹凸凹
 
「シュタイナー学校のアメリカ史」
 
—HUBの能舞台で、エポックノートとブロッククレヨンで、大人のための歴史の授業。
 
 シュタイナー学園の教師寬澤玲一郎さんによる、かつて9年生を対象として行われた米国史のエポック授業を下敷きとした、今回は大人向けに人智学(アントロポゾフィー)に基づく歴史観も交えながらの、人間の歴史についての二日間・全5コマのレッスンです。
 「アメリカ」にまつわる知を軸に、わたしたちの人間観、歴史観、あるいは日本観に有機的な反応が訪れることを願って、日頃、教育に関心のある方はもちろん、そうでない方もお気軽に、ぜひ春の京都の能舞台教室へお越しください。
 
 
■講義テーマ(+関連する時代と人物)
1時限 「聖なる大地の時代~アメリカの基礎~」 15世紀まで/ネイティブ・アメリカン(インディアン)
2時限 「建国の父たち~移民と独立~」 16~18世紀/ウィリアム・ペン、ベンジャミン・フランクリン 
3時限 「大草原の小さな家~開拓とスピリット~」 19世紀/ラルフ・エマーソン
4時限 「私には夢がある~奴隷制と公民権運動~」 19~20世紀/リンカーンからキング牧師まで 
5時限 「アメリカと日本の霊性」 幕末~現在/鈴木大拙 
 
日時:
2015年3月30日(月)13時半~17時<2コマ(100分+90分)開講>・31日(火)10時半~17時<3コマ(各90分)開講>
※二日間通しでのご参加をおすすめいたしますが、1コマごとの受講も受け付けております。詳しくは、下記のタイムスケジュールをご覧の上、お申込みください。
 
会場:
Inpact HUB kyoto 能舞台
 
アクセス:
地下鉄烏丸線鞍馬口駅(京都駅から約10分)①番出口から南(同志社大学方面、今出川通り方面)に向かって徒歩3分ほど。(デイリーヤマザキを超えてすぐ)
※公共交通機関でのお越しをおすすめします。(自転車置き場はあります。) 
※Google MAPをご利用の際は「Impact Hub Kyoto」と検索して下さい。(住所:〒602-0898 京都市上京区烏丸通上御霊前下ル相国寺門前町682番地)
 
料金:
二日間通し(5コマ):9500円
1コマ~4コマ:1コマあたり2000円
 
 
 
タイムスケジュール:
<30日>
 1時限 13:30~15:10(初回につき100分)
 2時限 15:30~17:00
<31日> 
 朝の会 10:30~
 3時限 11:00~12:30
 お昼休み 12:30~13:30
 4時限 13:30~15:00
 5時限 15:15~16:45
※受付は各日開始30分前より行います。
 
持ち物:
<必須>色鉛筆(12色推奨)
<任意>無地のノート(大きめのものが好ましい)
※当日、シュタイナー学校の授業で使われる文房具の、エポックノートは販売、ブロッククレヨンは貸出を行います。
 
申し込み:
以下の予約フォームにご入力いただくか、
または、felcafe @ gmail.com(小林三悠)まで、(@前後のスペースを削除してご使用くださいませ。)
①氏名 ②申し込み時限 ③メールアドレス ④電話番号 ⑤その他(お申込みの動機や講座へのご要望など)
をお送りください。
 
講師プロフィール:
寬澤玲一郎
長野県生まれ。東京大学文学部卒業後、アニメーション美術、日本語教師の仕事を経て、カリフォルニアのルドルフ・シュタイナー・カレッジに留学。帰国後は、日本各地のシュタイナー学校で教える。現在、学校法人シュタイナー学園高等部教師。
 
ルドルフ・シュタイナーについて:
1861年、オーストリア生まれの思想家。彼の人間観は人智学(アントロポゾフィー)として知られる。シュタイナー教育やバイオダイナミック農法、またオイリュトミーなどの提唱者としても知られている。
 
その他:
・講義は日本語で行われますが、講師や企画者との英語によるコミュニケーションは可能です。 
・何かご質問などございましたら、yuria.yanagisawa@gmail.com までお気軽にお問合せください。 
 
企画:
たみゆ(Inpact HUB kyoto makers 中野民夫・小林三悠・柳沢友里亜)
 

エコミュージアムーメダカ展にみるダンス以前

2015-03-18 | this AND that

ビオトープという言葉に出逢った。

まさに、ダンス以前の目指す世界観と一緒で驚いた。

人々がダンサーになる小さなのビオトープを創出する。

そして、regionaln danceの再生をしたいんだ。

ビオトープには、ダンスの形成のヒントが隠されているようだ。

 

 

□ビオトープ環境の創造

ー埼玉県熊谷市生まれ秋山恵二郎氏

□沈黙の春

ーレイチェルカーソン

 

 


【京都】Dancable Anatomy/踊れる解剖学講座 2015/4/8~スタート

2015-03-13 | WORKSHOP/TRAINING

Dancable Anatomy

ダンサブル•アナトミー

踊れる解剖学講座

 

 西洋の解剖学は、「わける」ことで理解した。東洋の解剖学は、「全体をぼんやり観る」ことで理解した。どうも、最近、分けたり、局部的に身体の機能を理解しようとする西洋の解剖学は、日本人の思考回路と身体感覚に合わない様な気がするのです。

 私自身がずっとそうだった様に、他にも西洋の解剖学講座を勉強しようと努力しても、どうも馴染めず、理解に苦しむ、す~っと身に付かないという方がいるのではないでしょうか。わけたり、視覚化する方法をとらず、全体性をもって、感性で捉えることでも解剖学は身に付きます。

 「あ!私も実は、、、。」という皆さん、一緒に動きながら日本流に解剖学を身に付ける術を試してみませんか~♫

 

レッスン1 4月7、14、21日(火)13:00~16:00

レッスン2 5月12、19、26日(火)13:00~16:00

レッスン3 6月2,9、16日(火)13:00~16:00

•各レッスン:通し3回 9,000円、1回3,500円 参考配布テキストあり

《対象者:自分のボディーストーリーを作ること、または作り直すことに興味のある方》

 

 

講師:小林三悠 フェルデンクライス•プラクティショナー/身体教育者/京都左京区在住

 1979年埼玉県生まれ。1997年よりオリエンタルランド株式会社入社、パフォーマーとして活動する。1999年CalArts入学、卒業。振付け学科にて、モダンダンス、バレエテクニック、民俗舞踊や音楽を学ぶと同時にヨガ、ピラティス、バーテニエフファンダメンタル等のソマティックムーブメント教育をダンストレーニングに取り入れる。在学中よりパフォーマーとして、Body Weatehr laboratory(身体気象研究所)USに所属、環境と身体の関係をテーマに創作、パフォーマンス活動を行う。2002年より、北米を中心に実験ジャズ音楽家、映像作家、デザイナー等と即興ライブツアーを行う。

 2008年ハワイ州にてフェルデンクライスメソッドを習得する。2007年ハワイにて心身統一合気道への出会いをきっかけに、しばらくダンスレッスンから離れ、合気道の稽古をダンストレーニングとして活用し、心身の身体の使い方を創作や即興舞踊に応用する。2010年京都に移住。創作活動の傍ら、表現者やスポーツ選手、妊婦さんや知的障がい者、社会起業家を対象にフェルデンクライスメソッドを応用したオーダーメイドプログラムを開発し、共に取り組む。

 2014年より京都女子大学大学院にて発達教育学研究科修士課程、表現文化専攻に所属し、身体と芸術、社会のつながりに興味をもち、表現活動における「気づき」「生物的機能」「環境」の3つのキーワードをテーマに研究活動をおこなっている。

•2014年舞踊学会、例会「ダンスとソマティックス」シンポジスト

•2014年筑波大学において、教大協主催舞踊教育研究会の研究発表部門に「舞踊クリエーションプロセスとフェルデンクライスメソッドの可能性」を発表。

 

《プログラム内容》

■有機的統一としてのダンス

レッスン1

Day1 踊る解剖学基礎概念 身体に向ける態度を身につける

Day2 呼吸の事始め

Day3 肋骨と脊椎

 

■舞踊の文化的外観~人は体験するところにしたがって形づくる

レッスン2

Day1踊る解剖学基礎概念 身体に向ける態度を身につける

Day2感情

Day3 足と骨盤

 

■技術と表現 技術は経験を、その表現の形式に変形する

レッスン3

Day1 踊る解剖学基礎概念 身体に向ける態度を身につける

Day2 性

Day3 手と触

* ノート、鉛筆、色鉛筆をお持ちください。

*   舞踊学原論(M.Nドウブラー著、松本千代栄訳)を参考テキストとして使用します。

 

【お問い合わせ/申し込み先】

★開催場所:京都市内(申し込みされた方に詳細を送ります。)

★申し込み:felcafe @ gmail.com (@の前後スペースを削除してご使用くださいませ)

 【件名に】:踊れる解剖学講座 と記入し、①お名前 ②ご所属/ご職業 ③ご住所 ⑤お電話番号 ⑥参加動機 ⑦お気軽に質問等を添えてお申し込みください。定員の5名が一杯になり次第、受付を締め切りますのでご了承ください。

★主催:Movement Art Company

 

   

 


2015/3/30-31 「シュタイナー学校のアメリカ史」

2015-03-13 | PROJECT
日本の文化的アイデンティティーを探る 
personal gRAIN ~静かな糧~関連企画#2



表現者、教育者、またはこれから目指す方々へ
 
アメリカ史を見直す事で、日本の文化的アイデンティティーを明らかにしたいと感じている。
友人であり、表現仲間の柳沢に話しをするとこんな講座を一緒に企画しようと協力してくれた。
 
私は、アメリカの芸大に1999年に入学し5年間をカリフォルニア州で過ごした。その後ハワイ州で2004年~2008年まで過ごしている。言うなれば、自身の価値観や社会的常識を形成する時期の大半を異国で過ごしている。そして今、その経験を有り難いと感じる反面、脱着可能にしたいと切実に感じる。
 
なぜだろう。
 
教育者的な立場でいえば、
それは、日本の義務教育の中における宗教教育に対する態度であったり
現在の表現運動における教育舞踊のスタンスに批判的にならざるを得ない自分がいるからだ。日本は、戦後アメリカの何に影響を受け、その文化的価値や思想を自国の文化、文明にとりいれたのだろうか。この分野に踏み込もうとすると理解しているようで、明らかではない「もやもや」が残る。
 
個人的な立場からいえば、
海外で生活するといやがおうにも自国の文化や文化背景を発表する機会がでてくる。日本人でありながら、自分が他者や次世代に日本の文化の何ものをも伝承する術や技を持っていない事に海外生活を通して気づかされ、焦りや恥じらいを感じた。その後、自分の中の日本性(Japaneseness)を培い、耕し、補おうと京都に引っ越し、伝統芸能や神事、仏事に触れてきた。でも、実際に目に見えて、また実感として日本の何が自分に身に付いたかが一向にはっきりとしない。そして、時間ばかり過ぎる。
 
どうして、自国の文化が自身に備わっていないと感じるのだろう。逆に、どうしたらそれを身に付けることのできる環境に身をおくことが可能だっただろう。また、これからどうしたら良いのだろう。
 
しかし、私は幸運にも去年から大学院に入学し、表現文化を専攻することで、造形、音楽、言語、舞踊の視点から日本の表現の原点を探る機会を得た。結果として、意図して努力しなくとも、DNAレベルで自分の中に日本の血に源流する思考回路や美的感性が脈々と流れている事がはっきりと実感でき、大きな安堵感に包まれるといった経験をした。それでも尚、わたしの中の”もやもや”はまだ消えない。私の文化的アイデンティティーを探す試みへの興味は、更に深まる。なぜなら、自分の中にあるダンスの基礎は、欧米や他国の民俗芸能を基盤に成り立っていることをしったからだ。
 
アメリカ史をおさらいしたい最大の理由は、ここにある。端的に、コンテンポラリーダンスの行く末に興味がある。他国のコンテンポラリーダンスに比べて日本のそれは、自国の舞踊様式を基礎に発展していない傾向があるように思える。自分の中に脈々とながれる異国性/(私の場合は)アメリカ性に自覚的になりたい。そうする事で、今後表現者として、また身体教育者として活動する際、対グローバルに日本の表現シーンの立ち位置や機能が明らかになる気がしているからだ。
 
つまるところ、コンテンポラリーを生きる表現者や教育者のみなさんと一緒にこの場を共にし、これからの日本のコンテンポラリーダンス/表現/芸術について対話するきっかけを持ちたいと思っています。同じ様な心持ちでいる表現者のみなさん、または教育者のみなさんとともに、このテーマについて場を持ちたく存じます。是非、おいでください。
 
 
凸凹凸凹凸凹
 
「シュタイナー学校のアメリカ史」
 
—HUBの能舞台で、エポックノートとブロッククレヨンで、大人のための歴史の授業。
 
 シュタイナー学園の教師寬澤玲一郎さんによる、かつて9年生を対象として行われた米国史のエポック授業を下敷きとした、今回は大人向けに人智学(アントロポゾフィー)に基づく歴史観も交えながらの、人間の歴史についての二日間・全5コマのレッスンです。
 「アメリカ」にまつわる知を軸に、わたしたちの人間観、歴史観、あるいは日本観に有機的な反応が訪れることを願って、日頃、教育に関心のある方はもちろん、そうでない方もお気軽に、ぜひ春の京都の能舞台教室へお越しください。
 
 
■講義テーマ(+関連する時代と人物)
1時限 「聖なる大地の時代~アメリカの基礎~」 15世紀まで/ネイティブ・アメリカン(インディアン)
2時限 「建国の父たち~移民と独立~」 16~18世紀/ウィリアム・ペン、ベンジャミン・フランクリン 
3時限 「大草原の小さな家~開拓とスピリット~」 19世紀/ラルフ・エマーソン
4時限 「私には夢がある~奴隷制と公民権運動~」 19~20世紀/リンカーンからキング牧師まで 
5時限 「アメリカと日本の霊性」 幕末~現在/鈴木大拙 
 
日時:
2015年3月30日(月)13時半~17時<2コマ(100分+90分)開講>・31日(火)10時半~17時<3コマ(各90分)開講>
※二日間通しでのご参加をおすすめいたしますが、1コマごとの受講も受け付けております。詳しくは、下記のタイムスケジュールをご覧の上、お申込みください。
 
会場:
Inpact HUB kyoto 能舞台
 
アクセス:
地下鉄烏丸線鞍馬口駅(京都駅から約10分)①番出口から南(同志社大学方面、今出川通り方面)に向かって徒歩3分ほど。(デイリーヤマザキを超えてすぐ)
※公共交通機関でのお越しをおすすめします。(自転車置き場はあります。) 
※Google MAPをご利用の際は「Impact Hub Kyoto」と検索して下さい。(住所:〒602-0898 京都市上京区烏丸通上御霊前下ル相国寺門前町682番地)
 
料金:
二日間通し(5コマ):9500円
1コマ~4コマ:1コマあたり2000円
 
 
 
タイムスケジュール:
<30日>
 1時限 13:30~15:10(初回につき100分)
 2時限 15:30~17:00
<31日> 
 朝の会 10:30~
 3時限 11:00~12:30
 お昼休み 12:30~13:30
 4時限 13:30~15:00
 5時限 15:15~16:45
※受付は各日開始30分前より行います。
 
持ち物:
<必須>色鉛筆(12色推奨)
<任意>無地のノート(大きめのものが好ましい)
※当日、シュタイナー学校の授業で使われる文房具の、エポックノートは販売、ブロッククレヨンは貸出を行います。
 
申し込み:
以下の予約フォームにご入力いただくか、
または、felcafe @ gmail.com(小林三悠)まで、(@前後のスペースを削除してご使用くださいませ。)
①氏名 ②申し込み時限 ③メールアドレス ④電話番号 ⑤その他(お申込みの動機や講座へのご要望など)
をお送りください。
 
講師プロフィール:
寬澤玲一郎
長野県生まれ。東京大学文学部卒業後、アニメーション美術、日本語教師の仕事を経て、カリフォルニアのルドルフ・シュタイナー・カレッジに留学。帰国後は、日本各地のシュタイナー学校で教える。現在、学校法人シュタイナー学園高等部教師。
 
ルドルフ・シュタイナーについて:
1861年、オーストリア生まれの思想家。彼の人間観は人智学(アントロポゾフィー)として知られる。シュタイナー教育やバイオダイナミック農法、またオイリュトミーなどの提唱者としても知られている。
 
その他:
・講義は日本語で行われますが、講師や企画者との英語によるコミュニケーションは可能です。 
・何かご質問などございましたら、yuria.yanagisawa@gmail.com までお気軽にお問合せください。 
 
企画:
たみゆ(Inpact HUB kyoto makers 中野民夫・小林三悠・柳沢友里亜)