今日は日曜日、することもなくてダラダラしておりました。
日曜日で仕事も釣りの予定もない日は、なんでも鑑定団、たけしのTVタックル、そこまで言って委員会NPをライブより少し遅れてCFを飛ばして録画で見たり、前日のブラタモリを見逃していたら、ゆっくり見たりして過ごすことが多いです。
今日もそんな一日になる感じだったのですが、昼過ぎの電話で状況が一変しました。
在宅で診ていた卵巣がん、肺転移、脳転移、頸部リンパ節転移の患者さん、「夏を超えることは難しい」と言われていた49歳女性なのですが、昨日までは何とか落ち着いて在宅療養されていました。 今朝、訪問看護がグリセオールの点滴に行った時も機嫌よくされていたとの事でしたが、昼過ぎに親戚の方と歓談中に突然けいれん発作を起こされ、意識も消失している との連絡でした。
交通安全週間の中、可及的速やかに駆け付けました。到着時、患者さん、痙攣発作を起こしてられて、眼球上転、呼びかけにも反応がありませんでした。血圧は高値、頻脈でSPO2は酸素2l/min経鼻で吸入されていたのですが70台でした。酸素を機器目いっぱいの6L/minに増量、セルシンを筋注、すぐに救急車依頼、もともと入院されていた天理よろづ病院に連絡して入院許可をいただきました。
数年前、卵巣がんが疑わしいと天理よろづに紹介したのは私です。ですから、経過としては
坂根医院(卵巣がんを疑って紹介)→天理よろづ病院(卵巣がんの確定診断 抗がん剤等による治療)→坂根医院(末期がんに対する在宅生活援助)→天理よろづ病院(在宅では対応困難になった後の末期医療)
となったわけです。
天理よろづ病院は、がん患者を在宅に紹介していただくとき、「在宅で対応困難になったときは必ずうちで何とかします」と、言ってくれます。そして実際にそうしてくれます。
それ、本当にありがたいです。他の病院では、「ホスピスに入れてください」とか、「すみませんが、ただいま満床で対応できません。」とか言われることしばしばなのです。
天理よろづは絶対に何とかしてくれます。満床であったら、他の病院の病床を責任もって確保してくれます。
それが本当に重要なのです。
要するに、がん末期患者さんを紹介してくる病院と在宅医との信頼関係を重んじているかどうかなのです。
天理よろづ病院は、管理者がしっかりしているのだと思います。
他の病院も見習ってほしいです!!
それにしても・・・・休日に働いてしまって・・・・
また、診療点数が上がってしまいます。個別指導・・・呼ばれるのだろうなぁ!!