今日は、朝の9時半から夕方4時半まで、田原本町の町民ホールで新型コロナワクチンの集団接種に勤しみました。
このような狭いブースに半日以上閉じ込められていたわけです。
動物園の熊や、養鶏場のブロイラーのストレスが理解できる気がしました。
午後四時半に漸く解放されましたが・・・在宅患者さんが38度以上の発熱を来しているとの連絡があって・・・
先ほど往診に行ってまいりました。
医院で抹消血液の検査をしたら・・・
なんと白血球数が4万1200!!顆粒球数が3万9100(94.9%)
呼吸音、動脈血液酸素飽和度、血尿、発熱などから、右肺炎、複雑膀胱炎と、診断していたのですが・・・
ひょっとすると慢性骨髄性白血病などの合併もあるかも!!!!
しかし、患者さんはとてつもなく頑固な高齢女性で、「死んでも入院は要らん!!」とおっしゃっています。
セフトリアキソン2g静注しましたが・・・・どうなる事やら・・・
ちなみに、血圧はもともと低めではあるのですが、今日は80/40mmHgしかなくて、動脈の酸素飽和度も90ギリギリです。
常識的には入院加療なのでしょうが、在宅医療には常識が通じない事も多いのです。
ご本人、ご家族の希望を出来るだけ反映した上で、最善を尽くしたいと思っています。