の続きですややこしいですね・・・すみません。
交友と同じく食する時、美饌にむかえば食過やすし。
飲食十分に満足するは禍の基なり。
花は半開に見、酒は微酔にのむといへるが如くすべし。
興に乗じて戒を忘るべからず。
慾を恣にすれば禍となる。
楽の極まれるは悲の基なり。
・飲み会(宴会、披露宴やパーティー)などの席では、食べ過ぎに要注意
ってことですね。
・「楽しい」「祝い事」だからといって、セーブすることを忘れるな
と。新型コロナのお蔭?でめっきり飲み会は減りましたねぇ〜
朝食いまだ消化せずんば、昼食すべからず。
点心などくらふべからず。
昼食いまだ消化せずんば、夜食すべからず。
前夜の宿食、猶滞らば、翌朝食すべからず。
或半減し、酒肉をたつべし。
およそ食傷を治する事、飲食をせざるにしくはなし。
飲食をたてば、軽症は薬を用ずしていゆ。
養生の道しらぬ人、殊に婦人は智なくして食滞の病にも早く食をすゝむる故、病おもくたる。
ねばき米湯など殊に害となる。
みだりにすゝむべからず。病症により、殊に食傷の病人は、一両日食せずしても害なし。
邪気とゞこほりて腹みつる故なり。
・まだ消化しきっていないうちに食べるな
と、仰っています。
・夕食が翌朝になっても消化しきっていなければ、朝食は抜きなさい
と。
朝食は抜いた方がいいか?
3食きちんと食べた方がいいか?
いろいろな説がありますけれど、益軒さんに言わせると、
・胃にまだ残っているうちは食べるな
ということです。
・食あたり(胃もたれ)を治す場合は、飲食しないこと
・飲食しなければ、軽症ならば薬を使わなくても治る
・養生の方法を知らない人、特に婦人は「胃もたれ」にも食べることを勧めるから、余計に悪くなる
女性の場合は、母性から「たんと食いなっせ^^」ってなるんでしょうねぇ〜
・ねばき米湯(重湯みたいなものかな?)をみだりに勧めてはいけない
・食あたり(胃もたれ)の場合は、2、3日食べなくても害はない
・邪気が滞って満腹なのだから(脾胃の働き(消化)が気の流れを良くする、と総論でも繰り返し仰っていました。)
聖人其(その)醤(あえしお)を得ざればくひ給わず。
是養生の道也。
醤とはひしほ(:なめ味噌)にあらず、其物にくはふべきあはせ物なり。
今こゝにていはゞ、塩酒、醤油、酢、蓼、生薑、わさび、胡椒、芥子、山椒など、各其食物に宜しき加へ物あり。
これをくはふるは其毒を制する也。
只其味のそなはりてよからん事をこのむにあらず。
・聖人は食べ物に応じた醤(あえしお)がなければ食べなかった
・醤とは食べ物に加える調味料のこと
・いまの日本の例をあげると、塩、酒、醤油、酢、蓼(たで)、生姜、わさび、胡椒、芥子(からし)、山椒など、それぞれの食べ物に合う調味料がある
・これを加えるとその食べ物の毒を消す効果がある
ちゃんとその食べ物に合う(美味しくなる)調味料っていうのは、その食べ物の毒消効果があるんですねぇ。
すごいなぁ〜
昔の人のいう「食べ合わせ」なんかも今ではちゃんと
・科学的に効果が証明されている
ことが多いですもんね。
今日はここまで〜
まだまだ続きます。
最後まで読んでいただいて有難うございます。
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