虹パパの日記

40代介護福祉士です。日本を良い雰囲気にしたいです。

感染症「予防」対策の参考にもなる「養生訓」10ー飲食上その4ー

2020-08-29 07:50:00 | 養生訓
のつづきです。

飲食の慾は朝夕におこる故、貧賤なる人もあやまり多し。

況富貴の人は美味多き故、やぶられやすし。

殊に慎むべし。

中年以後、元気へりて、男女の色欲はやうやく衰ふれども、飲食の慾はやまず。

老人は脾気よはし。

故に飲食にやぶられやすし。

老人のにはかに病をうけて死するは、多くは食傷也。

つゝしむべし。


・お金持ちは美食が多いから、食べ過ぎに特に気をつけた方がいい

・中年以降は性欲は衰えるけれど、食欲は収まらない

・老人の内臓の働きは弱いから、食べすぎるとからだを壊す

老人が病気になって死んでしまうのは実は、食べ過ぎて内臓に負担をかけることが原因であることが多い

・だから過ちをおかさないように気をつけるべきだ

私が働く施設でも
・多くのご老人は食べることを楽しみにしています
そして、益軒さんが仰ることとは反するのですが、
・食欲があるうちは、
・まだまだ長生きしてくれそうだなぁ
という印象です。

介護施設の場合は、
・栄養士が食事を用意して、
・カロリー計算含めて栄養バランスの良い食事が提供されているからですかね。

これが、
・自分の好きなものばかり、
・好きなだけ食べていたら
・すぐにからだを壊してしまうのかもしれませんね。

(もろもろ)の食物、皆あたらしき生気る物をくらふべし。

ふるくして臭()あしく、色も味もかはりたる物、皆気をふさぎて、とゞこほりやすし。

くらふべからず。


新鮮なものを食べなさい


ということですね。その際に、「臭い」「色」「味」が変わっているものは気が滞りやすい、と仰っています。


甚腥く脂多き魚食ふべからず。

魚のわたは油多し。

食べからず。

なしもの(塩辛)ことにつかえやすし。

痰を生ず。


・生臭く脂が多い魚は食べてはいけない

・魚の内臓は油が多いから食べてはいけない

・塩辛などは特にダメ〜


さし身、鱠(なます)は人により斟酌すべし。

酢過たるをいむ。

虚冷の人はあたゝめ食ふべし。

鮓は老人・病人食ふべからず、消化しがたし。

殊に未熟の時、又熟し過て日をへたる、食ふべからず。

ゑびの鮓毒あり。

うなぎの鮓消化しがたし。

皆食ふべからず。

大なる鳥の皮、魚の皮のあつきは、かたくして油多し。

食ふべからず。

消しがたし。


・刺身やなます(魚や野菜を細かく刻んで和えた酢の物)は人により加減するべき

・酢も摂りすぎは良くない

・冷え性の人は温めて食べるべき

・刺身を老人や病人は食べちゃダメ、消化に悪い

・特に未熟でも、熟し過ぎて日が経っていても食べるべきではない

えびの寿司は毒がある、うなぎの寿司は消化に悪いから食べちゃダメ

・大型の鳥の皮や魚の皮の厚いものは固くて油が多いから食べない方がいい。消化に悪い



やはり益軒さんは

脾胃の働き(消化)に負担をかける食べ物は避けよ

と繰り返し仰っています


益軒さんが「食べちゃダメ」と仰っているものを食べるときはせめて

・良く噛んで食べる

ことにしようかな。


今日はここまで〜


最後まで読んで頂いて有難うございます。

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