ワクチン接種を急ぐ理由

　私にとって、それは一つしかありません。ファイザー製の方がアストラゼネカ製よりははるかにましであり（予防効果は高く、リスクはアストラより低い）、しかしファイザー製の量は限られているので、ぐずぐずしていると、アストラ製しか選択肢がなくなってしまう可能性が高いことです。人数換算で、日本はファイザー製を6000万人分、アストラ製を6000万人分、モデルナ製を2000万人分、購入しています。そして、ファイザー製が先行して承認され、接種が始まっていますから、医療関係者と高齢者の接種が終わり、一般層への接種が始まれば、早々にファイザー製は尽きてしまうでしょう。　その段階になって、やっぱりワクチン接種が必要！となった時に、アストラ製しか選択肢がないのは避けたいのですよ。　であるならば、一般層への接種が始まると同時に、すぐにでも接種を申し込み、ファイザー製を打ってもらうのも選択かな、と思うのです。

　なお、ファイザーとモデルナ製はmRNA型なのに対して、アストラ製のはウイルスベクター型で作用機序は多少違います。

　ファイザー製も結構、怖いのですが、アストラ製のワクチンがどれほど変異株への効果が低く（重症化はかなり抑えているとはしているものの）、ファイザー製と比べても血栓など副作用が多くて接種中止が多くの国で言い渡されたかは、メインストリームのまともなメディアを少し検索するだけでも、容易にたくさん見つかります。

アストラ製ワクチンの作用機序


ファイザー製ワクチンの作用機序　注射されたmRNAが人の細胞にとりつき、新型コロナウイルスの突起（スパイクタンパク）を量産させ、それへの抗体形成を促します。