ホーキング博士の遺言

　Amazon audibleでホーキング博士の遺言を聞きました。そのうち、感想を載せたいですが。最近の宇宙物理学では多元宇宙（マルチバース）の存在が確実視されているようです。今の宇宙以外に、他にも宇宙があり得るが、相互に行き来できないし、どころか、互いに存在を確かめ合うこともできない、と。そして、その別の宇宙は、遠く、この宇宙の果ての隣にあるとは限らない。すぐそこに、この世界と折り重なるように、あるかもしれない、と。

　カトリックの教理の説くところの天国や地獄は、もしかしたらマルチバースだったりするのでしょうか。と、考える人がそのうち現れるかもしれませんね。天国や地獄の存在は確信していますが、それが一体どこにあるかは、昔から神学者の間で議論や思索の対象になってきました。ある者は、地獄は地の底、もしくは地球の中心にあると言い、ある者は純粋に霊的な存在で特定の場所ではないと主張しました。

　天国や地獄の存在自体は信仰箇条ですが、その場所は教義化されていません。それがあるのが地の底なのかそれともマルチバースなのか、仮に議論が起きたとしても、私は静観するつもりでいます。