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痛悔すれば許して下さる 大聖マカリオス

2022-02-01 05:00:37 | 格言・みことば
ひとりの兄弟は師父マカリオスに言いました。

「霊父よ、わたしはあやまちを犯しました」

 すると師父は答えられました。

「息子よ、聖書に『わたしは悪人の死ではなく、むしろ、悪人がその道を改めて、生きるようにと望む』(エゼキエル33:11)と書いてある。だから、わが予よ、痛悔しなさい。そうすればおまえの痛悔を嘉される心の柔和なお方(マタイ11:29)、われらの主イエズス・キリストのよろこびに輝くおん顔を拝むことができるであろう。
 赤ん坊が手をひろげて母親のほうを見ると、母親の顔がひとりでにほころびるように。赤ん坊が垢だらけでも、「うんち」臭くても、そんなことには無頓着だ。ただただかわいくて胸に抱きしめ、顔にはよろこびがあふれ、赤ん坊のすることは何でもかわいいからだ。被造物である人間が自分の子供をこんなにかわいがるのなら、われらの創り主イエズス・キリストのわたしたちに対する愛はどれほどだろうか」

大聖マカリオス  稗田操子訳『大聖マカリオスの言行録』中央出版社、pp.40-41







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