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レバノン中の無線通信機が爆発 32名死亡、500名失明、4000名負傷

2024-09-19 17:58:24 | 時事
 もう沢山報道されていますが、レバノン中のポケベルと多数のトランシーバーが爆発したようです。イスラエルの関与が、確実視されています。今日までの報道によると、32名死亡、4000名負傷、500名が失明し、イラン大使も片目が失明し、もう片目も重症、失明寸前なのだそうです。
 昔から、細々とあった戦い方ではありますが・・・。かつて、米ソ冷戦たけなわの頃、ソビエト連邦がパイプラインの調整機器をカナダに発注したと知ったアメリカ合衆国は、発注先を説得して、工作し、それは数年後に大爆発を起こしました。
 今回、レバノンで活動するヒズボラは、スマートフォンでは盗聴リスクが高いばかりか、現在地を特定されてしまうからと、旧来のポケベルを連絡用に使っていたようです。そこで、イスラエルは、製造~流通段階で細工をし、ポケベル内部に小型の爆弾を仕掛けておきます。そして、ポケベルが鳴り、それを取った瞬間に爆発し、500名が失明し、少なくとも32名が亡くなったとか。

 しかしながら、このようなやり方を国中で無差別にやるのは、どうなのでしょう。

 例えば、戦場で他人を失明させるレベルのレーザーガンは非人道兵器ということで、条約で禁じられているはずなのですが、これは、それらと大差がないではないですか。

 さらに、レバノンのヒズボラのスポンサーとなっているイランや、その同盟国中国やロシアが同じことを考え出したら、どうするつもりなのでしょう。世界中で、対立する陣営同士が、無差別にこんなことをやりだしたら、一体、世界はどうなってしまうのでしょう。

 未来の戦争は非常に恐ろしく、無差別で、手段を選ばぬものになるかもしれませんね。我々のスマートフォンやIoT家電が、このような感じで物理的な兵器になる日も、そう遠くはないかもしれません。




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