Chaprinの部屋。。

当たり前の生活の中に… ふと気づくと、素晴らしい瞬間と出会えます。それを繋いでいければ幸せです。

シルク岡谷で生まれたカメラ。。Lord。。

2023年12月07日 | 日記

ちょっと小ぶりで、可愛いクラカメだなと思い、

ジャンク扱い、フィルム一本くらいの値段で手に入れた。。 

Lord (ロード)Ⅳ B..  。。

いつものごとく1950年代のカメラ。。

レンズシャッター式のレンジファインダーカメラだ。。

有名カメラメーカーでも無いので‥

その時代、群雄割拠していた

四畳半メーカーの一つだと思っていた。

当然、ジャンク扱いレベルなので、

塵とカビはお約束の様な状態、、

まずレンズとファインダー清掃を始めるために

簡易分解を始めた。。

コニカの様な工芸品の様な

美しさを感じるような作りではないが、

何とも言えない重厚さを感じ始めた。。

これは‥ ただ物ではない… 

当時、最新鋭のダブルコッキングの

二段巻き上げのレバー。

レンズシャッターとしては音も押し込み感覚も心地よい。。

軍艦部を開くと‥ 

想像もしてなかったファインダーの作りに驚いた…

ハーフミラーではなく、プリズムを使っていた。。Σ(・□・;)

これは‥ 凄い。。

清掃が終わり、組み上げ、

ファインダーを覗き、シャッターを押す。

… この完成度の高さは何だろう…?

岡谷光学機械‥  

かつて長野県岡谷市に存在した光学器機メーカーである‥

この一週間、色々調べ、思いを馳せていた。。

簡単に言ってしまえば、

源流は服部時計店(現、SEIKO)であり、カメラの基本は

戦中、軍事光学器機の双璧の覇者であり、

海の日光、陸の東光と言われた

日本光学(現Nikon)と東京光学(現トップコン)。

その東京光学を設立したのが服部時計店であるという。。

戦中、東京光学が疎開工場を長野の岡谷に持っていた。

その後、世界一となった製糸産業の岡谷。。

そして、東京光学と製糸産業会で設立したのが

岡谷光学機械であるという。。

最初は双眼鏡などの光学製品を作り、1950年ころから

35mmフィルムカメラを生産を始めた。。

ブランド名は「Lord」。。(ロード)

絹の都、岡谷。。

まさに、「シルク ロード」のロードが名前になったと思うのは

僕だけであろうか。。(^^;)

#Lord Ⅳ B / Highkor 1 : 2.8 f=4cm (1955)

販売元 服部時計店

#lomography EARL GREY 100


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