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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

幸せに包まれた日でした 無限にHAPPY DIVE

2018年01月09日 23時53分28秒 | 蔵馬受けblog内小説


飛蔵の日と言うことで…。ツイッターで、140字以内で
小説を作るというのをやっていたのですが、

140字って凄く大変!

この場面を書きたい、って言うのがあっても、

そこに至るまでの
状況とかも入れなきゃいけないので

削る削る…!!

と言うことで140字ギリギリで
作っていました。


浮かんだままに作ったので、
続き物とかではないです。

飛蔵で浮かんだままなので、一個一個独立した話です。

抜粋してきました。


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飛蔵/光をあつめて/
賑わう街、夕方の
街灯。
「ありがと…」
睫毛が揺れた。
小さなブレスレット。
ピンクダイヤモンドの嵌め込まれた。
飛影は、蔵馬の手を握った。
その時、蔵馬、と声が聞こえた。
幽助だ。
ハッと、手を離す蔵馬…は、出来なかった。
飛影は、ぎゅっと握り返してきた。
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飛蔵/清淚/
こんなに清らかな存在を
見たことはなかった。
蔵馬のからだを
なぞる度思う。
「んっ…」
はだけたシャツから覗く体は、誘惑の香り。
「す、き…」
小さな声は、胸まで突き刺してくる。
からだは正直だ。飛影も、熱くなる。
「あっ…」
蔵馬の奥まで到達した指が濡れた。

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飛蔵/
ため息をつくと、空は
もう闇に包まれていた。 
帰りの電車は混んでいて、
改札を出た頃には倒れそうだった。
「帰りか」
突然降ってきた声に上を見ると、
その人がいた。
「飛影!」
仕事の疲れが消えた。
「なんて顔してる」
ぐい、と手を重ねると、飛影の手は暖かかった。

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飛蔵/
雪に手を伸ばす蔵馬を、そっと飛影は見た。
「どうしたの」
翳した手を下げて、蔵馬は、甘く笑った。
「別に…お前こそ、どうした」
何か言いたげなくせに言葉にしない蔵馬を、
睨むように見た。
「待ってるんだけど」
「…何を」
「温めてくれるのを待っているんだけど」
小悪魔の微笑みだった。

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飛蔵/
「船酔いか」
からかう声に、蔵馬は拗ねた目を向けた。
「そんな訳ないでしょ」
武術会への船、心地悪そうな
蔵馬だった。
「わかっている」
皆の、舐めるような視線が気に
なるのだろう。
もっと自覚しろと思う。
蔵馬の手を引いた。
…自分が、一番近くにいる。

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飛蔵/
「飛影!」
向けられる視線が真っ直ぐで、
飛影は動けなかった。
数ヶ月ぶりの再会。
魔界の空は紺色だ。
「おい…」
抱きついた蔵馬を、ただ抱き留めた。
ふわりと香るそれが、蔵馬の証だ。
ああ、好きだと思った。
「俺も、会いたかったぞ」 

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飛蔵/夜の帳/
「あっ…ん」
中心を、舐めるたび、
籠もった声が漏れた。
恥じらう癖に、濡れ始めている。
「ひ…え」
開かれた足の白さは誘いだ。
舐めると、蔵馬のからだが
戦慄いた。
「ずっと…」
離さないでと、はっきり
言わせたかった。
「本当のことを言え」
かっと、朱に染まる頬が憎かった。


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和風飛蔵/花散/
「はっ…!」
荒い声がして、飛影の前を
何かが過ぎった。
小さな矢、鳥が一羽、落ちた。
忍びの、蔵馬の矢。
「殿、ご無事で」
「蔵馬」
消えそうな、二人の声がした。
「お前は怪我は」
「ありませぬ、お蔵はあなたが
無事なことが大事でございます」
ばか、と飛影は言いたかった。

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飛蔵/愛染/「んっ、…ぁ」
重なる唇の熱さに、漏れた
小さな吐息…唾液が顎を伝った。
魔界の小さな教会。
壁に蔵馬をもたれさせて、飛影は、小さく
囁いた。
「今までも、これからも、欲しいのは
お前だけだ」
舌が、絡まった。

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飛蔵江戸時代/恋紅/
「お蔵」
そう呼ぶ人は、一人しかいない。
茶屋の花、蔵馬は振り向いた。
「今行く」
今日は町の一番の祭りの日だ。
飛影は、薄桃色の衣に包まれた蔵馬を
見て一瞬目を細めた。
「これ」
帯に指した紅を飛影が見つめた。
「来い、塗ってやる」 
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個人的には、
この江戸時代物気に入っているんですよね。余り見ない設定だし、
ちょっとした日常の場面という感じで、
飛影が、蔵馬に、自然に触れられる話なので。

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一個一個は繋がっていないのですが、
話を広げてそのうちサイトの更新にしようかなと思う
話もあります。