最近ずっと奈々ちゃんの
新曲を聴いています。
奈々ちゃんの歌は不思議な力をくれて、いやなことがあっても
その歌声だけで浮上することが出来るし
どんなときでも心に響く。
なぜだろうと思っても、
自分がハマっているからと言う曖昧な理由だけじゃない何かがある気がする。
わからないけど、私にとって水樹奈々は
本当に大きな光です。
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥
アストロゲイション
改訂版を出すのでその校正をしています。
一冊NOWAYTOSAYだけで3週間もかかっているのに
アストロゲイションまでやり出して
疲れた――。
この話はずっと、カップリングとかではなく、一度書きたいと思って
2年くらい温めていた話でした。
それと一緒に、LINKAGEも収録しました。
これは修正版です。
大きく直しているので新しいものと思っています。
世の中で見る飛影は、ものすごく物わかりが良いけれど、
そうではないバージョンもあっても良いのではないかなと
思ったのがきっかけです。
元は水樹奈々さんLINKAGEより。ですが、
こういう話もありなのではないか
と言うところから
始まりました。
お互いに、人には譲れないものがあっていつでも
他人と重なっているわけではないっていうこと、
あると思います。
なんとなく、ふたりにも、そう言うパターンもあってもおかしく
ないのではないかなと
思ったので――。
それから、ちょっと衝動的に、飛蔵プチ小説が書きたくなったのでツイッターに
載せました。
抜粋します。
飛影から見た蔵馬は、こうなのではないかなと思ったので――。
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥
聖域
夜の帳が下り、カーテンが揺れた。眠るその人を、飛影は黙って
見た。昼間、あれほどざわついていた空気はもうない。
「蔵馬」
言っても起きないことはわかっている。だからこんな風に呼べる。
甘く。綺麗だ、と思う、今更。初めて会ったときも、本当は少し思った
けれど。腕の傷が痛々しく、一瞬目を背ける。自分なら小さな傷も、
蔵馬だと許せないと思うのはなぜだ。
――お前も、撃とうとしただろ。
蘇る、面白そうな、幽助の声が気に入らない。
武術会が始まる前、油断するなと言ったのは蔵馬だった。わかっている、と
ぞんざいに流したが、お前の方じゃないかと思う。
「そろそろ、お前も――」
続きは声にしなかった。
『あなた、幽助に出会って随分変わったね』
「わかっているようで…」
わかっていない。自分を変えたのはこいつだ。見ていないと危ういことに、
いつの間にか気づいた。強さだけを纏っているわけではない。
人間とあやかしの中間で、隙がありすぎる。
「お前も…」
実際には言わないけれど思う。
「お前も、変われ」
もっと、自分を見つめろと思った。言うとうるさいので、
言葉にはしたくない。それに…。自分の手の中に秘めていたい。
「もっと、強くなれ」
もう一度カーテンが揺れた。
変われと、今度は言葉にした。消えそうな。
自分の心を、分けてやるから。 fin
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥
新曲を聴いています。
奈々ちゃんの歌は不思議な力をくれて、いやなことがあっても
その歌声だけで浮上することが出来るし
どんなときでも心に響く。
なぜだろうと思っても、
自分がハマっているからと言う曖昧な理由だけじゃない何かがある気がする。
わからないけど、私にとって水樹奈々は
本当に大きな光です。
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥
アストロゲイション
改訂版を出すのでその校正をしています。
一冊NOWAYTOSAYだけで3週間もかかっているのに
アストロゲイションまでやり出して
疲れた――。
この話はずっと、カップリングとかではなく、一度書きたいと思って
2年くらい温めていた話でした。
それと一緒に、LINKAGEも収録しました。
これは修正版です。
大きく直しているので新しいものと思っています。
世の中で見る飛影は、ものすごく物わかりが良いけれど、
そうではないバージョンもあっても良いのではないかなと
思ったのがきっかけです。
元は水樹奈々さんLINKAGEより。ですが、
こういう話もありなのではないか
と言うところから
始まりました。
お互いに、人には譲れないものがあっていつでも
他人と重なっているわけではないっていうこと、
あると思います。
なんとなく、ふたりにも、そう言うパターンもあってもおかしく
ないのではないかなと
思ったので――。
それから、ちょっと衝動的に、飛蔵プチ小説が書きたくなったのでツイッターに
載せました。
抜粋します。
飛影から見た蔵馬は、こうなのではないかなと思ったので――。
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥
聖域
夜の帳が下り、カーテンが揺れた。眠るその人を、飛影は黙って
見た。昼間、あれほどざわついていた空気はもうない。
「蔵馬」
言っても起きないことはわかっている。だからこんな風に呼べる。
甘く。綺麗だ、と思う、今更。初めて会ったときも、本当は少し思った
けれど。腕の傷が痛々しく、一瞬目を背ける。自分なら小さな傷も、
蔵馬だと許せないと思うのはなぜだ。
――お前も、撃とうとしただろ。
蘇る、面白そうな、幽助の声が気に入らない。
武術会が始まる前、油断するなと言ったのは蔵馬だった。わかっている、と
ぞんざいに流したが、お前の方じゃないかと思う。
「そろそろ、お前も――」
続きは声にしなかった。
『あなた、幽助に出会って随分変わったね』
「わかっているようで…」
わかっていない。自分を変えたのはこいつだ。見ていないと危ういことに、
いつの間にか気づいた。強さだけを纏っているわけではない。
人間とあやかしの中間で、隙がありすぎる。
「お前も…」
実際には言わないけれど思う。
「お前も、変われ」
もっと、自分を見つめろと思った。言うとうるさいので、
言葉にはしたくない。それに…。自分の手の中に秘めていたい。
「もっと、強くなれ」
もう一度カーテンが揺れた。
変われと、今度は言葉にした。消えそうな。
自分の心を、分けてやるから。 fin
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥