神社めぐりが好きで時々北陸路福井石川から滋賀県など行ってます
今回は福井県池田町にある須波阿滇疑神社(すわあずさじんじゃ)です
須波阿滇疑神社本殿(すわあずさじんじゃ)
当本殿は、延徳三年(一四九一)に越前 守護一乗谷城主朝倉貞景が、池田領主
池田勘解由左衛平時忠(いけだかげゆざえもんたいらのときただ)を普請奉行
として寄進 したもので、再建当時は本殿 のほか、拝殿、 佛殿、護摩堂、
三重塔、鐘楼、山門の七堂 伽藍の偉容を誇 っていたといわれ その後、
天正二年(一五七四)の一向一揆の兵乱に より他の堂宇は焼失したが、
この本殿 宇のみ焼失を免れた
建築様式は、三間社流造りといわれ、桧 皮葺きの屋根を持ち、和様・唐様
・天竺様 の 三様式が融和した優美な室町中期の特色 をよくあらわしている。
全体に均整のとれた姿で、破風の優美な 曲線・海老虹梁・手挟の冴えた彫刻
などは 特に高く評価されている。
そのほか、二間繁垂木・斗肘木などには 独創的な手法が用いられ、創造的な
感覚を 持った優れた大工の手による建造物である ことが知られ、
県内最古の神社建築であると言われています