8月の公共図書館というと、「平和祈念図書」などのコーナーが設けられるのがよくあること。そこで見つけて借りてみたが...
『破壊者のトラウマ ― 原爆科学者とパイロットの数奇な運命』
小坂洋右
未来社 (2005/08 出版)
クロード・イーザリーの発言・著述に関して取り上げる価値があるとは思えない。
ドイツ人学者との往復書簡を出版したものなどもあるが、どんなもんかねえ(以前読んだけど)。
ポール・ティベッツ指揮下の第509混成航空群所属のパイロットは、何らかの形で原爆投下任務に関与したことは確かなのだが、彼らを皆「原爆パイロット」と呼ぶかどうか。
うがち過ぎの見方かも知れないが、謝罪らしき事を言ってくれる関係者がいない中、「ひどく後悔して、さらに精神病にまでなってしまった飛行士」は本邦関係者の求めていた像に合致した、という点で価値があったというと言いすぎなのだろうな。はい、過言の滝です。
リンクが充実
クロード・ロバート・イーザリー少佐について
ストレート・フラッシュと名付けられたB29爆撃機
ジョージ・プライスについては知らなかった。生物学者としてもユニークな人だったのね。
http://en.wikipedia.org/wiki/George_R._Price
マンハッタン計画に関与した科学者が何人いたと思っているのだろうか。彼らを皆「原爆開発学者」と呼ぶかどうか。
ところで:
非核三原則などの古典的な誤解の上に、更に新たな誤解が加わってきた~都合よく誤解されるオバマ核軍縮演説 by 大礒正美師
『破壊者のトラウマ ― 原爆科学者とパイロットの数奇な運命』
小坂洋右
未来社 (2005/08 出版)
クロード・イーザリーの発言・著述に関して取り上げる価値があるとは思えない。
ドイツ人学者との往復書簡を出版したものなどもあるが、どんなもんかねえ(以前読んだけど)。
ポール・ティベッツ指揮下の第509混成航空群所属のパイロットは、何らかの形で原爆投下任務に関与したことは確かなのだが、彼らを皆「原爆パイロット」と呼ぶかどうか。
うがち過ぎの見方かも知れないが、謝罪らしき事を言ってくれる関係者がいない中、「ひどく後悔して、さらに精神病にまでなってしまった飛行士」は本邦関係者の求めていた像に合致した、という点で価値があったというと言いすぎなのだろうな。はい、過言の滝です。
リンクが充実
クロード・ロバート・イーザリー少佐について
ストレート・フラッシュと名付けられたB29爆撃機
ジョージ・プライスについては知らなかった。生物学者としてもユニークな人だったのね。
http://en.wikipedia.org/wiki/George_R._Price
マンハッタン計画に関与した科学者が何人いたと思っているのだろうか。彼らを皆「原爆開発学者」と呼ぶかどうか。
ところで:
非核三原則などの古典的な誤解の上に、更に新たな誤解が加わってきた~都合よく誤解されるオバマ核軍縮演説 by 大礒正美師