竹紫館剣道

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竹紫館道場の情報や日頃の活動などを発信します

はる君の受難

2007-09-29 | つぶやき
基本組を指導していただいている稲川先生の愛息子、はる君。
稲川先生が稽古の指導中は、父兄の方がお母さんに代わって遊び相手に。



愛らしい仕草と愛嬌いっぱいのはる君は、子供達の人気者です。
誰もがはる君を抱っこしたくて、もう、揉みくちゃです。



ようやく解放されて、お母さんと階段を下りると
防具をつけた子供達や先生方を見つけて、「メン、メン!」
道場の入り口で食い入るように見つめています。



そこに道場から現れた館長の水島先生。
「はる、ジージだよ」稲川先生が言うと
「ニーニと呼びなさい、ニーニだぞ!ジージと呼んだら怒るぞ!」
水島先生が防具をつけたまま無茶を言ってはる君に凄んでみても
はる君はへっちゃらです。はる君は、もしかして凄い大物かも。

こうしてお子さんを出産されても、子供達の為に道場に来て指導して下さる稲川先生。
本当に、ありがとうございます。
凛として指導される稲川先生は、女の子達の憧れです。

はる君の受難は、まだ続く…


(記事 かりんこ)








中秋の名月

2007-09-25 | つぶやき
こんな話を聞いた。
中秋の名月の夜、子供達に「お月見泥棒」の特権が与えられる風習の残る地域があるらしい。
お月見泥棒とは、家の軒先に供えた団子やお菓子を 子供達が
文字通り泥棒する事が許される、三重県の四日市や幾つかの地域に残る風習の事で
沢山盗られれば、縁起がいいと喜ばれるのだとか。
花より団子、もとい、月より団子の子供達には嬉しい特権であろう。
現在ではブザーを鳴らし、「お月見泥棒くださーい!」と声をかけ
家の人から直接お菓子をいただいて行くという。
してはいけない事をわきまえた現代っ子よろしく、律儀な泥棒になったものである。



なんて読書の秋らしく、阿刀田調の書き出しで始めてみましたが、
みなさん、「お月見泥棒」なんてご存知でしたか?
日本版、ハロウィンとも言われているようです。
どんな意味を込めてそういう風習が行われたのかはわかりませんが
子供達が大切にされていた、思いやりのある時代に始まったんでしょうね。

いつの時代も、子供は私達人類の財産です。
子供達の声や笑顔が沢山溢れている事が豊かさの象徴であり
地域ぐるみで子供を育てる事が、思いやりのある人間形成に繋がるのだと
「お月見泥棒」は小粋に伝えているのかも知れませんね。

時々、薄煙のような雲に覆われながらも
そのまん丸な顔を見せてくれた月、今日は中秋の名月です。
このところ、事前に天体の話に触れると天気が崩れる不運が続いたので
今日は月を見るまで記事にするのは我慢していました。
お月見ができて嬉しいような、悔しいような、複雑な気分です。

さて、心静かに月見酒を楽しみ、月を抱いて眠りにつくとしましょうか

(記事 かりんこ)

体験入館

2007-09-21 | 館生募集


以前ブログの中でも紹介した、道場前の街路樹のカリンです。
ふくよかに育った実を沢山つけていました。
これから時間をかけてゆっくりと黄色く色付いてゆくのですが
こんな木の実でも、運命は三つに分かれます。
その身の重さに耐えられず落ちてしまうか、人間に採られてしまうか、鳥に啄ばまれるか。
一見、潰えたかのように思えるその実の運命も
鳥によって運ばれた種がどこかで芽生える事もあるのです。
気の遠くなるような可能性に賭け、カリンは今年もその実を熟していくのですね。


さて、言葉もまだ舌足らずな、体操着姿の可愛い子供達。

体験入館をしばらく続けていた子供達です。
基本組の稽古の合間に先生からご指導していただき
短い時間ながらも、楽しんで稽古に参加してくれていました。
体験入館は今月で終わります。
来月からは正真正銘の館生として、竹紫館へ稽古に通うことになります。
みなさん、来月になって彼らを見かけたら、その小さな手をとり
一人前の扱いでこう言ってあげて下さい。

「ようこそ、竹紫館へ!剣道を一緒に頑張っていきましょう!」


竹紫館では、後に続く少年、少女剣士を随時募集しています。
興味のある方は気軽にお電話下さい。
まずは、体験入館から始めてみましょう!

(記事 かりんこ)









第23回わらび剣友会招待親善試合

2007-09-17 | 大会報告
本日、蕨市民体育館において「わらび剣友会招待親善試合」が開催され竹紫館より
中学生・小学生高学年・低学年の3チームが参加しました。

【小学生・低学年の部】

監督  沖田大輔先生
選手  先鋒 貫井北斗・次鋒 仮谷拓馬・中堅 水島昴平・副将 松下こずえ・大将 萬徳弘美

【小学生・高学年の部】

監督  沖田大輔先生
選手  先鋒 日吉光希・次鋒 安藤玲・中堅 松下純平・副将 萬徳伸之・大将 花見力

【中学生の部】

監督  榎本弘文先生
選手  先鋒 加藤雅樹・次鋒 佐藤貴紀・中堅 小川弘樹・副将 竹内咲・大将 山本芳樹


【戦況・戦績】

小学生・低学年の部 (予選リーグ敗退)
1試合目 対 北本剣士会戦    惜敗
2試合目 対 四誠館戦       勝利(2-2本数勝ち)

小学生・高学年の部 (予選リーグ敗退)
1試合目 対 大宮別所剣友会戦 勝利(3-1)
2試合目 対 北本剣士会戦    惜敗

中学生の部
予選リーグ2試合とも危なげない試合運び(2-1・4-1)で決勝トーナメントに進みました。
午後から始まったトーナメント1回戦目、お相手は与野剣友会。この試合も4勝7本と勝利し
準決勝、お相手は芝スポーツ。先鋒引き分けの後、次鋒キャプテン佐藤選手。今日は
ここまですべて2本勝ち、この試合でも鮮やかに2本決めてくれました。
副将の紅一点竹内選手も会心の面で勝利し、舞台は決勝戦へ!

決勝戦のお相手は、強豪解脱錬心館。榎本先生のアドバイスに選手は真剣に聞き入ります。


すべての観客と応援団の見守る中、決勝戦は始まりました。
次鋒が終わったところで1勝の先行を許す試合展開。中堅の小川選手が打った面に
旗が3本!!竹紫館の応援団の割れんばかりの拍手の中、緊迫した試合は続きます。
その後1対1に戻すも善戦及ばずの惜敗。


しかしみごと準優勝でした!



中学生の見事な戦いぶりをしっかり見ていた小学生たち、先輩たちからたくさん学びそして今度は君たちが賞状を
もらえるよう、明日からの稽古でいっぱい汗をかいて一生懸命がんばろう!!

本日招待親善試合を運営した戴きました、わらび剣友会の皆様方に御礼申し上げます。有難う御座いました。
最後になりましたが、今日も一日監督としてまた審判を兼ねてご指導戴きました榎本先生・沖田先生有難う御座いました。
七条剣先生にも審判として、また選手のそばであたたかく見守って戴き本当に有難う御座いました。



(記事 松下)






9月度木守少年剣志会

2007-09-15 | 錬成会・練習試合
本日、恒例の木守少年剣士会合同稽古会に参加して参りました。



真夏を思わせるような気温の中、いつものように事務局のご配慮により冷風機を
配置して頂くも、参加した子ども達の熱気で会場は蒸し風呂のよう
8月の合宿を乗り切った館生たちは大汗をかきながらも一生懸命試合に取り組んでいました



この稽古会も10月でちょうど1周年を迎えます。会の発足当初は5チームからスタートしましたが、事務局のご尽力により
現在では20チームを超える団体の参加がある稽古会になりました。埼玉県はもとより東京・神奈川・千葉・茨城の強豪
チームが集い、竹紫館の館生も多くの剣志たちと剣を交えます。
これからも自分に足りないところ、課題探しに大いに汗をかいて欲しいと願います。

今回も監督・引率していただきました沖田先生・伊谷先輩お忙しい中また暑い中本当にありがとうございました。



(記事 松下)

選手胴

2007-09-13 | つぶやき
夕暮れ時になると、熱の落ちた風が首筋をかすめていくようになりました。
体調によっては心地良くもあり、肌寒くも感じる風ですね。
首をすくめて見上げると、息子の膨れっ面のような石榴が首を垂れていました。
そうそう、台風の季節は、石榴のなる季節でもありましたね。
食べられると思うと、可愛くも見える面構え。
あぁ!今年の秋も食欲が最優先…



特記する記事がないという事は、稽古中の大事に至る事故も怪我もないと言う事です。
何よりですね。

棚にあるのは竹紫館の選手胴です。
試合で選手に選ばれた館生は、この深い赤味を帯びた選手胴をつけて試合に臨みます。
竹紫館の先輩方が大切に使ってきました。
切磋琢磨して一緒に頑張ってきた仲間、辛い稽古、負けた悔しさ、勝つ喜び、誇り、
沢山の思いが宿った、正々堂々と勝負に挑むための胴です。
試合や大会に行く機会も多い今日、
もう一度、この選手胴をつける事の意味を、考えてみてください。


試合日程や集合時間持ち物など、道場の黒板に告知してありますので
忘れずに確認をお願いします。

また、指導者紹介の記事をぼちぼち更新していますので、時々覗いてみて下さい。
カテゴリーの指導者紹介から見ることが出来ます。


(記事 かりんこ)

剣道連盟主催 普通救命講習

2007-09-10 | 行事
昨日の日曜日は9月9日(救急の日)。
救(9)急(9)の日にちなんで、蕨市剣道連盟主催の「普通救命講習(AEDを使用する心肺蘇生法)」
を学びに、蕨市消防本部まで 父母の会より山本副会長以下、8名が参加して来ました。


↑画像をクリックすると他の隊員さんが別ウィンドウで登場します!


9時より講習及び実習開始。講師は我が道場の佐々木先生です。いつもの胴着姿とは違い、
制服をビシッと決め『隊長』と呼ばれている佐々木先生に一同『カッコいい』。      

AEDとは、『突然心臓がけいれんを起こし、心肺停止になった時に心臓に電気ショックを与えて
心臓を正常に戻す器械』です。

私たちが、意識のない人に出会った時「AED」を使って、救急車が到着するまでの約4~6分の間
【2回の人工呼吸・30回の心臓マッサージ・AEDの電気ショックの処置を繰り返して行い、
救急隊員の方に処置内容を言葉で引き継ぐ・・・】という講習内容に、皆の顔も自然と引き締まります。



講義の後、名札の色ごとに3チームに分かれ、1人ずつ人形を相手に実習をしていきます。
並んでいる時は解っているつもりでも、いざ自分の番になり人形を前にすると忘れてしまう
私たちに、佐々木先生はじめ、隊員の田中さん、小林さんが的確に教えてくださいました。
 


実習総まとめに、1人ずつ効果測定(試験)を受けました。久しぶりの大きな緊張感の中、
試験を受けた私たち・・・。
試験終了後、佐々木先生から全員合格のお言葉と『修了証』を頂く事が出来、一同『ホッ』。

『自分でも、誰かを助ける力となれる・・・』今日の体験は、誰もが手を取り合って生きて行く事の
大切さも学んだ気がします。
皆さんも、機会を見つけて講習会に参加されてみてはいかがでしょう。

頑張ったご褒美に、消防署内の見学もさせて頂きました。
佐々木先生始め、消防署の皆さん、お忙しい中ありがとうございました。




(撮影 ウルトラ隊員)
(記事 てんこ)

蕨剣道祭2007

2007-09-09 | 大会報告
本日、蕨市立東小学校体育館に於いて
「蕨市少年剣道選手権」を兼ねた「蕨剣道祭2007」が行われました。
木立の間を吹き抜ける風も心地良い隣の市民公園とは対照的に
風の通らない体育館は蒸し暑く、夏日を思わせる中での開催となりました。


<蕨市少年剣道選手権>
小学生は3年生からの出場です。



【戦績】



4年生の部

優勝    安藤 玲
準優勝   水島昂平
第三位   萬徳弘美
第三位   松下こずえ




6年生の部

優勝    松下純平
第三位   花見 力

尚、3年生から6年生までの各学年上位入賞者2名づつで結成したチームは蕨市の代表として
11月4日県立武道館で行われる「第5回埼玉県剣道大会(小学生の部)」に出場します。

竹紫館からは、松下(純)選手、安藤(玲)選手、水島選手が出場権を獲得しました。
頑張ってください。



小学生の試合の後は、各団体の中学生と市内中学校の剣道部の生徒を交え
シャッフルしてチームを作り、審判指導講習を兼ねた試合を行いました。
面識のない選手とチームを組んだり試合をしたり、兄弟対決があったりと
新鮮な場面も数多くありました。


一般の部では伊谷先輩が出場しており、応援に残っていた子供達の
熱い声援を受けて、頑張っていたようです。



最後に今日の試合を振り返って、沖田先生の感想から
応援に駆けつけてくれた小川先輩が抜粋・補足してコメントの記事にして下さいました。

「皆さん、本日は暑い中お疲れさまでした。子供達も一生懸命頑張ったと思います。
今日の試合では、7月に行われた蕨市剣道大会に比べると
夏場の練習の成果によって、成長が見られた試合となりました。
しかし、その夏場の練習に対する姿勢や意識によって、成長の仕方は人それぞれでした。
その成長を自分の自信に変えて、これから頑張っていけたら良いと思います。」

★一生懸命記事を執筆中の小川先輩。ありがとうございました。


剣道連盟関係各位の皆様、本日は早朝から会場準備・進行に尽力いただき
どうもありがとうございました。
また、審判などでお手伝いいただきました先生方にも厚くお礼申し上げます。
応援、お疲れさまでした!

(記事 かりんこ)

意外な一面

2007-09-08 | つぶやき
先日、「草履つくり♪友の会」講習会が行なわれましたが
宿場まつりバザー出店の戦力商品にという事で
パンツ見えちゃったさんが沢山の鼻緒を作ってくれました。
生地は講師の竹内さんが提供して下さったものです。



どうです、圧巻のこの量!!
講習会は折を見て開催の検討をしていただけるようなので
また皆さんで頑張ってみましょう!

履き心地がソフトで、試用者の方にはとっても好評のこの草履。
鼻緒との組み合わせ次第では、カラフルで素敵なオンリーワン商品になりそうですね。
パンツ見えちゃったさんの器用さとマメさに脱帽です
どうもありがとうございました。

(記事 かりんこ)


稽古とは…

2007-09-07 | お知らせ
日本列島の本土を縦断した台風。
雨量も多く、関東でも危険水位に到達してしまった河川もあり大変でしたね。
道場でも特練がお休みになりました。

学校の行事や剣道の大会が立て込む時期になり、稽古にも熱が入ります。

多くの時間を共に過ごす事の多い道場の仲間。
それぞれにスタンスはありますが、それぞれが求めているものを認め合える関係は素晴らしいものです。
互いに健闘を称える事もあれば、出遅れれば悔しくも感じ、励みにもできる。
何の見返りがなくても、気がつくと周りにいて、互いに互いを大切と思える仲間であって欲しいですね。


さて、ここで一つご理解・ご協力のお願いがあります。
先にも触れたように、この時期学校・部活・道場の行事が大変立て込んでいて
先生、役員さんが試合のメンバー調整に大変苦慮しているようです。
基本的には学校行事に合わせる調整がなされますので
各学校ごとに行事の予定が、特に土・日などに入っているようなら
出来るだけ早い時期に前もって役員さんに知らせていただきたいのです。
各学校ごとにそういった担当者を決めておくのもいいでしょう。
特に大会などは申し込みの締め切り日が決まっており、調整も大変です。
また、特練など日にちや対象になる館生がはっきりしている稽古などは
出欠、もしくは出席可能な時間帯などを各自で役員さんに知らせてください。

先生も役員さんも、出来るだけ沢山の館生が参加できるよう配慮する努力をしています。
稽古は与えられるというスタンスではなく
少しでも時間を作り出し、稽古を付けていただくようお願いするというのが
本来のあるべき姿だと私は思うのですが、皆さんはどのように思われますか?
少々辛辣ですが、先生方も役員さんも、有り余る時間を費やしていると言うわけでなく
皆さんと同じ貴重な時間を割いているのだという認識は、忘れずに持っていて欲しいと
切にお願いいたします。


(記事 かりんこ)