日々変化して、波打つ感情の一つひとつを注視する。
今まで綴ってきた思い。
描いてきた理想画。
伝えたいイメージ。届けたい願い。
綴ることで、もやもやしていた心の内を、自分に伝えることができた。
語ることで、ふわふわしていた日々の自分を、戒めることができた。
でも、それだけ。
ここで語って、何が残るの?
ここで綴って、何が現場に生きるの?
ただ書き綴ることだけに時間を割くなら、教材研究しなさいな。
ただ自己アピールしたいだけなら、教授法考えたほうが現場に生きるでしょ?
そうじゃない、そんなことがしたいわけじゃない。
言葉にしてきたいくつもの思いを具体化できないまま、過ごす毎日の重さに辟易していた。
この気持ちを具現化したい。
どんなに強く願っても、思い描いても、目に見えなければ伝わらない。
思いを現場で伝えるための、カタチにするための技術が欲しいと思った。
綴ることで、語ることで見えてきた、自分自身。
自らに課した課題。
10月に迎えた、大きな壁。もがく自分。超えられない自分。
そして、その壁を超えたという実感。
自らの信念をぶつけていく。跳ね返ってくる。
ここまではできた。ここからはまだ、できない。
でも、見えた。
確かな感触。
実践することが、そのために計画を練り上げることが、今、こんなにもおもしろい。
現場での変容が、己の大きな喜びに変わった。
壁だ。壁を課すんだ。
褒め続けるだけの教育には甚だ疑問で。
ただただ叱り続ける教育なんて、教育じゃない。
小さなハードルを、確かに越えた実感を、他者視点で認める。
少し大きなハードルにチャレンジ、失敗の中の成功のタネを見つける。
認める。自身に自信がつく。もう一度チャレンジする。
これだ、これを実践化していこう。
新しく出来た、新たな課題。
キラキラしてる。モチベーションも上がってる。
もっともっと、欲を出して。
眠さや飽きや食欲に、日々負けてはいるけれど。
そして、恐れを知らない欲深いあたしは、もっともっと求めてる。
経験と語り合いの場。それができる仲間たち。
自らが胸に抱く、この信念が大きく揺らぐような。
その揺らぎで自分が今いる場所を、再確認できるような。