・・・。
声をかけられないヘタレなわたしを見兼ね、友が声をかけた。
「もし良かったら、食べますか?」
差し出すキャンディー。コミュニケーションのきっかけは、些細なことでいいのだ。
・・・物怖じしない彼女のように話しかけるには、もう少し時間を割かないと厳しいが。
「・・・ありがとう。日本人?」
にっこり笑う大統領、たったそれだけだったが、受け入れられている気がした。
嬉しかった。
わたしたちは、いろいろな話をした。
家族のこと、仕事のこと。
国のこと、環境のこと。
簡単な会話で、些細な内容だったが、内容以上に満ち足りた空間がそこにはあった。
一瞬でも、足が・・・と思ってしまった自分の小ささに、少し恥じた。
銀行員。5歳と8歳と12歳の子どもがいる。夫が鉄道会社の社員だから、この列車もフリーなのよ、と彼女は加えた。
同じ味のキャンディーが溶けてなくなっても、わたしたちの会話は続いた。
駆け引きのない、普通の会話。
インドに来て、初めての経験だった。
初めてだったんだ。
声をかけられないヘタレなわたしを見兼ね、友が声をかけた。
「もし良かったら、食べますか?」
差し出すキャンディー。コミュニケーションのきっかけは、些細なことでいいのだ。
・・・物怖じしない彼女のように話しかけるには、もう少し時間を割かないと厳しいが。
「・・・ありがとう。日本人?」
にっこり笑う大統領、たったそれだけだったが、受け入れられている気がした。
嬉しかった。
わたしたちは、いろいろな話をした。
家族のこと、仕事のこと。
国のこと、環境のこと。
簡単な会話で、些細な内容だったが、内容以上に満ち足りた空間がそこにはあった。
一瞬でも、足が・・・と思ってしまった自分の小ささに、少し恥じた。
銀行員。5歳と8歳と12歳の子どもがいる。夫が鉄道会社の社員だから、この列車もフリーなのよ、と彼女は加えた。
同じ味のキャンディーが溶けてなくなっても、わたしたちの会話は続いた。
駆け引きのない、普通の会話。
インドに来て、初めての経験だった。
初めてだったんだ。
全然知らないヒトなのに一緒に唄ったり、写真とったりさー{地球}