見慣れた東京の白く冷たい色とは違って翼の下に見える街並みは電球色の暖かい灯に包まれていた。
日本の照明はその大半がLEDに転換しつつあるのにここは白熱灯が主流なのだろう。
夜明けのパリは雨に濡れていた。
まだ半分覚醒していない頭を奮い立たせ明け方から働きに出る乗客に混じって始発の地下鉄に乗る。
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パリはまだ夜
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街灯は暖かい電球色
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オルセー美術館の前。みな何時間も並ぶ。
ルーブルから川沿いにオルセー美術館まで歩く。それ程寒くは無い。
近くのカフェで早い朝食を摂るがまだ開館まで時間があるのに店の掃除だと追い出されてしまう。
美術館の前にはもう順番待ちの列が出来はじめていた。
ドイツから来たという老夫婦の後に並び開館までの長い時間を待つ。
気が付くと長蛇の列。いろんな国の人が来ている。総じてチャイナ系は喧しく思わず眉をひそめたくなるが昔の日本人旅行者も皆そうだったのかも知れない。
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オルセーで十分堪能して次はオランジュリーへ向かう。
まさかモネの睡蓮を生で見られるとは思わなかったので超感激だったが美術館のハシゴは結構ハードだ。
でもまさかこの後さらなる強行軍に付き合わされる事になるとは思わなかった。
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オランジュリーは公園の中の小さな美術館
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折角だからと名だたるブランドの本店に向かう。美豚…じゃなかった「ルイ・ヴィトン」は店に入るのも順番待ちだ。東洋人が多く見えるがその大半はチャイナ系。着る物のセンスが日本人と違うのですぐ解る。
でもそれ以上に違うのがその「買いっぷり」だ。何しろ吟味しない。取っ替え引っ替え何度も迷いながらのショッピングじゃない。
「ここからここ迄、ぜ~んぶチョウダイ」とばかりに一気に買う。
恐らく中国の富裕層なのだろうが見ていてあまり気持ちの良いものでは無かった。
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あ~そこは上がっちゃいけません、と書いてあります。
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コンサート会場の教会
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地元のひとばかり。けっこう寝てます。
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いったんホテルに戻るとカウンターのオヤジが「ムッシュー(ご主人)は疲れてそうに見える。オレの飲んでるスタミナドリンクを飲め」と勧めてくれたのを丁重に断り、申し込んであった教会のコンサートに出掛ける。
パッヘルベルやアルビノーニなど誰でも聴いた事が有るような親しみやすい曲を生で聴けるのだがさすがに日本人はボク等位で殆どが地元の人で埋まっていた。
高い教会の天井に響く弦楽器の音に酔いしれているとニョーボ、子供は「ZZZ…」
おいおいここで居眠りとは、と周りを見ると結構寝ちゃってる人が居ます。まぁ無理も無いか。
さてこれから2014年へのカウントダウンなので賑やかなコンコルド広場かエッフェル塔の近くで新年を迎えようと地下鉄に乗る。
年末年始のメトロは乗車賃が無料なのでごった返す改札からホームまで迷子にならないように歩く。
それにしても酔っ払いが多い。アチコチに割れたワインボトルが散乱し奇声を上げている若者が沢山いる。
街角には「軍人」か?と思うような重装備の警察官が配備され不測の事態に備えている。カウントダウンも近づき広場はますますごった返してきたのとメトロで階段規制が始まった。カフェは何処も満杯で座るところも無い。
さすがにヤバめな雰囲気を感じてホテルまで引き上げることにする。
輝くエッフェル塔がキレイだ。
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年末年始のカウントダウンは何処でも賑やかだ。
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だんだんヤバめになってきたので退散することに
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夜明けのルーブルはもうこんな状態
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世界中から来てます
なぜ朝早くからこんなに並ぶのか。
まだ夜明け前なのに何処までも続く長~い列。
まぁそれだけのモノがある訳だし規模も大きい。ボクも次来られるのは何時になるか判らないのだ。並んでもシッカリ見たい。
いともアッサリとモナリザやミロのヴィーナスが目の前にある。なんか不思議な気分だ。
とても見きれない。足を棒にして歩いても次から次への名画、彫刻の類。残念だったのはニケが修復のため見られなかった事くらいか。
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ルーブルの中は撮影フリー 心が広いね。
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これはデカかった。有名な「ナポレオンの戴冠式」
「オペラ座の怪人」で有名なパリオペラ座のはす向かいで食事を取る。ここも観光客だらけ。
フランスを訪れる観光客は年間8千万人、日本の薬10倍だそうな。それだけ見るモノ買うモノ楽しむモノが多いということだろう。
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御存じ「オペラ座の怪人」オープニングで出てくるやつ
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買い物に付き合わされたシャンゼリゼは夕方。
シャルルドゴール空港までのバスは夕闇のパリを抜けて走る。これから12時間のフライト。気が遠くなる。
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ノートルダム大聖堂
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高感度が強くなったE-M1は頼もしい。
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E-M1&12-40F2.8
日本の照明はその大半がLEDに転換しつつあるのにここは白熱灯が主流なのだろう。
夜明けのパリは雨に濡れていた。
まだ半分覚醒していない頭を奮い立たせ明け方から働きに出る乗客に混じって始発の地下鉄に乗る。
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パリはまだ夜
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街灯は暖かい電球色
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オルセー美術館の前。みな何時間も並ぶ。
ルーブルから川沿いにオルセー美術館まで歩く。それ程寒くは無い。
近くのカフェで早い朝食を摂るがまだ開館まで時間があるのに店の掃除だと追い出されてしまう。
美術館の前にはもう順番待ちの列が出来はじめていた。
ドイツから来たという老夫婦の後に並び開館までの長い時間を待つ。
気が付くと長蛇の列。いろんな国の人が来ている。総じてチャイナ系は喧しく思わず眉をひそめたくなるが昔の日本人旅行者も皆そうだったのかも知れない。
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オルセーで十分堪能して次はオランジュリーへ向かう。
まさかモネの睡蓮を生で見られるとは思わなかったので超感激だったが美術館のハシゴは結構ハードだ。
でもまさかこの後さらなる強行軍に付き合わされる事になるとは思わなかった。
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オランジュリーは公園の中の小さな美術館
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折角だからと名だたるブランドの本店に向かう。美豚…じゃなかった「ルイ・ヴィトン」は店に入るのも順番待ちだ。東洋人が多く見えるがその大半はチャイナ系。着る物のセンスが日本人と違うのですぐ解る。
でもそれ以上に違うのがその「買いっぷり」だ。何しろ吟味しない。取っ替え引っ替え何度も迷いながらのショッピングじゃない。
「ここからここ迄、ぜ~んぶチョウダイ」とばかりに一気に買う。
恐らく中国の富裕層なのだろうが見ていてあまり気持ちの良いものでは無かった。
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あ~そこは上がっちゃいけません、と書いてあります。
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コンサート会場の教会
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地元のひとばかり。けっこう寝てます。
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いったんホテルに戻るとカウンターのオヤジが「ムッシュー(ご主人)は疲れてそうに見える。オレの飲んでるスタミナドリンクを飲め」と勧めてくれたのを丁重に断り、申し込んであった教会のコンサートに出掛ける。
パッヘルベルやアルビノーニなど誰でも聴いた事が有るような親しみやすい曲を生で聴けるのだがさすがに日本人はボク等位で殆どが地元の人で埋まっていた。
高い教会の天井に響く弦楽器の音に酔いしれているとニョーボ、子供は「ZZZ…」
おいおいここで居眠りとは、と周りを見ると結構寝ちゃってる人が居ます。まぁ無理も無いか。
さてこれから2014年へのカウントダウンなので賑やかなコンコルド広場かエッフェル塔の近くで新年を迎えようと地下鉄に乗る。
年末年始のメトロは乗車賃が無料なのでごった返す改札からホームまで迷子にならないように歩く。
それにしても酔っ払いが多い。アチコチに割れたワインボトルが散乱し奇声を上げている若者が沢山いる。
街角には「軍人」か?と思うような重装備の警察官が配備され不測の事態に備えている。カウントダウンも近づき広場はますますごった返してきたのとメトロで階段規制が始まった。カフェは何処も満杯で座るところも無い。
さすがにヤバめな雰囲気を感じてホテルまで引き上げることにする。
輝くエッフェル塔がキレイだ。
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年末年始のカウントダウンは何処でも賑やかだ。
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だんだんヤバめになってきたので退散することに
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夜明けのルーブルはもうこんな状態
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世界中から来てます
なぜ朝早くからこんなに並ぶのか。
まだ夜明け前なのに何処までも続く長~い列。
まぁそれだけのモノがある訳だし規模も大きい。ボクも次来られるのは何時になるか判らないのだ。並んでもシッカリ見たい。
いともアッサリとモナリザやミロのヴィーナスが目の前にある。なんか不思議な気分だ。
とても見きれない。足を棒にして歩いても次から次への名画、彫刻の類。残念だったのはニケが修復のため見られなかった事くらいか。
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ルーブルの中は撮影フリー 心が広いね。
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これはデカかった。有名な「ナポレオンの戴冠式」
「オペラ座の怪人」で有名なパリオペラ座のはす向かいで食事を取る。ここも観光客だらけ。
フランスを訪れる観光客は年間8千万人、日本の薬10倍だそうな。それだけ見るモノ買うモノ楽しむモノが多いということだろう。
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買い物に付き合わされたシャンゼリゼは夕方。
シャルルドゴール空港までのバスは夕闇のパリを抜けて走る。これから12時間のフライト。気が遠くなる。
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ノートルダム大聖堂
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高感度が強くなったE-M1は頼もしい。
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E-M1&12-40F2.8
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