三度目の久米島は上々の天気だった。
勝手知ったる島なので何処を走っても懐かしい気分にさえなる。
空港に降り立ち、ムッとする熱気に包まれると「また来れたなぁ…」と感慨深い想いがする程だ。
海と起伏のある景観、それ以外に何も無いこの島で4日間何もかも忘れて過ごそうと思った。

【島尻崎から望む】



【アーラ浜】
前来たときも真っ先に行った島尻崎の高台に登ってみると猛烈な日差しを海からの風が和らげてくれる。
ここから見る島の景色が好きだ。
町へ下り兼城の港へ行ってみた。
観光客が来そうも無い町並みを歩いてみたかったから。

【兼城の町並み】夏の午後、人通りも少なくゆっくりと時間が流れてゆく

【海の子供達は元気!元気!】

【海を見つめて君は何を想う?】
港近くに広い公園がありその先に長く伸びる防波堤の向こうに子供達の姿が見える。
高さ数メートルの防波堤の海側はテトラポッドが積まれ波が打ち寄せているその上で中学生位の男女が遊んでいた。
釣り竿で魚を獲る子やシュノーケルで泳ぐ子達。
関東周辺なら危険な場所として立入さえ出来ないだろう場所で「海の子」達が楽しそうだった。

【朝のホテル】

【ハテの浜にて】


【シールガチ橋】干潮のときだけ側に行ける海の中の不思議な橋。

【頂上より】宇江城城趾からの眺め。古人はどのような思いでここから海を眺めたのだろう。

【朝の風景】登武那覇城跡から宿を眺める。
お決まりの「ハテの浜」ツアーはダイビングで過ごしたがやはりここは何もしないでノンビリ過ごすのが一番だった。
冷たいビールがあればなお最高なのだが。
ホテルに帰り7月初めというのに大して客の居ない浜で過ごす。日焼け止めはシッカリ塗った筈だがもうアチコチ赤くなっている。もうどうでも良くなってきた。
潮の満ちた海で何度も泳いでは休み、また泳いで夕方まで過ごす。
もうヘトヘトになりいい歳をして何をやってるんだろう…と思う。
こんなに疲れ果てるまで海で遊んだのは遙か遠い記憶の中だ。

【イーフビーチ】日本の渚100選だとか

【波打ち際】E-5だから出来る荒技


【奥武島にて】

もう一度この島を訪れる事があるだろうか。
こんな時間を持つことが出来るだろうか。
島を離れる日の朝、高台から景色を眺めながら思った。
自分の中で埋もれてゆく何かを掘り起こしに此処に来たのだと。