雲の向こう

風任せシャッター任せ

穂高-夏

2006-08-12 23:45:29 | 旅行
入山日から上天気
梓川沿いの緑の中を気分良く歩く。
まだこの頃は元気元気。









徳沢で一服。
だいぶ登山客も多い。





横尾まで来ると急に雲行きが。
多分あと小一時間で夕立になりそう。濡れ鼠で涸沢入りは嫌なのでここで天張ることにする。案の定、土砂降り。
明日は夜明け前に出立。涼しいうちに涸沢までの急な登りを済ませてしまおう。




暗い中、ヘッデンで歩く。
涼しくて快適快適♪



目の前には朝日に照らされた奥穂が。
だんだんアゴが出てくる。もう少しもう少し…





涸沢の天場はまだそう混み合っていなかった。
設営するとすぐに身支度して北穂南稜へ向かう。
時間的にもちょうど良いくらいだ。



前穂
うん、良い気分だ。



乾いた岩肌が快適。
これだから穂高の岩場は素敵だ。





翌日は滝谷へ向かう。
かつて登れたB沢周辺は崩壊が激しく登れるルートが限られてしまった。
岩が硬く比較的安定しているドーム周辺にルートを定める。




北穂への登りはいつもながら苦しい。
急がなければ景色を楽しみながら登れるのだがルートの混み具合が心配なのでついペースが上がってしまう。







ドーム取り付きからルートを見上げる。
岩も硬く安定している。乾いた岩肌が快適そうだ。





明確なクラック沿いにルートを伸ばす。
ピンの間隔も適度でフリクションもバッチリ。




高度をつかみ取る感覚に酔う。夏・穂高の最高の醍醐味だ。





終了点まであと少し。








翌朝、黎明の奥穂送られて涸沢を後にする。

穂高よ さらば
また来る日まで
奥穂に燃ゆる あかね雲






返り見すれば 遠ざかる
まぶたに浮かぶ 屏風岩