本当なら今頃、南の青い空の下にいた筈だった。
それが何で長野の奥の方にある戸隠へ?

楽しみにしてきた久米島旅行。
ハテの浜の白いビーチでタップリと心の洗濯をするはずだった。
何ヶ月も前に予約して家族の予定も調整して、仕事も体調も万全。
なのに台風直撃とは…
行ってみて様子を見るか思い切って取りやめるか、散々逡巡したうえで「中止決定」
前日のキャンセルなので旅行代金の半分は返って来ない。なんと「10万円」(T.T)
ま、良いけどね、どうせパパのヘソクリだから。

それでヤケクソじゃないけど家族で戸隠へキャンプ。
さて家族キャンプなんて何年ぶりだろう。
就活を終えた娘達は日々バイト三昧で疲れ気味。
今年のバカ暑い夏が堪えた身体に高原のヒンヤリした風はとにかく心地良い。
ハンモックを吊すと早速昼寝。しかも昼間から缶ビールを片手に。

パワースポット
…なのだそうだ。
一体何が「パワー」なのかわからないが不思議な雰囲気なのは確か。
杉の巨木が並ぶ奥深い参道は独特の霊気を湛えている。

初めてここを歩いたのは四半世紀以上前の冬。
雪の戸隠奥社は写真好きには絶好の”獲物”だろう。
この季節は人が多すぎる。

杉の巨木が立ち並ぶ参道。
嘗てはこの両脇に幾つもの伽藍が立ち並び修験道に励む多くの僧侶が往来していたのだという。
今は草木の覆われ当時を伺う術もないが不思議な「霊気」を感じずにはいられない。

歩くこと20分位。
ようやく奥社に辿り着いた。
冬は雪に閉ざされるためシッカリしたコンクリート造りになっている。
戸隠連峰への登山口は社務所の左手から登って行く。

天場に帰ると昼寝。
「暢気」を絵に描いたような子供達。
今年は猛暑で厳しい夏で9月に入ってもヘトヘトになる毎日だが、さすが此処「戸隠」はヒンヤリして涼しい空気。
いくらでも寝られそう。

夜は夜で酔っぱらってテント脇で撃沈。
静かな夜が更けて行く。

たぶん子供と行くキャンプはこれが最後になると思う。
思いだしてみれば物心付く頃から毎年夏と春の何日かを此処で過ごしてきた。
帰るべき田舎を持たないうち子達にとって毎年行くこの戸隠はまるで「自分の田舎」のようなものだったのだと言う。
広いキャンプ場で朝から日が暮れて真っ暗になるまで正に「遊び惚ける」くらい遊んでいた子供達の姿が今でも眼に浮かぶ思い出だ。
それも今日でお終い。
もし今度来ることがあるとしたら孫の「世話係」としてお手伝いする時かも知れない。
それが何で長野の奥の方にある戸隠へ?

楽しみにしてきた久米島旅行。
ハテの浜の白いビーチでタップリと心の洗濯をするはずだった。
何ヶ月も前に予約して家族の予定も調整して、仕事も体調も万全。
なのに台風直撃とは…
行ってみて様子を見るか思い切って取りやめるか、散々逡巡したうえで「中止決定」
前日のキャンセルなので旅行代金の半分は返って来ない。なんと「10万円」(T.T)
ま、良いけどね、どうせパパのヘソクリだから。

それでヤケクソじゃないけど家族で戸隠へキャンプ。
さて家族キャンプなんて何年ぶりだろう。
就活を終えた娘達は日々バイト三昧で疲れ気味。
今年のバカ暑い夏が堪えた身体に高原のヒンヤリした風はとにかく心地良い。
ハンモックを吊すと早速昼寝。しかも昼間から缶ビールを片手に。

パワースポット
…なのだそうだ。
一体何が「パワー」なのかわからないが不思議な雰囲気なのは確か。
杉の巨木が並ぶ奥深い参道は独特の霊気を湛えている。

初めてここを歩いたのは四半世紀以上前の冬。
雪の戸隠奥社は写真好きには絶好の”獲物”だろう。
この季節は人が多すぎる。

杉の巨木が立ち並ぶ参道。
嘗てはこの両脇に幾つもの伽藍が立ち並び修験道に励む多くの僧侶が往来していたのだという。
今は草木の覆われ当時を伺う術もないが不思議な「霊気」を感じずにはいられない。

歩くこと20分位。
ようやく奥社に辿り着いた。
冬は雪に閉ざされるためシッカリしたコンクリート造りになっている。
戸隠連峰への登山口は社務所の左手から登って行く。

天場に帰ると昼寝。
「暢気」を絵に描いたような子供達。
今年は猛暑で厳しい夏で9月に入ってもヘトヘトになる毎日だが、さすが此処「戸隠」はヒンヤリして涼しい空気。
いくらでも寝られそう。

夜は夜で酔っぱらってテント脇で撃沈。
静かな夜が更けて行く。

たぶん子供と行くキャンプはこれが最後になると思う。
思いだしてみれば物心付く頃から毎年夏と春の何日かを此処で過ごしてきた。
帰るべき田舎を持たないうち子達にとって毎年行くこの戸隠はまるで「自分の田舎」のようなものだったのだと言う。
広いキャンプ場で朝から日が暮れて真っ暗になるまで正に「遊び惚ける」くらい遊んでいた子供達の姿が今でも眼に浮かぶ思い出だ。
それも今日でお終い。
もし今度来ることがあるとしたら孫の「世話係」としてお手伝いする時かも知れない。
