雲の向こう

風任せシャッター任せ

ガルモント エピックプラスGTX

2012-01-25 15:16:39 | 旅行
靴、買いました。
今使ってるGOROの靴はさすがオーダーメイドだけあってジャストフィット&インナー付なので冬は暖かく快適そのものなんですが何たって重い。
おそらく1.2㎏はあろうかってシロモノです。
これにカジタックスのミックス用激重アイゼンのコンビネーションは足枷付けられた囚人のよう。疲れまくります。
車のバネ下重量と同じで可動部分が重いと動き全体が鈍くなるんです。
厳冬期の縦走や雪稜なら問題無いんだけど氷とかクライミング系の足捌きがモノを言う山行だとチト厳しい部分がありました。

でネットつらつら見てたら池袋の秀山荘で在庫一掃セールにて31,500円。
「ガルモント エピックプラスGTX」どんなんかわからないけど取り敢えず見て良さげなら買っちゃおうと。




秀山荘は以前オリジナル商品を結構出してて「climb zone」ブランドでゴアの雨具や羽毛のシュラフ、テントなど随分とお世話になりました。ICI石井オリジナルより何割かは安かったんです。店員も結構親切で登攀用具も揃ってましたから。

それはともかく「在庫一掃セール」なのでサイズが無いかと思ったらありました。私24.5なのでUK7がベスト。
すげ~軽い。これホント冬使えんの?ってくらい。ゴアのデュラサーモうんちゃらとか新素材だそうで冬のスピードクライミングに最適とか。
それに最近の合成靴はソックス一枚なんだって。
昔から登山靴は薄手と厚手組み合わせと思ってましたが今は保温性が高い素材が使われているのでソックスは一枚にしてフィット感を重視するんだとか、へ~。

革製の登山靴みたいに使い込む程に足に馴染むことはなさそうですがメンテフリーってはの実に楽で良いです。
それにしても色のセンスはイマイチだな…


NV-U37

2012-01-25 10:42:51 | 日記
使ってみてこれ便利でした。
もともと車にナビなる文明の利器が無いのでちょうど良かったのですが山でも使えるのはなにより。



思い出してみると昔「プレイドライブ」なる月刊誌があって毎月”クイジーマップ”というラリーごっこをやってました。決められたスタート地点から駒図に従いルートを辿り試走車との距離誤差の少なさで順位を競います。
その課程で様々なクイズが出て半分観光地巡り・半分ドライブで実に楽しい遊びでした。
速度は抑えめ(そうしないと試走車との誤差が広がる)に安全運転に徹しながら駒図を読み解きワイワイ騒ぎながら走る。車にはこんな楽しみもあったんです。
でもカーナビが登場して駒図を使った昔ながらのラリーごっこは意味をなさなくなりました。
まぁ技術の進歩は与えてくれるだけじゃなく何かを失わせることもあるってことで。

同じ様に山でGPSを使うようになると肝心の「読図」が出来なくなります。いや出来なくなるんじゃ無くて読図が全く出来なければGPSも使いこなせない訳ですが、じゃ何が問題かといえば「勘」です。いわゆる「山勘」
山って勘が大事です。当たるも八卦…の勘じゃないです。そういうのが全く身に付かなくなる恐れも無いわけじゃ…
でも有ればやっぱり便利。バリエーションルートで現在地を確認したい場合、特に目印なんか無いわけですから強い味方にはなってくれます。


で結構重宝してます。必要なときだけ電源を入れれば山行中のバッテリーは心配なし。簡易防塵防滴ですから液晶画面を痛めなければ無造作に扱っても大丈夫です。
私はザックの雨蓋に入れて必要なときに取り出し現在位置を確認してます。
行き帰りはカーナビとして働いてくれるし。
買ったとき30,000円以上したけど最近は27,000円位で売ってるトコもあるみたい。


八ヶ岳天狗尾根

2012-01-03 12:10:57 | E-520
正月はメインパーティは谷川岳主脈縦走とかで休みの合わないメンバーで「何処か岩っぽくて易しいとこ行かない?」で八ヶ岳天狗尾根へ。
西面は「山渓」あたりで”雪山デビュー!”とか特集組んでたんで人多すぎるだろうし天幕代も高いし。(行者小屋周辺で一人1,000円って高くね?)
こんな時、東面は静かヨロシイです。我々の他パーティなし。
今年の正月は強い冬型が続いてるので日本海側の上越や北アは相当な積雪量があるみたいだけどこっち側(八ヶ岳とか南ア)はトコトン雪不足。でも風は強いから顔面凍傷に注意!








雪の殆ど無い林道を出合小屋までトボトボ歩く。ここの小屋は地元「高根山岳会」さんが管理されておりクライマーには実に有り難いベースとなってます。
でも今日はここで泊まると絶対宴会で明日の行動に差し支え有るのはほぼ間違いない。
飲んで飲んで飲まれて飲んで~になって朝起きられなくなって計画オジャンになるのは火を見るよりも明らかで、ここは横目で睨んで尾根取り付きを目指します。
ガサゴソと雪の少ない尾根の末端からラッセルならぬ藪漕ぎで登ること2時間。
標高2,100m地点にやや平坦な場所があるので今宵の宿としました。
仲間のザックからは魔法のようにコニャックやらワインやら焼酎、それに私の好きな泡盛(菊の露vip)が出てきて大晦日の夜を楽しく過ごしました。蕎麦も食ったし。
今年も終わりだ~!






翌日3時起床6時出発。
登攀具一式に幕営具でズッシリのザックは運動不足の身体に堪え昨日は足が痙りそうだったけど二日目になると慣れるのか今朝は快調そのもの。
30m岩壁をルンゼから乗り越し天狗岩基部を左から回り込むと今回の核心、大天狗岩の取り付きとなります。ま、核心ったって1ピッチでホールドもデカイので難なく越せますが。
小天狗を回り込み縦走路に出て折角来たんだからと赤岳山頂を踏んで帰ることに。まぁ!正月だから人の多いこと。
寒いのでとっとと下りて権現岳方面を辿りツルネ東稜を下山、約2時間で出合小屋に到着です。
当然、ここでも宴会。昨日の酒も残り僅か。…う~ん残念。














E-520&25F2.8