雲の向こう

風任せシャッター任せ

北岳バットレス

2006-10-07 00:27:32 | 旅行
樹林の中、御池小屋までの急坂を登る。
いい加減疲れてきたころ仲間の一人が「足がつった~!」
この一言で急に元気が出る。

誰かが先にバテてくれるとホント助かるわ。





翌朝、冷気の中を二俣へ。
しかし寒い。

こんなんで素手で岩に取り付けるのかいな?






うう…寒い




なんか稜線の辺りが白く見えるんだけど…
やな予感がする。





ぐげげ…
樹氷と化してやんの。こりゃ稜上は真冬だわ。



Dガリーの大滝は人の列が続いている。
とても順番待ちなどしていられないのでB沢から緩傾斜帯に登り詰め4尾根の取り付きまでトラバースする。





4尾根取り付きで地獄のような順番待ち。
寒い、寒すぎる…
クライミングシューズはキツキツになっているので足指が凍えて痛くて堪らない。
このままここから降りたいよ~
つい弱音が出てしまう。





くそ~先行パーティ、まだあんなとこでもたついてやんの。
早く行ってくれよ~凍えちまうよ~





で写真はないけど結局、夜間下降になっちまいました。夕闇の北岳頂上からヘッデンで二俣までトボトボと…

まさかあんな悲劇が待っているとも知らずに。


天場に戻ってみると…
「うおぉ!オレ達のテントが無い!!」

何と風に飛ばされて天場の端で転がってたとさ。
中はメチャクチャ。うぅぅ…悲しい。


で翌朝は無風快晴、気分上々。
良い青空だわい。






広河原小屋のベンチで残りの酒でまた宴会。
殆ど千鳥足で吊り橋を渡ります。

ん?揺れてるの?酔ってるの?
まー良い山行でした。



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