増田カイロプラクティックセンターの近況レポート

筋骨格・神経・アレルギー(NAET)・感情の統合療法。
増田裕D.Cのブログ

2006年1月7日 第2時限の時間管理

2006-01-07 13:52:24 | 近況
増田院長記

●重要なもの、緊急性の高いもの、この縦軸と横軸でできる4つの時限の中で一番優先度の高い時限は何か? コーベイ氏の「7つの習慣」によると、重要且つ緊急性の低いⅡ時限のものが一番優先順位の高い時間管理の要諦となる。なぜか?緊急性がないから、意識的に予め時間表に組み込んでおかないと、後回しにされてしまうからだ。

ではどんなものがⅡ時限に当たるか? 自己投資。人間関係の構築。読書。リクリエーションなど。私は臨床11年間になるが、その間投資した研修費は2000万円以上となる。書籍代を入れると3000万円ぐらいになるのではないか?

それで十分元を取れているか?と問われれば、黒字は黒字、今日にあるはそのおかげだが、大幅な黒字かと言われると、今後の展開に期待したい、ということになるだろう。

「加速成功」の著者、道幸武久氏は年収の3%を自己投資に使えと提唱している。なぜ自己投資が必要かといえば、生産高を生み出す生産力の維持向上に関わるからだ。この自己投資がないと、生産力は確実に低下する。維持すら困難である。燃え尽きてしまう。

セミナーの受講、読書が大切である。ふだんは読書が一番大切である。すぐれたセールスマンは読書の範囲が半端ではない。つまり話題が多いということだろう。また、仕事のヒントになることが意外な面から得られるということだろう。

またリクリエーションも非常に大事だ。Hilton Grand Vacation Clubの岩井氏は「休みを取るために一所懸命働くということがいいんですよ」と説得してくれたが、けだし至言である。師の教えと一致する。年間1週間の休暇は必要だ。そのために懸命に働く。

よく働きよく学びよく遊ぶ。これが大事なことであろう。どうしてもよく遊ぶは後回しになってしまう。これではつまらない。

人間関係の維持に時間を使うのも必要だ。これはおろそかにしがちだが、極めて重要。職場の人間関係しかり。

私はこれを良く守っているが、一般に見られる傾向はTVを見る時間が多いということである。重要性も低いし緊急性もない。1日に3時間見るとすると、1年間1000時間、10年間に1万時間である。これだけの時間を何かの勉強に使えば専門家になれるのに、まったくの時間の浪費である。この時間をゼロにする。もちろん本当にためになる見なくてはならない番組はこれにはあてはまらない。私のTVを見る時間は年間で10時間もあるだろうか?ニュースはインターネットで十分である。

●さて、ドラッカーの1月7日の金言は「資産としての知識労働者」。副題は「資産の保全こそマネジメントの責務である」。APは「最高の資産として処遇することによって、最高の知識労働者を惹きつけ留まらせることに努めてください」である。

「最高の知識労働者を惹きつけ留まってもらううには何が必要か? 彼らの生産性を高め、組織の業績に結びつけるには何が必要か?」

自分のアイディアに基づいて自由に働いてもらう。その代わりに責任も大きい。
零細のカイロプラクティックオフィスではこのような最高の知識労働者を惹きつけて事業を起こすほどの余力がない。これが正直なところだ。しかし、別の考えようもあるのか?

●本日の患者の中で印象深い2つの例を紹介する。1例は50代の女性の左手の第4指のバネ指による痛み。昨年11月に発症。調べてみると、胆嚢に「憂鬱」という感情が淀んでいる。家族の成員が関与している。何か思い当たることがないか聞くと、昨年11月に症状の悪化した心臓病の父に対する「憂鬱」と出た。これを治療する。
もう1例は20代の女性のアトピー性皮膚炎。顔から腕、手など全身に湿疹が広がっている。初診なのでBBFを治療するが、「恐れ」などの感情が出てきた。

一般に病気の背景には外傷(機械的ストレス)、毒(生化学的ストレス)、自己暗示(心理的ストレス)があるが、この感情的ストレスを具体的に明らかにして治療しないと、病気からなかなか快復しない。

●東洋医学では病因について、外因、内因、不内外因3つに分けているようだ。この不内外因は疲労とかセックスのし過ぎとかいうもので、おそらく臨床的に内因と外因に分けにくいものを第3のカテゴリーにしたように思える。いずれにしても、
病気は外因オンリーでもなく、内因オンリーでもなく、内外因複合のベクトルでとらえて、これを串刺しにする治療でないと効果をあげられない。治療の第3の道は険しいが、これが21世紀の大道となるだろう。

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