アース(接地)を確認したい
普段から皆さまには「アースを取る・アーシングする・電場を抜く」ことを積極的におすすめしています。
緑色のアーシングコードをお使いの場合、またデジタルマルチメーターなどを使用する場合でも、
そもそもコンセントのアースがきちんと取れていることが前提です。
もしもコンセントのアースが(建物の施工時に)取れていなかったら、計測したすべての電圧が信用できないものとなってしまいます。
ごく稀にですが、元々アースが取れていないお家があります。
それは完全に施工ミスなのですが、「我が家は大丈夫なのだろうか」と確認することを強くオススメします。
(アースについては
こちらを参照)
コンセントについているアースターミナルはその線をたどっていくと、最終地点は土の中です。
「アース=EARTH=地球(地面)」というわけですね(^^)
万が一漏電があった場合、アースが正しくつながれていなければ感電してしまいます。
そして元々アースが取れていないのなら、いくらアーシングの対策をしても、全て無駄になってしまいます。
正しくアース線がつながれていれば、漏電時などの危険な電気は地中に逃がせるし、身体電圧もきちんとアーシングできるし、電圧もきちんと測れるのです。
だからお家のアースが取れているかいないか、確認するのは大事なことなのです。
洗濯機周辺のコンセント、冷蔵庫近くのコンセント、エアコンのコンセント(2口用)にはアースターミナルがついています。
最近では食洗機を使用するためか、台所のコンセントにも3口用のアースターミナル付コンセントが備え付けられています。
■アースターミナル付コンセント |
2口用 | 3口用 |
| |
| 3口用は丸い穴がアース(接地)です |
2口用のコンセントについているアースターミナルのカバーを開けると左図のようになっています。
このビス(ネジ)をドライバーで緩めてアース線の芯をむき出しにした部分をつないでアースをとります。
▼ネジを緩めて金属板にアース線をはさみます(違う形状のアースターミナルもあります)
▼アース線をつなげたらカバーを閉じます
このア
ースターミナルにアース線をつなぐのが一番信頼できるアースとなります。
桐井はアーシング風呂に使用しているのが、このアースターミナルから引っ張っているアース線です。
このアースターミナルが本当にアースがとれているかどうかを
☑️チェック☑️していきましょう。
マルチメーターを使用して接地を確認する
機器についてはこのブログ内のデジタルマルチメーターの記事をご覧下さい。
https://blog.goo.ne.jp/chirompush/e/322db7c05db0d843d6672b6b6892e599
コンセントのアースがきちんと取れているかを確認するには、リラクリフェさんの動画がわかりやすいので貼っておきます。
アースが地面に繋がっているか確認する方法
身体電圧測定キットの使い方です。
これはあくまでアーシングするためにアースが地面に繋がっているか確認する簡易的な方法です。
本来電化製品を繋...
youtube#video
デジタルマルチメーターの機種はちがうものですが、基本は同じです。
- ダイヤルは「~●V」に合わせます。
- 黒い線から出ているワニ口をコンセントの接地(アース)ビスへ接触させ、赤い線をプラス極へ入れてボルト数を計測。
- 100Vぐらいあれば正常です。
接地確認の専用機器を使用する
|
2口用の機器を使用する場合 |
▼コンテスター という機器を使います。
使い方は下の動画をご参照ください。(
電気工事士chさん)
壁のコンセントの極性(左=-、右=+)が正しいとき、配線が間違っているときの反応がわかりやすいです。
- 壁のコンセントに差し込む
- 金属面に触る
- [極性]のオレンジ色ランプがつけばOK。プラスマイナスの配線が間違っていれば、オレンジランプは点灯しない
アースターミナルの設置を確認するには、以下の動画をご参照ください(
焼肉太郎さん)
- アースターミナル付コンセントにコンテスターを挿す
- 金属面に触って極性が正しいか確認する
- テスターピン(黒い針のついたコード)を接続し、アースターミナルにピンを接触させる
- [接地]の緑ランプが点灯すればアースは正常に接続されている
| 3口コンセントの接地を確認する |
アーシング・チェッカーという機器を使います。
使い方は、アマゾンに掲載されていた画像をそのまま貼り付けますね(^^)
▼下図のようになっていれば、OKです
3口コンセントが自宅にある佐藤先生に、実演してもらいました
もしアースが取れていなかったら?
アーシング・チェッカーやコンテスター、またはマルチメーターなどを使用して接地確認をした結果、アースが取れていないお家だとしたら、どうしたらよいのでしょうか。
- 施工した業者に連絡して正しくアースを取ってもらう
- 業者さんが直してくれない場合、アース棒を自分で打ち込む
アース棒を打ち込むのは、ちょっと大変ではありますが、リラクリフェさんの動画が参考になります。
家の中と外をつなぐ穴をどこにするかが問題です。
エアコンの配管穴などが使いやすいでしょうか・・・。でもやっぱり業者さんに施工してもらうのが一番かと思います。
桐井 記