植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

イギリス名宰相物語

2007年05月27日 11時09分26秒 | 国:英国
 図書館でこんな本を見つけて借りて読みました。小林章夫著で文面がとても読みやすかったです。
 内容は、先のジェンキンスの耳の戦争で登場した初代宰相ロバート・ウォルポールから第二次世界大戦の際の首相チャーチルまでの目だった英国宰相について紹介しています。
 この時代、英国が世界の覇権を握り、それを維持し続け、そしてアメリカに代わられた時代であり、大英帝国の盛衰の歴史を宰相と言う角度から見ている気がします。
 どの宰相も生まれから結婚生活までも書かれており、単に政治家として成したことだけでなく、その人柄が伺えるのが一番良かったです。

 これを読んでからジェンキンスの耳の戦争TRPGでウォルポールを演じたかったとちょっと残念なぐらいです。

 最後に、ウォールポールの言葉を1つ紹介したいと思います。戦争を行わないことが国益になると考え、『有益なる怠慢』と言われる平和政策を取り続けたウォールポールが、王妃キャロラインに述べた言葉です。

 「妃殿下、本年はヨーロッパにおいて5万人が殺されましたが、その中にはイギリス人はひとりもおりませんでした。」

【名言】有益なる怠慢
 戦争を仕掛けず、仕掛けられても和平で回避しながら強国になっていくことを表わした言葉。

オリジナルカードゲーム 植民地戦争
コメント
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