植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

簡体三国志:テストプレイ②

2009年10月31日 10時51分01秒 | ゲームシステム
 つづきです。3回目もやるとは思って居なかったので、急遽いろいろなことを盛り込んださらにテスト色が濃いプレイになってしまいました。
 1つはマップをプレイヤーさんの要望で、辺境の公州、広州、平州、寧州の4つを増やして19の領地でプレイです。この辺境は領地には勝利ポイントが無いのですが、繋がる道には勝利ポイントがあり、中央の土地の約半分の価値です。
 しかし、端はこういったボードゲームでは好まれます。史実で公孫度が幽州の先を平州と自称してそこから海を渡って、青州に侵攻していたことから、このゲームでは青州とも繋がっています。なので、これに冀州を加えると丁度、渤海を囲んで4州がぐるっと巡った地域になります。探偵のさんがさっそくこの4州だけを取得すれば、それで満足宣言をしつつゲームスタートです。

 今回、選べる群雄も増やし、私はその公孫度。マークが曹操軍に多い×と、孫呉に多い○の2つのマークを持っているのが特徴。他の袁家の△や、劉氏の□よりもマークが合う武将が多いのが特徴です。
 しかし、一番最後に領地を選んだので、涼州ぐらいしか選べずそこからスタートです。それと今回は領地も増えたので最初から各プレイヤーは2州持ちからスタート。さらに最初に選んだ領地を首都として勝利ポイントを+1加算しました。私は繋がる先が、雍州しかないのでこの2州からスタートです。

 ゲーム序盤、荊南に陣取る馬騰のプレイヤーが、広州・公州に進出し、さらに寧州を伺います。させじと漢中・益州の袁術が先に寧州を抑えます。何故、こんな辺境への進出が盛んだったかというと、中央で両国がぶつかるハズの荊北にNPC勢力として、孫策・孫権兄弟が陣取ってしまい、ちょっとやそっとじゃ進出が難しくなった次第。(^_^;)

 一方、北部はエン州・豫州を抑える曹操が隙をみせると冀州の探偵のの袁紹が南下し早速、プレイヤー同士の合戦です。冀州・青州・幽州・平州の4州で満足宣言をしたにも関わらず、相変わらず油断ならないです。
 私の方は、雍州から司隷を制圧し、そこから并州を伺います。しかし、曹操と袁紹が同盟によって停戦をした為、下手に侵攻すると両国から攻められかねなかったので、私も曹操にだけ気をつけることにして、袁紹と同盟。これで袁紹は安心して当初どおり、幽州や平州に行くのかと思いきや、同盟したのを逆手にとって、并州を先に制圧!
 これには「やられたー!!」でした。(>_<)

 ここで唯一とれた反撃が、外交「支配」を使って先に幽州を飛び地だけれども抑えるぐらいでした。当初、并州を制圧して2ポイント得る予定が、1ポイントになってしまいました。しかし、これが最後の勝利に繋がってきます。

 ここで他のプレイヤーを見てみると、遂に孫策・孫権が堕ち、荊北を巡って馬騰と袁術が争い出します。また、曹操も豫州を中心に近隣を制圧し、袁紹を退けます。これで袁紹以外がほぼ互角で拮抗します。

 この状況で私が最後の賭けに出ます。飛び地の幽州はいつ取られるか判らなかったので、この1ポイントがあるうちに、全力を持って袁術の荊北に進出します。この戦いに辛くも勝ち、道を含め3ポイントをGet!
 これに手持ちにあった玉璽の1ポイントを加算し、この回のゲームの終了条件を満たすポイントを得ることに成功し、ゲームに勝利しました。

 まあ、即席で行ったので、ゲームスタート時に決めた勝利条件のポイントが正しかったかはありますが、まあギリギリの勝利でしたので、こんなものかもしれません。

 まだまだ今後もテストプレイをして、問題を洗い出したり、バランスの微調整が必要ですが、なんとか企画から半年でルールが固まり、楽しく遊びだしたって感じです。


オリジナルカードゲーム 植民地戦争

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コメント
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