植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

ボードゲームの内的要因・外的要因

2013年12月16日 22時02分39秒 | ゲームシステム
どんなゲームを作るか…

あるサイトでゲームの性質でよい表現を使っており、それを読んでゲームを作る際の思考をまとめるのに良い影響を受けました。

将棋を例に取ると、各駒がどう動かせるか? 交互に駒を1つ動かす、王を取ったら勝ち、などの将棋のルールは内的要因です。
将棋はしっかりしたルールなので内的要因だけのゲームです。
しかし、過去の棋譜の知っている量、相手がどのような打ち筋を行うのか? は、ルールとは無関係ですが、ゲームの勝敗を大きく左右します。場合によってはその日のコンディションから、相手に与えるプレッシャーも重要です。
こう言ったルールそのものでは無いけど、ゲームに影響を与えるものを「外的要因」と言っています。

マルチプレイで、比較的自由に攻撃相手を決めれる場合、攻撃を受けた側にとっては、それは外的要因の意味合いが大きいでしょう。
マルチプレイでも、麻雀のように誰が出してもほぼロンするしか無いルールだと外的要因は少ないと言えます。
もっとも麻雀は相手の当たり牌を捨て駒やうち筋から推論するところはかなり外的要因が強いです。

まとめると相手と交渉するゲームや、相手の手を当てるブラフゲームは、相手の挙動や心理状態などから類推することが多いので、外的要因が強いと言えます。
こう言ったゲームは、コンピュータ化しても面白くないでしょう。

逆に、アブストラクトゲームは心理戦はあるものの、外的要因は少ないゲームです。
こちらは結構、コンピュータ化されています。

この2種類、どちらが優れていると言うことなく、かなり好みだと思います。しかも、これって好きな方が人によって結構違うのかなって思います。
今後、ゲームを作る際に、こんなことを意識して作ってみるのも良いかとも思いました。

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