植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

<ゲームレビュー>ネコの集会、すしドラ!

2014年06月28日 07時34分35秒 | ゲームシステム
前回につづいて、先週遊んだゲームマーケットゲームの紹介です。

ネコの集会

友人がルールを事前に把握して気に入って買ったと聞いていたので、安パイだと思っていたのですが・・・
ルールを読むと確かに面白そうに思えます。
しかし、やってみると問題があることが発覚します。
このゲームのミソは、ブラフやカンです。伏せられているカードは、例えば0点、0点、120点のいづれかであると言う状況で、120点を願ってそこに置くのか、それとも置かずに見るのか? と言う単純なルールです。置かないと先に他のプレイヤーが置いてしまう場合もあり、その場合は-40点のペナルティーを受けて置くか、それとも別の場所に置くかを選択します。
本当は、カードを見た人の顔色を窺って、0点なのか120点なのかを他の人が判断し、置くか置かないかを決めるのがこのゲームのミソだと思います。しかし、中々顔色で判断するのは難しいのですよね。そうすると単純に計算で置く場所を決めてしまいます。さきの0点、0点、120点なら、平均して40点の置き場だと・・・こうしてすべての場所を平均価値で考えてしまうと、相手が知っていようが、計算だけで自動的に置くのに有利な場所に置いてしまいます。と言う感じでこのゲームが狙ったものになりませんでした。
もしかしたら、ブラフやペテンが好きな人が集まると盛り上がるのかもしれません。。。


すしドラ!

今回の新作ではないのですが、お隣だったので身内が気になって購入。既にネットで定評のあるゲームなので、当然面白かったです。実はこちらのゲーム、相手が何を出すかを読んでバッティングしないようにしないといけないので、ネコの集会と同じような要素があります。しかし、こちらは相手が何を出そうとしたのかがとても気になり、一度置いたカードを止めて別のカードを置きなおすなんてこともありました。


今回、このゲームを2つ紹介したのは似たシステムを使っているのに、面白さが異なった点です。遊ぶ人にも依存するので、他のメンバーで遊んだ場合、違う結果になるのかもしれませんので、今回のメンバーで遊んだ評価と言うことですが、ルールのわずかな差で面白さは変わると言うことを痛感しました。そして恐らく遊ぶ人が違っても面白さが違うのだと言うことも。。。
ゲームを制作する側として考えさせられるものがありました。

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