植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

ボードゲーム市場の二極化

2015年12月04日 23時21分21秒 | ゲームシステム
ボードゲームの大手サイト「Table Games in the World」に

クラマーが語るボードゲーム市場の二極化

と題した記事が載っていました。こちらボードゲーム市場が、
フリーク(ボードゲームを趣味としているコアユーザ)向けゲームと、
ファミリ(ボードゲームをあまり遊ばない人)向けゲームに二極化されて
来ていると言う記事です。

フリーク向けゲームは、ある一定数はフリークな人が買ってくれるものの、
競合作品が多いので、本当に「売れる作品」となるのは限られた本数だけで、
ボードゲームを作って売るのは辛い・・・

ファミリ向けゲームは、フリークからは見向きもされず、
ファミリーはそのゲームの存在を知らないということで、
まったく売れない可能性があって辛い・・・

と言っています。日本のゲームマーケット市場も年々伸びている一方で、
同じように二極化されてきており、フリークなゲームを作ろうとも、
ファミリー向けを作ろうとも辛くなるのでは?
と言うことでした。


この意見は、ここ数年、ゲームマーケットにファミリーや、ゲーム初心者が
多く来場されることになった為、ゲームを作るサイドとしても、
自分が作るゲームは、フリーク向けなのか、ファミリー向けなのか?を
明確に考えさせられるようになりましたので、とても興味を惹きました。

今回、うちが作成した新作「海パラダイス」は、
コアユーザでも遊べる戦略性は残したものの、
ターゲットとしてはゲーム初心者向けに作った作品です。
テーマや、見た目、価格設定などなどゲーム初心者を考えて決めました。
その為、本当に「フリークからは見向きもされず・・・」の傾向が結構強かったです。

※戦略性をちゃんと残したので、遊んでくれた方や、ちゃんと見てくれた
 フリークな方は買ってくださいました。

一方、当日のイベントスペースでは多くのゲーム初心者と思われる方や、
親子連れの方などに楽しんで頂き、買っても頂きました。
そう言う点では、狙い通りのターゲットには売れたことになります。
しかし、これ以上の伸びを出すのには難しさを感じています。
ボードゲームをあまり遊ばない人は、ネットで面白いゲームを検索したり、
ボードゲーム会に行ったり、イエローサブマリンを訪れたりはしませんので、
唯一、ゲームマーケットのイベントスペースで遊んで貰って売るしか宣伝の
仕方が無いのが問題です。


こんな状況を踏まえて、今後、どんなゲームを作って、
どう売っていくのか・・・模索が続きそうです。

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