この何十年会っていなかった中学時代の同級生数人と、ひょんなことで、昨年から頻繁に会うようになった。
私が住んでいるところは、NHK朝ドラで全国版となった「カーネーション」の舞台となったところ。
一昨年のこと、「だんじり」大好きの主人が、毎年9月初めに行われる「だんじり試験曳き」を観に行った神社でのこと。すぐそばの宴会場で、高校の同窓会をして終わったらしい女性のグループの会話の内容を、小耳にはさんで思わず声かけたことで、私の幼馴染との何十年ぶりの再会となったことが発端だ。
その幼馴染との再会をきっかけに、同級生の情報交換による輪が広がり、数か月後十数名の人が集まる会を開けるところまでできた。
近所にひとり同級生が住んでいるが、その息子さんは、我が家の32歳になる三男と同級生。その息子たちが中学生のころあった「いじめ」の話。
息子も「無視」などによるいじめにあったが、しばらくしてその矛先は、同級生の息子さんの方に向き、その後、もう一人のクラスメートが、「校舎の3階から飛び降りろ」という加害者の命令で、「3階からだと死んでしまうから」と2階から飛び降りて両足を骨折したというゾッとするような事件があった。
加害者はその後転校したことで学校は落ち着きを取り戻したが。
20年近く前の「いじめ」も今も、学校の状況は殆ど変っていないということだ。
ご近所の同級生は「いじめに合っていたら、無理して登校しなくて良いのよ」と言う。彼女は長年小学校の先生だった。
息子曰く「いかにそういう時期をうまくすり抜けていけるかや」と話していたが、大人になってからの世渡りにも言える真理のひとつかもしれない。
昔よりももっとしんどい世の中になっているのは確かだが・・・