昨年は中止になった地元の「地車(だんじり)祭」でしたが、今年は
いつも歩いている公園での、9月からの青年団の走り込みについて
回覧版で通知があったものの、全くその声も聞こえず
いつもなら9月に入ると来る「花寄せ」の青年団の高校生の男子たちの
各家への寄付お願いも無く
いよいよ18日(土)「宵宮」19日(日)「本宮」と迫りました。
我が家は、旧市内から少し離れた駅から歩いて10分ぐらいの場所なので
当日は駅前に行かないと、お祭りの賑わいは実感できないぐらい他人事のようです。
生前の主人は、好きなので一人で近くまでよく見物に行っていました。
昔は14日15日がお祭で、お祭りに近い昨日12日は主人の誕生日でした。
あまり興味の無い私や長男のような人間は、地元では珍しい部類で
ケーブルテレビで垂れ流しのように放映している曳行の様子を観ても
「やってるなぁ」と感じるぐらいです。
今年はお祭りを縮小して開催されるらしいので
更にお祭りの熱気は感じられません。
うちの町は50年ぐらい前にだんじりが壊れて以来、だんじりの無い町で
息子たち子供の頃は、だんじりのある親戚とかで曳かせてもらったりもできましたが
その内、怪我や事故があった場合の保障云々のために
他所の町の子は曳けなくなって、大好きな子供たちはかわいそうなことでした。
中学生になると自由に他所の町の青年団に入ることもできて
曳けるようになります。
そんな寂しい思いをした息子たちだったので、2001年から2002年にかけて
主に青年団が中心となって座り込みなどもしたりして
だんじりを愛する大人の人たちをも動かして寄付を募り
中古のだんじりを購入しリフォームして
我が町に地車を再建することが出来ました。
このことがNHKで取り上げられて、2002年10月に筧利夫さんのナレーションで
「人間ドキュメント”俺たちのだんじり”」が放送されました。
この時の番組のテーマソングは、加古隆さんの「黄昏のワルツ」です。
この曲を聴くと懐かしさと切なさで胸がいっぱいになります。
You tubeにあったのをお借りしました。
その頃青年団長をしていた次男は撮影に参加し
この時の録画ビデオテープがそのまま残っています。
何年か前にビデオテープデッキが壊れてしまい
これ以外の子供たちの小さい頃の録画も残っていて
早くDVDにダビングしなきゃと思い立ち
Amazonで、中古品だけどとても良好というデッキを購入したのだけれど
接続しないまま数ヶ月ずっと放置していました。
我が家はケーブルテレビ加入で、チューナー等を接続しているため
説明書の通りには接続は難しいので
サポートセンターから来てもらうことにしています。
数年前亡くなった次男のお骨や所縁の写真などが
近々再婚するお嫁さんのところから帰ってきました。
2日前、お骨を山のお寺にある合同墓の
実家の父と主人のお骨の間に並べて納骨が完了し
ようやくようやく私も安堵しています。