〜かたることばが歌になる風になる〜

女声合唱団風2015年「宮澤賢治詞華集・お話・すきとおるものが一列」

「女声合唱団風」のYou tube動画を40ぐらいアップしているが
その中で、指揮者大森先生のお話の入っている懐かしいものを
アップロードしてみた。
林光さんは「ケンジニアン」と呼ばれるほど、宮澤賢治を敬愛されていたことは
林光さんのファンならば周知のこと。
私たち「風」も宮澤賢治関連のソングなどをたくさん歌ってきた。

「すきとおるものが一列」のこの詩は、賢治が書いた「春と修羅」という
長い長い「心象スケッチ」という文章がある。
私の記憶が間違っていなければ、800ページほどある中の途中に出てくる
数行の一節を取り出して、林さんがソングに作曲されたらしい。

「すきとおるものが一列 わたくしのあとからくる
 ひかり かすれ またうたうように ちいさなむねをはり
 またほのぼのと かがやいてわらう みんなすあしのこどもらだ

 わたくしはしろい ざつのう(雑嚢)をぶらさげて
 きままなりんむかん(林務官)のように 
 ごがつの きんいろの がいこう(外光)のなかで
 くちぶえを ふき ほちょうを ふんで わるいだろうか

 たのしい たいようけい(太陽系)のはるだ 
 みんな はしったり うたったり はねあがったりするがいい」



もう一つ、「女声合唱団風」の前身でもある「大学合唱部」の
第一回演奏会のレコード録音(1970年11月16日)。
以前にもアップしているので、聴かれた方もおありかも知れないが
アンコール曲「小鳥の旅」(三善晃作曲)。
ピアノは私なのだけれど、最後の第4ステージで、当然両手を下にして歌っているから
自分がアンコール曲を弾く段になって気づくと、考えもしていなかった事態
手がグローブのようにむくんで殆ど感覚の無い状態で伴奏した苦い思い出。
よく失敗しなかったものだと思う😱 

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

コメント一覧

chorus-kazeアッコ
宮沢賢治
https://blog.goo.ne.jp/chorus-kaze
hiroさま
こんばんは。
子供の時は「雨にも負けず、、」の詩を
暗唱したりしましたが、正直あまり理解できず
変わった詩だなぁと言った感じでしたが
林光さんのソングなどを通して
賢治という人は、自然と動物と人間たちとが
共存できる理想郷を作ろうとしていた
この人独特の世界観があったのだと
わかりました。
歌詞としては不可思議なものもあるんですが
林光さんは、見事に美しい旋律に表現されています。
「女声合唱団風」は、それまでには知らなかった
詩や音楽を味わうことができた貴重な時間でした。
hiro
http://blog.goo.ne.jp/hig1310
chorus-kazeアッコさん、こんにちは~♪
「すきとおるものが一列」、素敵な合唱曲ですね。
アンコールの「小鳥の旅」も素敵でした。
ピアノを弾かれたそうですが、とてもお上手で
殆ど感覚の無い状態で伴奏されたとは思えませんでした。

指揮者の先生が仰っていた、宮沢賢治の特徴…
姿の見えない風を存在するかのように感じさせる。
汚れのないものや邪悪のものを一緒に飲み込んで
綺麗に透き通った風といたす。
精神は自然を取り込んで豊かになるという言葉も
印象的でした。
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