「女声合唱団風」のYou tube動画を40ぐらいアップしているが
その中で、指揮者大森先生のお話の入っている懐かしいものを
アップロードしてみた。
林光さんは「ケンジニアン」と呼ばれるほど、宮澤賢治を敬愛されていたことは
林光さんのファンならば周知のこと。
私たち「風」も宮澤賢治関連のソングなどをたくさん歌ってきた。
「すきとおるものが一列」のこの詩は、賢治が書いた「春と修羅」という
長い長い「心象スケッチ」という文章がある。
私の記憶が間違っていなければ、800ページほどある中の途中に出てくる
数行の一節を取り出して、林さんがソングに作曲されたらしい。
「すきとおるものが一列 わたくしのあとからくる
ひかり かすれ またうたうように ちいさなむねをはり
またほのぼのと かがやいてわらう みんなすあしのこどもらだ
わたくしはしろい ざつのう(雑嚢)をぶらさげて
きままなりんむかん(林務官)のように
ごがつの きんいろの がいこう(外光)のなかで
くちぶえを ふき ほちょうを ふんで わるいだろうか
たのしい たいようけい(太陽系)のはるだ
みんな はしったり うたったり はねあがったりするがいい」
もう一つ、「女声合唱団風」の前身でもある「大学合唱部」の
第一回演奏会のレコード録音(1970年11月16日)。
以前にもアップしているので、聴かれた方もおありかも知れないが
アンコール曲「小鳥の旅」(三善晃作曲)。
ピアノは私なのだけれど、最後の第4ステージで、当然両手を下にして歌っているから
自分がアンコール曲を弾く段になって気づくと、考えもしていなかった事態
手がグローブのようにむくんで、殆ど感覚の無い状態で伴奏した苦い思い出。
よく失敗しなかったものだと思う😱